見出し画像

台湾6 - ついに台湾のスタジオ入り

台湾での隔離が終わったのが最後の記事でした。

14日間の完全隔離を終え、台中に移動しソフト隔離(外食・リハーサルNG)の7日間を経て、やっと全員でスタジオ入りできてからは、いろいろな意味で忙しく、あっという間に本番を迎えました。今日はスタジオでのリハーサルについてを。

感動のスタジオ入り

台湾に入国してから22日、ついに全員がスタジオに集合しました!

画像1

私にとってはちょっとした感動の瞬間でした。ひとまずスタジオに全員揃うことができればそこからは通常営業!と思っていたので(それまでがイレギュラーすぎた)ここまで辿り着いたことに一安心です。

台湾のダンサー3人のうち2人とは直接顔を合わせることすら初めてだったので、本人の印象、踊りの印象など、映像と実物の擦り合わせが私の脳内で行われていた気がします。オンラインで何度も見ていましたが、やはり直接会うと細かい表情や動き、所作まで見て感じとれるので映像とは印象が違い、そして何より人ひとりから発される情報量の多さ改めて実感しました。

ちなみに今回のNational Taichung Theaterは3年前にも来ているため、その時からの知り合い、そして今回私たちの担当をしてくれた人たちも含め、再会の多い場で、いろんな種類の感動と感情の動きと情報量の多さに、特に初日は気持ちがとても忙しかったです。

そして通常営業

やはりスタジオ入りしてからはこっちのもん、で、振付家、ダンサー、マネージャー、それぞれの通常業務に入ります。

制作的な仕事はその時々の状況に対応することなので通常も何もないのですが、マネージャーである私の今回の仕事はこんな感じでした:

■ 劇場の担当者・メディアの対応
劇場側から何か聞かれたり頼まれたり、こちらから聞いたり頼んだり、プレス用の写真撮影が入ったり、そういったものの間に入り対応します
■ ランチ対応(進んで行う)
劇場周りに簡単に食事が取れるところが少なかったため、隔離中に引き続きUber Eats頼りの日々に。個人的に元より食事への気持ちが強く、かつ作品制作中の人たちのランチなんてとても重要だ!と、全員分のオーダーとその受け取りを日々のミッションとしていました
■ リハーサル映像撮影
リハーサルは踊って撮って確認、というプロセスが何度もあるので、とにかく撮影係でした
■ SNS用記録撮影
記録とSNS用にといろいろ撮りためます。よく劇場側からもSNS用に使わせてくれと言われるので出来るだけいろんなものを記録しておこうとしました
■ 必要時リハーサル通訳

これ、最後の通訳というのは、今回クリエーションはほとんど英語で行われたので、それが分からないダンサーがいる場合の日本語訳や、何かの拍子に説明が日本語になってしまった場合の英訳にたまに入っていたのですが、ダンサーたちのコミュニケーション能力の高さと、台湾ダンサーたちの日本語理解力で、大々的な通訳はほぼなくクリエーションが進みました。リズムだけで意思疎通していたり、日本語の単語を理解していたり、独特の単語を編み出したりしていて、見ていて感心すると共にとても面白かったです。いろんな方面でクリエイティブなリハーサルでした。

スタジオでのリハーサルは7日間あったのですが、ダンサーが段々その場に慣れてリラックスしていくところが見え、グループ内でのそれぞれの役割や性質も見えてきて、上記のコミュニケーションの質も日に日に上がっていました。

7日間のリハーサル後、いよいよ劇場入りです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?