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台湾7 - 劇場入り

前回は、やっと劇場のスタジオに全員が集まれたところまででした。

よく考えるとこの旅は事あるごとに「ついに」「やっと」みたいな感覚が必ずついてきていて、やっと隔離が終わってホテルから出られる、ついに全員で台湾のスタジオ入りできる、のあとは、ついに劇場入り!です。

National Taichung Theater

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これまで名前だけは何度も出してきましたが、今回の公演先はNational Taichung Theater/台中国家歌劇院でした。伊東豊雄さんの建築ということで、日本でも知っている方も多いのでは。中はカーブしていて角が一切なさそう...内部はいろいろ面白いのでぜひ写真検索してみてください。

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外には立派なバナーもドンッ!

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まずは仕込みから

劇場入りの初日はダンサーは入らず、舞台(照明やプロジェクター)の仕込みのみです。梅田が劇場に入ると、息つく間もなくスタッフに囲まれこんな状態に。

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これ、到着から2分後くらいの様子です(大勢に取り囲まれる梅田の図1)。一気に机と椅子が出され、人が集まり、ミーティングが始まりました。そこから仕込みが進み、翌日にはダンサーも舞台に上がり、準備が進みます。

テスト、テスト、テスト

新作制作の際は仕込みが終わると色々なことのテストをします。今回だと、映像や、ダンサーが裏で使うシステムなど。映像はパソコン上で作っていたものを実際に舞台に出すとどうなるか、ダンサーと合わせるとどうなるかなどを確認して、調整していきます。

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ダンサーも、ポジション、距離、どの袖から出入りするかの確認や、どこに立つとお客さんから見えるか見えないかなど、細かいことをチェックします。プロジェクションが入ると一気に本番が近くに感じられます。

オフステージ

このあたりからはより一層ダンサーにフォーカスが当たりますし、もちろんそれで良いのですが、今回、照明、音に加えてこの映像も自ら制作・編集し、最後まで微調整を続けていた”振付家”梅田の仕事はすごいものでした。本人もソロで出演しているのでそういう意味でスポットは当たりますが、ここで少し裏方梅田にもスポットを当てておきたいと思います。

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(大勢に取り囲まれる梅田の図2)取り囲まれすぎてもはやスポットを当てたい本人が見えない。

そんなこんなで公演へ!

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