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親父の改善生活日記

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親父、ニューヨークにやられる。

親父、ニューヨークにやられる。

家にいるとストレスがたまる。
そんな時は一人で2時間ほど走りに行く。
と言っても歩いてる時間の方が長いから、
速足の散歩、と言った感じ。

煩わしい全ての事から解放され、
どこか海外へ行きたいと、
歩きながら一人ごとを口にしていた。

20代の頃に、2度旅で訪れた、
NYがすぐ頭に浮かんだ。
あの躍動感は今も忘れられない。

そんな時ふと、NY在住のコメディアン、
ピース綾部氏の事が頭をよぎった。

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チャンスは4回やってくる。

チャンスは4回やってくる。

秋冬物はだいぶ処分したが、もっと処分しよう。
実際全シーズンまで来ていたものもある。
でも、捨てよう。

シーズンインして着るものが無い!
という状況を考えると処分を躊躇してしまう。

でも、着るものが無いと分かっていれば、
事前に準備はできる。
買い物に行く土日までの最長5日間我慢すればいい。

でも、実際秋物は暑い8月末には、店頭に並んでいる。
ただ、価格はプロパーで、安くなっていないだけ。

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指毛ってなんだ!!

若い人のトレンドに、なびく気はない。
スニーカーに細身のジャージもしくは、
ブラックのスキニーパンツ。

息子もよくそんな格好をしている。
息子の背丈は僕に迫る勢いだ。
それに彼は上着を、1サイズ大きく着る。

試しに息子の服を彼がいない時に、こっそり着てみた。
当然サイズ的には、着れる。

でも明らかに、ガンバッてる、お父さんだ。
若い子の流行に敏感だぜ!っていう、
アピール感が出過ぎている。

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お墓も自分も磨いちゃう。

お墓も自分も磨いちゃう。

20年以上前に、59歳で他界した父のお墓参りに、
半年ぶりに行けた。

中2の息子は、もう僕の実家にはついてこない。
というよりも拒否してる。
僕への反抗だ。
最近は僕も、敢えて彼を誘わない。

僕にも反抗期があったのかもしれないけど、
親に強烈にぶつかった事はない。
逆に親とのコミュニケーションも、
日々大切にしていなかった。

寡黙な父とは、
あまり時間を共有する事はなかった。
母親と言い争っ

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家族延焼

家族延焼

家族との距離が近すぎた。
特に息子とは。

僕自身、あまり自覚はないが、
過干渉だったのかもしれない。
息子にとっては。

仕事が忙しく息子との時間は、
常に足りていないと思っていた。

でも、一般的な家庭と比べれば、
多い方だったと思う。

結局は、個々人がどう感じるかが一番重要だ。

息子の成長に合わせ、上手く子離れするべきだった。

完全に失敗した。
もう彼は私に近づこうとはしない。
完全に

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物を増やす、どろぼうさん

物を増やす、どろぼうさん

「父ちゃん、どろぼうさんみたいだね。」
息子が2、3歳の頃、近所を一緒に散歩していて、
突然言われた。
「ん?」
カーブミラーに映る自分を見て気がついた。
全身、真っ黒。
確かに子供と日中歩くのには黒すぎる。

この格好で、ゆっくり住宅街を散歩してると、
空き巣か、何にかと間違えられるだろう。

結婚して地方に引っ越してくる前は、
都内でフリーターをして、
彼女(現嫁さん)と、狭くて古い部屋で同棲

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家にバリケードはいらない。

家にバリケードはいらない。

最近家族の雰囲気が悪い。
昔はぶつかり合うことの無い家族だった。
今はお互いぶつかり合わないように、
どこか距離をとってる感じがする。

原因は色々思い当たるところはある。
僕の試験勉強での孤立と、事業経営と失敗。

でも1番は、家に物が溢れていることだと思う。
物に囲まれている事で安心感を得る嫁さん、
物がある事で、イライラする親父と息子。

不安定な状況にしたのは僕のせいだ、
だから、嫁さんの

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バレエなる親父。

バレエなる親父。

40歳を過ぎて、中森明菜さんのファンになった。
彼女とは6歳差。

歌番組全生の時代、彼女の活躍は当時よく見ていた。
でも特別ファン、というわけではなかった。
テレビの中の、
カッコいいお姉さんの1人として見ていた。

当時は、堀ちえみさん好きの4歳年上の兄貴に、
チャンネルを独占され、歌番組を斜に見ていた。
だから、あまり中森さんのこと
も、真剣に見ていなかった。

(個人的には、明菜ちゃんと言

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服にも鮮度を!

服にも鮮度を!

お気に入りのダンガリーシャツ!
これも処分した。
かなり愛用していた。
デニムのスレた感じ、
白っぽく部分的に着古した感じ、
体に馴染んだ感じがイイ。
なんて思っていた。

でも、服を減らしはじめて、気がついた。
僕のダンガリーは、疲れている。
勘違いだった、
よく言う、自己満足だ。

古着感ではなく、もう古着だ。
初めて袖を通した時の、ワクワク感がない。

特に、古着を否定するわけではない。

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柄物は全部処分した。

柄物は全部処分した。

シンプルライフに舵を切って、気がついた。

服は無地で良い。
今の僕には。

服で部屋が片付かないのは、バリエーションが多いからだと思う。

僕も独身時代は、相当ファッションにお金をかけた。
クローゼットも下駄箱も、満杯だった。
泊まりに来た友人は、皆驚いていた。

同じ服で人に会うのも嫌だったから。

シンプルライフを希望する人のほとんどが、
今、生活に飽和感を感じているのではのではないだろうか

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エコキャップ卒業

エコキャップ卒業

八百万(やおよろず)の神、
千と千尋の神隠しの世界感だ。

実家の宗派を引き継いでいるから、
一応僕も仏教徒だけど、
神様は一人とは思っていない。
世の中、神様だらけだと思っている。

だから僕は、いく先々で宗派を問わず、
神社仏閣があれば、お賽銭をする。
お願いをするというより、
自分と向き合い、心の整理をするために。

コンビニでも募金をする。
災害があれば、些少ではあるが寄付もする。
こっち

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思い出の種。

僕の使っていたマグカップを、2個とも処分した。

どちらも息子が小さい時に、使っていたものだ。
アニメ・キャラのマグカップで、大人サイズ。
使いがってがよかったが、僕の趣味ではない。
実はまだまだ同じような、息子のマグがいっぱいある。

息子も中学生になり、小さい頃のものには、
興味がなくなっている。
好きだったキャラクターも、
小学校のノートも、教科書も、
あっさり、「処分していいよ。」って

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主役は?

主役は?

20年前、広告デザインのスクールに2年ほど通った。

教えてくれた先生は、
ずっとアナログで広告をやってこられた、
当時50代後半のベテランの方だった。

パソコンを使わず、
全て手を使って作品を作った。
その方が、
デザインの頭を作れるとのことだった。

ロゴデザインも、
幾何学模様のデザインも手書き。

家には当時3年ローンで買った、
70万円のマックがあったけど。
作品作りには使わなかった。

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無人島のき・ぼ・う

無人島のき・ぼ・う

明日、無人島に置き去りにされる。

その時、3つだけ好きなモノを、
持っていけるとしたら?

20代の頃はこの問いに対し、
迷った挙句、
サバイバル関連のグッズを選んだ気がする。

何を選んだか、全く覚えていない。
その程度の、ありきたりな答えだったと思う。

でも今ならば、明確に答えられる。
1:常に携帯してる、
  ジェットストリーム(3色+1)のペン
2 : A3サイズの画用紙(量は必要)

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