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ガムテ。

さっき、私が行けないので、トラをお願いしていたカメラマンからSOS。
どうしたのかと思ったら、トップ、真上に入れるライトのブームスタンドを忘れてきた。斜めになるがサイド後方からで良いか、と。背景が均一にならないと手間が増えて困るので、簡単にやる方法を伝えたら、ほどなくして出来ました、と。

仕事が重なって、ブームの予備が無く、先輩から教わった方法ですが、予備のスタンドとガムテープがあればすぐ出来ます。あまりカッコよくはないが、背に腹は代えられないので。ラインで送った画像。こんな風にスタンド二本を使ってガムテで固定します。

スタンドをガムテで固定。斜めのスタンドは倒れないように足の部分にカバンとか椅子などを重り代わりに引っ掛けておきます。

あと、トップの写真のような小さいクランプをカバンに忍ばせておくと便利。スタンドの上にこれを付けて乗せたスタンドを軽く締めてやればガムテよりは見栄えが良いか。これはクリップオンを載せて、鴨居だとか、ドアの上や手摺なんかに固定するのに買ったが、応用次第でなんにでも。大小ダボ穴もあるので様々なものを取り付けられる。三脚の脚につけて、カバンをひっかけて重し代わりに使ったり、見た目はよろしくないが小さな自由雲台を付けて三脚の代用も出来る。
でも、ガムテって現場では必需品で、こんな風にいろいろな固定にも使うし、引っ掛けて困るコード類の床への固定も、立ち位置のバミリにも。くるっと粘着面を外に輪っかにして洋服のゴミ取りにしたり、小さく作って、滑らないように商品に付けたり。バック紙を汚さないよう、靴の裏に貼ることも。家の中でスタンドを使用する時、足先に貼ったり、オートポールの先端にも貼っておくとゴムで黒く汚れない。クリップオン二台を重ねてガムテでぐるぐる巻きにして光量不足を補ったりもした。スタジオには、これとセロテープ、パーマセルに大小両面テープ、養生テープなどがある。黒のパーマセルは、遮光性もあるので、昔、4x5のフィルムホルダーの前に、四角い黒のプラ板を当てて、パーマセルで固定、4x5の半分、4x2.5とか、パノラマ風な横半分の2x5なんて言う撮り方もした。
そうそう、撮影中、吊ってあるバック紙を交換、また戻さないといけない時、いちいち外して付け替えるって時間もかかるし面倒ですよね。これ、最初のバック紙の先端に次のをガムテで固定、そのまま巻き上げて行って、次の色にチェンジするほうが早いです。
とまあ、便利ではあるけど、終わったら忘れないうちにはがしておかないと、ネチャついたり、ガビガビになりますのでご注意ください。忘れて先生に良く怒られました。



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