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詩にまつわるエトセトラ

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詩についてのいろいろ雑記
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#詩

詩人まど・みちおさんの「かまぼこ」レポを読む

詩人まど・みちおさんの「かまぼこ」レポを読む

実家に帰ったら、朝ごはんにかまぼこが出てきた。しかも、山口のものだと聞いて、小躍りした。

なにを隠そう、わたしは、かまぼこ好きだ。
なかでも、山口の宇部かまぼこには目がない。

くちっとした噛みごたえに、上品な白身魚のうまみが凝縮している。なかでも「嶺雪」は、その名の通り白く輝き、もはや神々しい。うやうやしい気持ちで、大事にいただく。「新川」はふっくらと丸くてギザギザでかわいい。

山口のかまぼ

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雑記|タイムトリップしたら、どうやって生きる?"コンティンジェンシープラン"を考える 

雑記|タイムトリップしたら、どうやって生きる?"コンティンジェンシープラン"を考える 

ポエジオな日々・・・
"ポエジオ"は詩情のこと。くだらない話からまじめな話まで、気ままに綴ります。

会社員時代に培われた能力を発揮したところ…
"詩のソムリエ"になる前、教育系の会社で5年働いた。仕事を通じて身につけたものはたくさんあるけど、そのひとつはズバリ「危機管理能力」。

失敗すると影響が大きい仕事がその能力を磨いてくれた。その最たるものが、センター試験(※現在は名称変更)の自己採点を集

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浅くてもいい、深くてもいい。ボードレールの詩を味わおう

浅くてもいい、深くてもいい。ボードレールの詩を味わおう

ひょんなことから、ボードレールの訳に挑戦することに
こんにちは。詩のソムリエです。
noteを通じてなかよくなった、詩を翻訳しているひよこのるるさん。「フランス語気軽に勉強したいね〜」なんて流れで、わたしのリクエストで「詩を訳してみたい!」ということになりました。(気軽?)

好きな詩でと言っていただいたので、「じゃあボードレールのÀ une passante(通りすがりの女に)でー!」と即答。

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【衝撃の出会い】一冊の本からはじまった恋と人生は続く。

【衝撃の出会い】一冊の本からはじまった恋と人生は続く。

寺山修司(1935-83)青森生まれ。俳句や詩を10代からはじめ、短歌、演劇、ラジオドラマ、映画監督など様々なジャンルで活躍。

寺山修司の初恋の人?!今冬、脳天を宇宙からなぐられるくらいに衝撃的な出会いをした。

取材で長崎に行った際に、ドライバーのKくんの同級生も呼ぼうよ、ということになり電話したら来てくれたHくん。

学生のとき戦後詩の研究してたんだよね、という話をみんなとしていたら、2軒め

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