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【デジタル人材Interview RPAアソシエイツ】専門スキルを武器にはたらく楽しさを日々味わっています。心から自分が満足できる仕事に巡り合えました/RPAアソシエイツ・三宅さん

RPAアソシエイツとは、実践的なRPAスキルを実装したパーソルテンプスタッフの事務派遣スタッフが、“業務改善のプロ”として企業のRPA化や業務効率化の推進をサポートする「伴走型RPA人材派遣サービス」です。

RPAアソシエイツとして認定されるには、パーソルテンプスタッフの事務派遣スタッフが「WORK SWITCH+DIGITAL」の提供する約1カ月間のRPA研修を受講し、修了することが求められます。これまでRPA研修を通じ、約500名の人材を輩出してきました。

RPAアソシエイツは、デジタル人材不足に悩む企業にとって活用メリットがあるのはもちろん、派遣スタッフにとっては多くの企業でさまざまな事務の業務を経験してきたことが生かせる仕事であることから、“新しいキャリアアップのかたち”としても注目を集めています。

第1回目のデジタル人材Interviewに登場していただくのは、RPA研修を受講後、建設会社でRPAアソシエイツとしてはたらき始め、2年目に突入した三宅さん。
「キャリアアップしたいと思いながらもそれが叶わず、ずっともがき続けてきた」という就職氷河期世代の彼女が、どうやって“業務改善のプロ”として周囲に頼られるデジタル人材になることができたのか。その歩みや想いをご覧ください。


プロフィール

三宅さん
短大卒業後、一般事務職として正社員やパート、派遣、契約社員などとして勤務。2020年にRPAアソシエイツの研修(19期生)を受講。RPAアソシエイツとして建設会社の支店でさまざまな部署の業務自動化に取り組み、2年目を迎えた。

《RPAアソシエイツに挑戦したきっかけ》

――RPAアソシエイツの研修を受けたきっかけを教えてください。
最初は「自分とは無縁の世界かな」と思っていましたが、いくつかの偶然が重なるうちに、受講してみようと思い立ちました。いちばん大きかったのは、当時勤務していた派遣先で一緒になった、パーソルテンプスタッフからきていたCAD技術者の方の存在です。事務職として体力を使うような雑用も多くこなしていた私の目には、専門スキルを武器にはたらく彼女がとてもまぶしく映りました
時給には満足していたし、言われたことを確実にやっていれば何の問題もなかったのですが、体力的に辛くなってきていましたし、誰かに取って代わられてしまう心配がない仕事をしたかった。研修を受けたら、私もスキルを持って彼女のようにはたらけるかもしれない、と考えたんです。

――1カ月間の研修を受けてみての感想は?
Excel関数を一から組んだ経験もRPAの知識もなかったので、最初はかなり不安でした。ただ、講師の方が受講者の目線まで下りて一から丁寧にかみ砕いて説明してくださったので、途中で諦めることなく学び続けることができました。
RPAツールの「WinActor®」は、プログラミング経験がなくても、スマホのように感覚的に使えるツール。触っているうちに、どんどんシナリオを作るのが面白くなっていき、研修の最終日には「もうWinActor®に触れないのか……」と寂しい気持ちになったくらいです。

――研修終了後、すぐRPAアソシエイツとしてはたらくことに不安はありませんでしたか?
ロボットを作っていくプロセスを体験できる実践的な研修でしたが、講師の方のサポートなしに、一からシナリオを組んでロボットを動かすことが自分にできるのかと、不安でした(笑)。でも、パーソルテンプスタッフの営業の方に、「試しに3カ月だけ頑張ってみたら?」と背中を押してもらい、一歩踏み出すことができたんです。

《事務派遣から、業務を自動化するデジタル人材へ》

――現在の仕事内容を教えてください。
配属されたのは企画部ですが、支店全体の事務作業の自動化を担当しています。さまざまな部署から「この作業を自動化できないか」と依頼があるので、要望をヒアリングしてロボットのシナリオを作っていきます。
定型業務を自動化するとはいっても、やはりロボットは人とは違うため、ロボット用にアレンジを加えたり、自動化に適したフォームをこちらから提案したりといった調整が必要です。いったんロボットを作ったら終わりではなく、引き続きエラー対応や修正・保守を行っていきます。

――最初はどんなことで戸惑いましたか?
基本的にRPAは人が一つずつ行う定型業務の代わりにロボットを使い、効率化を図るためのもの。現場では「会社に一斉送信していたメールを、担当者ごとに個別にメール送信したい」と定型業務ではない仕事の自動化を依頼されることもあって、最初はどうしたらいいかわからず、途方にくれていました。

――その状況をどう乗り越えたのでしょうか。
それまで派遣や契約社員としてさまざまな事務業務を経験し、「どうしたら楽になるのか」と考えながら仕事をしてきました。「もっとこうしたらいいのでは」とたびたび提案していましたが、派遣の立場だとルールを変えるのが難しく、なかなか実現しなかったんです。それに、効率化についてもっと考えたい、関数やマクロを組んでみたいと思いながらも、日々の業務に追われて時間が取れないといったこともありました。

同じ派遣でも、RPAアソシエイツは「どうしたら業務改善できるのか」を考えることのみに専念できる。そう思ったら、「ロボットを動かすのにエクセルを作ってみよう」「この関数を調べて使ってみよう」と、どんどん楽しくなっていきました。

《“業務改善のプロ”としてはたらくやりがいと自分に訪れた変化》

――仕事のやりがいは、どんなときに感じますか?
「どうしたらできるのか」と考え、自分で調べながら新しいことを覚えていくのが楽しいですね。達成感が味わえる場面もたくさんあります。なかには、「ロボットでやるのは無理かもしれない」と感じる依頼もあるのですが、調べていくとExcel VBAを組み合わせればできるかもしれない、じゃあVBAを覚えて使ってみようとトライして、実現できたときの達成感にはたまらないものがあります。

担当者の方に、「週1回、2人で半日かけてやっていた作業が短時間で終わるようになり、本当に楽になりました」と喜んでいただけるのもうれしいですね。エラー対応や修正・保守でやりとりすることも多いのですが、「いつも助かっています」と感謝の言葉をいただけることもすごく励みになっています。

――RPAアソシエイツとしてはたらくようになって、心境にどんな変化がありましたか?
ずっと不完全燃焼のまま仕事を続けてきたのですが、いま初めて仕事にやりがいを感じています。

私自身は就職氷河期世代ですが、人生のモデルが親世代だったので、当初は「結婚するまでの数年間、事務職として働けばいいかな」と考えていました。ただ、不景気が続く中でそうも言っていられないと感じ、キャリアアップしたいと思いながらも、新卒で入社した会社を退職してからは正社員の職がない状況でなかなか思うようにいかず、ずっともがき続けてきました。
RPAアソシエイツの仕事は大変な部分もありますが、それこそが手ごたえのある仕事の醍醐味かなと。ようやく、自分の満足できる仕事に出合えたという感じです。

――待遇や生活面などの変化はいかがですか?
昨年の年収は過去最高になりました。それでいて、出社するのは打ち合わせのある週1、2回程度。作業は自宅で行えるため、家事やプライベートな時間も以前より格段に増えました。前職の勤務先も恵まれていて過去最高の時給でしたが、今はそれよりもお給料がいいのに、パート時代よりも時間に余裕のある状態です。
コロナ禍前の転職でしたが、RPAアソシエイツはリモートワークが可能な職種なので、一歩踏み出して本当によかったと感じています。

《RPAアソシエイツとして叶えたい夢》

――これからの夢や目標は?
もともと人見知りなので、黙々と一人で作業するのが好きなんです。とことん技術を磨いて業務改善に役立つロボットを作っていきたいと考えています。
一方で、高い技術を持つ人は他にもたくさんいますよね。私自身の強みは、派遣・契約社員としてこれまでさまざまな職場で業務経験があるということ。しっかり担当者の方とコミュニケ―ションをとり、業務の効率化をゼロべースから一緒に考えて作り上げていける、伴走者としての役割を果たせるようになることも必要かなと思っています。

技術を磨くこと以外に、自分の強みやコミュニケーションの大切さに気づくことができたのは、月1回開かれるRPAアソシエイツの勉強会のおかげです。お客様のニーズやRPAを取り巻く現状など、現場にいるだけではなかなか見えてこない客観的な情報に触れられますし、何より熱量の高い講師や営業の方たちにはいつも背中を押してもらっています。普段、技術的に困ったことがあればパーソルテンプスタッフのテクニカルアドバイザー(RPAアソシエイツに用意されているヘルプデスク)に相談することもできるので、安心して仕事に取り組めています。

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デジタル人材Interviewはいかがでしたか?

ご自身を「人見知り」と評しながらも、質問にスパスパと淀みなく、そして時折笑いを交えながら答えていく三宅さん。その姿から、RPA研修を機にデジタルの専門人材としてのスキルと自信を培い、現場で信頼を得ている様子が想像できました!

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▼RPAアソシエイツ

▼WORK SWITCH+DIGITAL

文・インタビュー/伊藤彩子

※記載されている情報は公開日時点での情報です。