「大丈夫?」の問いかけに
最近友達にメールをしていてあることに気づきました。
「大丈夫?」って送られてきた時。もしくは「大丈夫?」って言われた時。
みなさんなら、なんてこたえますか。
大丈夫?
今年に入り、人に「大丈夫?」という言葉を用いたメールを2回ほど送ったのですが、送っている中であることに気づきました。
「大丈夫?」って聞かれて、「大丈夫ではない」とこたえる人は滅多にいないのではないだろうか。
もしかして、この問いかけではいけないのでは?
ふとそんな気がしてきたのです。
大丈夫とは
あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。
まちがいがなくて確かなさま。
goo辞書引用⇒ 大丈夫
上記のようにここまでしっかりしているというわけではなくても、「大丈夫?」と聞かれたら
反射的に「大丈夫」「治ったよ」等と返事をしてしまいがちなのではないでしょうか。
聞かれた人の性格によって、心の内で考えることはおよそ大きく分けると二択に分かれるのではないかと思います。
・「大丈夫」とこたえることで本当に大丈夫なような気がしてきた
・本当はまだ弱っているのに「大丈夫」とこたえてしまった自分に疲れる
前者であれば複数の人に「大丈夫?元気を出して!」と何度も声をかけてもらうことで徐々に回復をしていきそうなものですが、後者の場合は異なると思います。
後者の場合だと
「大丈夫?」の問いかけはより相手の心に負荷がかかってしまうのではないか?そう思ったのです。
結論
まだ付き合いが浅いと「大丈夫?」の問いかけが相手に合うのか合わないのかを見極めるのは難しい。
まだ浅い間柄であれば、「大丈夫?」をつかうでしょう。
しかしある程度会話をしてきて相手の性格がわかっている仲であれば、繊細な心を持っているタイプかどうかは少しは把握できているはずです。
そこで繊細な相手に何と声をかけるのか、私が出した結論は
「むやみに問いかけない」です。
どのようにして声をかけるべきかということについて色々と考えましたが、もう寄り添うしかない。
繊細な相手に
繊細な人の場合、今は体調が何となく大丈夫になってきているようでも、「明日はどうかわからない」「今後はどうなっているかわからない」という考えや体調にも波があると思います。
そのような波があると、「昨日大丈夫だとこたえてしまったから今日体調が悪いとは言いにくいな」と自分に負荷をかけることになるのではないでしょうか。
私の体感としては “ひとりになりたい+でもひとりがずっと続くのも悲しい” のような、少しは人の手を必要としているような傾向の方が世の中には多いと感じます。
関わりがなさすぎて相手がどんどん負の連鎖に陥ってしまってはいけないので、
相手に負荷がかからないような言葉の掛け方を常日頃考えて生活しなければならないなと最近強く思うのです。
自分にとって何か言われて疲れるようなことを話す人とは疎遠になりがちですし、自分が話していることは相手からも返ってくるものなのだなと思うと、やはり相手の立場になり言葉を選ぶことは大切ですね。
ところで私は「むやみに問いかけない」という選択肢を現時点ではえらんでいますが、正解は無いと思います。
ただ「確かに自分もその考え方に近いし、相手もそれに近いかもしれないな」と思った時なんかに、ちょっと参考にしてみる程度が良いのではないかと考えています。
いつものように何を言いたいのかだんだんよくわからなくなってきましたが、普段何気なくつかっている言葉は果たして相手のことを本当に思って発している言葉なのだろうか。
「大丈夫?」のような、何気ない一言こそ一度見直してみようと思った。
そんな話でした。
次の記事⇒ 静かな人はなぜ静かなのか