見出し画像

言葉が好きな方へのおすすめ本

日記22日目。

10月は、研修と昇格試験があって忙しい。
今日から毎日30分ずつ研修の課題と昇格試験の課題に当てることにした。
そうしないと絶対にやらないから。
すぐ目を背けようとしちゃうからね。
アニメを観る時間が減るのが辛い。

今日も特別書くことは無かったが、ふと本棚に目をやったらある本が目に入ったのでおすすめの本について書こうかなと思う。

今日紹介したい本は、言葉や言語についての本を2冊。私は言葉について考えることが昔から好きで、特に言語学的な点から考えてしまう。それは私が5歳のときから英会話を習ってきて大学までずっと英語のことばかり考えてきたせいだと思う。日本語と英語を行ったり来たりしているうちに、それぞれの言語に存在しない絶対に直訳できない表現があることに面白さを感じた。生活習慣や文化が言語に影響していることについて考えるのが好きだった。私は英語を使って誰かとコミュニケーションをとるということよりも、言葉の意味や成り立ちについて考える方がよっぽど興味があった。そんな私が大好きな本を2冊紹介する。

1冊目、翻訳できない世界のことば

世界の言語には独特な表現が多く存在する。それらはその地域だからこそ生まれた表現で、他の言語に訳そうとすると一言じゃ表せない。そんな言葉たちが52語詰まっている。日本語だと、「ワビサビ」や「木漏れ日」など。私のお気に入りは、スウェーデン語の"mangata"で「水面にうつった道のように見える月明かり」。他にも、マレー語で"pisan zapra"「バナナを食べるときの所要時間」のようにいつ使うのか?というのがあったり、アラビア語の"samar"「日が暮れたあと遅くまで夜更かしして、友達と楽しく過ごすこと」はとてもアラビックらしいなと思うものがあったりして面白い。ぜひお気に入りの言葉をみつけてほしい。

2冊目、日本語と外国語

日本語と外国語 (岩波新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4004301017/ref=cm_sw_r_awdo_navT_g_MXJ1Z3EE3AHWCWNC9CK3

こちらは正真正銘の言語学の本だが、読みやすくてとても興味深い内容。外国語を学んだからこそ気づく言語の面白さや日本語の良さが書かれていて、まさに自分の考え方に似ていて嬉しくなって大好きになった本。
前半は、文化的背景の違いによる言葉の違い、後半は日本語における漢字の役割の考察がされておりどちらも面白い。前半部分、作者が海外で色の識別の仕方が日本と異なり困ったエピソードから始まり、それぞれの文化によって言葉の選び方が異なり直訳しきれないことがあると説明している。例えば、日本人が思っている茶色を西欧文化ではオレンジ色と呼ぶことがあるなど。後半は、漢字というものが如何に便利な存在かが語られており、これがめちゃくちゃ面白い。作者いわく日本語はテレビ型言語で西欧言語はラジオ型言語なのだと。私が長年考えていたこが解決されてすっきりした。これについて話し出すと長くなるので省略。また書く機会があれば書こうかな。

ぜひ興味がある方は読んでみてほしい。


また寝落ちしてしまった。
来週くらいから人と会う約束が出てきたので、今日は秋冬服を買いに行く。
それでは。

この記事が参加している募集

#読書感想文

189,685件

#学問への愛を語ろう

6,223件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?