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ソ連旅

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#旅日記

観光旅行をしていたら、ソ連がこわれた

観光旅行をしていたら、ソ連がこわれた

かつて、ソ連という世界一面積の広い国がありました。ザンネンながら30年前の1991年にこの世から消えてなくなりました。ソ連の遺産はだいたいロシアが受け継いだのですが、たとえばクリミア半島をめぐってウクライナと争いがおきたりしています。

ゴルバチョフさんがソ連共産党のトップになってから、ソ連は変わりました。東西冷戦が終わり、世界も変わりました。1989年にベルリンの壁が崩壊してから、ワクワクが止ま

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観光旅行をしていたら、ソ連がこわれた④タシケント

ウズベキスタンの首都タシケント。「石の町」という意味で、かつてシルクロード貿易の中継都市でした。ソ連時代は、連邦の中でも4番目に大きな都市で、地下鉄も建設されるほどです。夏は気温が40度にもなるというので、到着前は暑さにおびえていましたが、からっと晴れて、朝は気持ちがいいくらいでした。

タシケントのバザール古くから貿易の中継地だけあって、大きなバザールがあります。さらに、ソ連は都市に物資が集中し

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青の都は意外と青くない?【ソ連最後の夏⑤サマルカンド】

青の都は意外と青くない?【ソ連最後の夏⑤サマルカンド】

世界史の授業で知った憧れの「青の都」サマルカンド。チンギス・ハンに破壊されたものの、14世紀、ティムールによって再建されました。ティムールは軍事の天才で、中央アジア一帯を征服。サマルカンドを帝国の首都と定め、征服地から最高の技術と富を集めました。後継者によって都はさらに大きく青く成長しましたが、17世紀の終わりに1度衰退してしまいます。

意外と青くないネットでサマルカンドを検索すると、モスクの天

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