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カメラバッグ。

独立してからすぐ、テンバの中判用の高さが深めのやつを買った。頑丈で片手で開け閉めできるし、容量もたっぷり。蓋の部分にはフィルターケースや135フィルムが20本以上入って、本体にはボディ2台とレンズが4~5本、4個ある外のポケットにはストロボ、メーターに予備電池に偏光フィルターなどの小物が入った。これと三脚をバイクの後ろに括り付けて、大阪中を取材にインタビューに走り回り、果てはアメリカ、ヨーロッパまで、どこへ行くにも一緒でした。やがてベルクロがパカパカになり、擦り切れてあちこち小さな穴も空き、何度もちまちま修理して使っていたが10年ほど前に生地が大きく裂けて、さすがにもうあきらめた。だけど、これの代りを探すのは大変だった。テンバはもう使いにくそうで材質も悪くなり、他を探すことにした。タムラックは別用途に買ったのが割と早い時期にあちこち崩壊してきたので選外。候補はLowepro。どれも小さすぎたり開け閉めが不便だったり一長一短で、結局、ステルスリポーターの大きめを買ったけど、これも今じゃカタログ落ちしてる。他に私らの年代ならではのハードケース、ゼロハリやショックストップもあるし、68とか4x5用だった定番のアルミケースも大小ゴロゴロしてる(これ踏み台にも使えて便利だった)けど35の取材にはやはりこのタイプ。最近は小さ目のコロコロ?キャリーバッグにいれて運ぶ人を見かけるが、振動とか段差のショックは大丈夫なんかなと、心配で使えない。
 あれこれ、探す中で感じたのは、最近はあまり機材をたくさん持ち歩かないのかな、という事。私の場合、取材で人、モノ、とかだと、最大でボディ2台、レンズ3本(長短ズーム2本+α)クリップオン大小3個、それを制御するコマンダー、時々ノートPCかタブレットも。丸まるレフ板や予備電池にカード類、竹串とかレンズクロスにパーマセル、カラーチャート、偏光フィルターなどこまごましたもの。これだけを入れるとなるとそこそこなんですが、まず1D系のような四角いボディx2はどうにも治まりにくい形状ばっかり。時にはレンズ装着のまま、ポイっと放り込んだまま移動もあるから、転がり落ちないように上に少し余裕も欲しい。あと私にとってとても重要なのが、開け閉めが楽なことと、カメラを入れてさっと移動できること。バックルというのか、あのぱちんと差し込むやつ、いちいち両手を使って閉めるのが嫌でずいぶん探したけどあきらめた。今使っているステルスリポーター650はバックルが一つだが、閉めなくてもひょいと持ち上げられる取っ手がある。さらに上蓋のチャックから中にアクセスできる。もう一点はラップトップが入ることでした。これも使い始めてすでに10年経った。バックルが少し破損したが、本体はまだ大丈夫そう。まあ、最近はあまり出番がない(仕事が少ない)ので、なんとか廃業までこれで行ける、、、かな。


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