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故郷でなくても好きな場所。

社会人になって、6月から青森にいる。

たった5週間の滞在期間で、残りの日数もあと4日となった。
かなり久しぶりにこのnoteを書くわけだが、目的はただひとつ。
「なんとなく書きたいから。」

普段は美しくも汚れた都心の地で過ごしている僕にとって、この青森での期間は本当に「ストレスがなかった」とはっきり言える。
帰る前にその理由を自分の中で整理してみたいからこのnoteを書いた。なんとなくじゃなくて、ちゃんとした理由があった。

青森にいて感じることは主にこの3つ
これ以外にもたくさんあるんだけど。
①自然の見えない力
②巡り合わせ
③気持ちが良い

ひとつずつ話そうと思う。

①自然の見えない力
今までも、休みの日や時間がある時にランニングをしてきたのだが、気持ち的な部分での質が明らかに都心とは違う。
同じ空でも、なんだか心が休まる。今日も頑張った。この景色を見れた僕は幸せだって。
本当に自然のパワーを感じれる。

青森の夕日と雲

こういう目に見えないパワーに元気を貰いながら生きるのって本当に素敵だと感じる。
都心は国の最前線として毎日次々に新しい刺激を取り入れられる良さがあるけど、このようにただそこにあるものに喜びを感じさせてくれる「自然」の力も僕は大切にし続けたい。

澄んだ空気を纏う奥入瀬渓流

②巡り合わせ
僕は中学、高校、大学とある意味、孤独だったのかもしれない。もちろん友達や大切な仲間がたくさんいたから、ひとりではなかった。ただ、孤独だったのかもと感じさせられるくらい青森の人達には驚きと出会えた喜びを感じている。

今まではずっと陸上、箱根駅伝、ランニングが好きと自ら発信しない限り周りが話を合わせてくれることはなかった。

けど、青森にきて、会う人会う人に、「駅伝やってた子?学連やってた子だよね?」と言ってもらえる。不思議な感覚。
あんまり凄みを自分で感じてこなかったけど、結構価値のある事をやってたんだなって。
僕が飛び込んだ業界は陸上競技とは無縁の世界だし、過去の自分に縋りたくなかった。
だから、社会人になってからはわざと陸上競技から一線を引いてきた。
過去の自分が全く意味をなさない。全く通用しない。いらない。そういう世界を求めて、その覚悟で4月から今まで過ごしてきた。

青森に来て、それは正解だったとも、間違いだったとも気づいた。
関東学連の経験は自信と思い出として、確実にいまの僕を支えてくれている。そして何より、過去の自分が、新しい出会いを生んでいる。
過去を振り返らず新しい自分を作り出す事を辞めちゃいけないと同時に過去の自分もこれから大切にしていこうと思う。

過去の自分と未来の自分のどちらも大切に。
難しいけど、淡々と今を重ねること。

③気持ちが良い
そのまんま。青森は都心と違って、温かい。
どういうことかっていうと、コンビニでもラーメン屋さんでも、なんでもどこでも、
会う人達ほとんどが、挨拶「+α」の会話を入れてくれる。これは都心にはあまりない温かさだと思う。

知り合いだろうと違おうと、なんか1人ひとりの距離感が近い。すごい。ただその一言に尽きる。



あー、本当に帰りたくない。
願わくばずっと青森にいたい。
そう思うのは、青森が本当に好きになったからだと思う。
それと同時に見えない未来がの怖いから。

でも結局わかりきった未来の安心感に留まるよりも、見えない未来に飛び込み続けることの方が結局楽しいんよね。
今回の青森だってそうだから。

何するにしろ、今を楽しもう。

青森のようなシンプルな世界と、
刺激的な都心の両立した世界を生み出したい。

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