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日本の物語#53: 「八百万神(やおよろずのかみ)日本、古代ギリシャと一神教思想の対決」<ー 実際は、対決ではありません。なおこれを読めば「日本人がなぜ結婚式が教会で、葬式が仏教式」なのかの説明ができます。 これが説明できないと国際化もへったくれもなく、英語以前の問題です

今回は「八百万神(やおよろずのかみ)日本、古代ギリシャと一神教思想の対決」について取り上げます。

「先進国欧州は一神教なのに日本は多神教でおかしい」、もしくは「日本人がなぜ結婚式が教会で、葬式が仏教式っておかしくないか?」と言われたことはありませんか?

私は、こんな意見があったという話を記事で何度も読んだことがあります。

まだ、弱っても日本は日本の面目をたっているので内心おかしいと思っても口に出さないかもしれませんが、内心はこう思っている一神教人が何%かいるのは明らかです。

西洋諸国、そのたの方たちと関係が深まるとこんな激突も起こるのが普通です。今後ますます、この手の激突が増えるでしょう。

ただ、実際は彼らを説得すればいいわけなのですが...

残念なことに、反論した記事を一つもみたことがありません。

そこで、Plotさんが今回この一神教の人々には信じられない「八百万神(やおよろずのかみ)日本」をどう説明するかについて取り上げてみましょう。

特に、欧州人に対して:

説明は単純です。

「ご存じの通り、現在の西洋史の基礎となっているのは古代ギリシャである。 ソクラテス、プラトン、アリストテレスの業績をあげるまでもない。 その高度な思想は、多神教によって支えられていた。 従い、現在の日本も古代ギリシャと同様に多神教であり、文明が発達しているのは当たり前である。 というこで、あなたたちの基礎を作った人々が多神教であり、日本と同じなのに、遅れているという発想はおかしい。 実際、いま議論されていることはすでに古代ギリシャでもされている。 似たようなことの繰り返し。 しかも、多神教なら一神教と違い正解もたくさんあり選ぶことができる。 結果、多神教高だといって他に比べ劣っていることは皆無である」

と言いたいと事なのですが、だれもPlotさんに議論を吹きかけてくるアーリア民族は今のところいません。

それは、ともかく西洋人全員が日本に友好的ではありませんので、変な議論を振ってきたら切り返す必要がありますので、悪しからず。

実際、日本や古代ギリシャのように多神教だと他の宗教とぶつからずなかなかいいと思います。

たとえば、日本が多神教がゆえにほかの宗教にも寛大なので、インドネシアのイスラム教徒の方も気楽に日本に観光にきています。

イスラム教徒から言わせると、欧州ではいずらいらしいです。 そもそも何千年も戦争をしているので当然といえばとうぜんでしょう。

でも、日本は第二次世界大戦のときにかすったものの基本イスラム国家と正式に戦争をしていないので友好関係を築けています。

結果、2023年4月30日の日本経済新聞 総合1によると訪日観光客の5%インドネシア、マレーシアからのイスラム教国からの観光客との事です。

なお、日本全国あちらこちらでハラル対応なども始め受け入れ態勢がますます整い、ますますイスラム圏からの観光客が増えそうです。

これは、日本の「八百万神(やおよろずかみ)」の力ですね~

日本からみたらイスラム教もキリスト教も「八百万神(やおよろずのかみ)」の一神と考えれば、宗教でぶつかりようもありません。

補足ですが、これを応用すれば日本人がなぜ「結婚式が教会で、葬式が仏教式」なのかも説明できます。多神教の日本では、矛盾していません。

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