梅田宏明のダンスソロ作品『while going to a condition』が来月(2021年2月)、横浜ダンスコレクションのプログラムの一つとして上演されます。これは梅田の振付家としての最初の作品というだけではなく、2002年の横浜ダンスコレクションにて上演し、そこでフランスのプロデューサーに見出されて世界に出ていくきっかけとなった、重要な作品です。
横浜ダンスコレクション ダンスクロス
梅田宏明 『while going to a condition』 岡本 優
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Day 6-1112月のリハーサルも後半に差し掛かり、これまでにフォーカスしていたダンサー個人の質感や動きだけでなく、ダンサー同士の関係性やグループとしての動きに焦点が当てられ、振付のテストも始まりました。
2回のクリエーション期間梅田の作品のクリエーション期間の多くは2回に分けられているのですが、その前半は、ダンサー個人のムーブメント探究の時間と同時に、振付のテストというものが入ります。その作品のコンセプトと、そのとき一緒に作品を創るダンサーたちにはどんな振
Concurrent Sequence 5
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Day 4-5このあたりのリハーサルから、梅田の作品に必須な質感にさらに特化した作業に入りました。これまでも意識や技術のことに触れながら質感を追求してきましたが、具体的なイメージの種類を増やしたり、考え方を共有するためのトークを間に入れたりしながら、より質感にフォーカスしていきます。
以前の記事に、ダンサーが特殊な意識や身体の状態に入ると見ている側にもすぐに分かる、と書いたのですが、その状態が見える時間が長くなったり、これまでのリハーサルでも見たことのないよう