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明日、世界がこのままだったら |いま生きている自分の人生を精一杯生きる話💖

※この記事は、「#読書の秋2021」の応募作品です。

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物語は、主人公のサチがある朝目覚めると、自分が家族と暮らす都心のタワーマンションに、見ず知らずの男がいることに気づくところから始まります。
男の名はワタルという青年で、なぜか彼の築二十五年のアパートの部屋と繋がっていて、自分たちが現実世界では起こりえない状況に置かれていることが分かってきます。
外へ出てもふたり以外の人影はまったく見あたらず、街の様子も変わり、誰もいない街は静まり返っています。

不意に現れた管理人を自称する女に、ここは生と死の「狭間の世界」だと告げられます。実は、二人とも飛行機の墜落事故に遭っていて、肉体は今まさに死を迎えようとしています。

そのまま完全な死を迎えるはずの二人が、奇跡的に現実世界へ戻るチャンスが訪れるのですが、どちらかのみしか戻れないという残酷な選択を突きつけられます。
自分本意で生きてた二人は、他人を大切にする喜びに気付き始め、自分の命より相手の命に絶対的な価値を認めあい、真っ直ぐにお互いを愛し始めます。

タイトルの『明日、世界がこのままだったら』に続く言葉は、『私、いつまでも前に進めない』でしょうか。自分の意思で自分の人生を決めて前に進んでいく物語はグイグイ引き込まれます。
狭間の世界では、これまでの生き方からは想像もできない二人の気づきや成長、そして死を目の前にした世界観がとてもファンタスティックに描かれています。

●ワタル・・・父親が身体を壊して、生活に困窮している実家のために長男として家族の犠牲になって生きている

●サチ・・・何不自由なく 裕福な家庭で育って、父親が顧問弁護士を務める一流企業に入社したお嬢様的な女の子

サチ「毎日、同じような日が来て、毎日同じようなことをして、それって私、生きてる意味あるのかなって思っちゃって。明日もまた同じ世界にいるなら、いっそのこと、もう死んじゃってもいいんじゃないかって」

共通するのはどちらも、敷かれたレールの上を生きていて、つまらない人生だと感じていたこと。生きることにあまり執着ないような二人でしたが、「生きたい、生きていてほしい」と大切な人に対して思えるようになったことは、生きる意味や人生の神髄なのかもしれません。


人生は常に選択の連続です。選択肢が訪れるたびにその時の最良の判断をして枝分かれしていきます。どちらの道が正解というものはなく、選んだ道を精一杯生きることが大切と感じました。

お金や地位で利益を重視するよりも、生きがいややりがいで選んだ方が楽しいですし健康的に笑顔で過ごせます。
それが大切な人のために、自分の全てを捧げることができる人生になるなら、とても素晴らしいものです。

人間は生きている限り必ず死が訪れます。その時にじたばた生にしがみつく生き方ではなく、いま生きている自分の人生を精一杯生きようと思いました。
一度きりの人生を後悔しないように生きるために、やりたいことや、好きなことに挑戦するのはもちろん、大切な人との時間を意識して絆をもっと深めていきたいです。
勉強や仕事、スポーツ、趣味、遊び、恋など、本気になって取り組んで、人生を思いっきり楽しみたいです!

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
今後もがんばっていきますのでスキ・コメント・フォローなど頂けますとめためた嬉しいです。
フォローは100%返します。今後とも応援よろしくお願いします。

※コンテストの応募作品のため、コメント欄は廃止しています。ご了承ください🙇‍♀️

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