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ただの雑感

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数学以外の雑感です。
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愛用の最高のワークマンのズボン

愛用の最高のワークマンのズボン

 オシャレという概念が欠落している。
 「あの人オシャレ」「この服かっこいい」などといわれても全く意味が分からない。上から下まで赤い服とかでもない限り他人の服装は全く目に入ってこない。

 そんな服装に無頓着な私だが、ほぼ唯一理解できて気に入っている衣服が、偶然買ってから今ではほぼ皮膚と化している、ワークマン フィールドコア ポケッタブルシリーズのパンツ(ズボン)である。

 夏は涼しく、冬は暖か

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迷ったら、かけうどん。

迷ったら、かけうどん。

 関西ではいわゆる素うどんを「かけうどん」と言う。ネギと天かすくらいしか具のない最もシンプルなうどんだ。
 初めての飲食店では原則、かけうどんに相当する最もシンプルな料理を頼むことにしている。

ある本の存在 「京都はなぜ美しいのか」との副題のある本を所有していた。手元になく調べても出てこないので正確な書名や著者は分からないが、示唆に富む内容であった。

 東京から京都に家族で移住した男性(確かデ

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否定から入る人。

否定から入る人。

 まず相手の意見を否定する人がいる。
 こちらの記事で書いた人物は、優位に立つことを意図しているうちにそれが習慣になったという。

 通常、他人を否定することには勇気を要する。上司や尊敬する相手なら尚更だ。否定から入る人は、否定しても問題のない相手を選んで発言している。要するに、下に見ているのだ。
 謙虚に人の話を聴くという態度とは真逆であり、彼らは大凡、発言内容ではなく発言者の属性で意見の信憑性

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【英語】willは未来形ではない。

【英語】willは未来形ではない。

 英検の指導。
 未来の話でもby the time の後の節は現在形になるという頻出問題。

 he willcome backとはならない。時制の一致の例外である。
 その理由を問われ、「そういうものだ」で済ませるのは不本意なので、改めて考えてみた。

 実は、標題の「未来形ではない」は幾分不正確だ(未来形という用語の定義により如何様にもなる)。ここでは、他の印欧語、例えばフランス語に屈折(語

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【国語】所謂「ラ抜き」言葉と善意の暴走

【国語】所謂「ラ抜き」言葉と善意の暴走

 高2の生徒さんが「ラ抜き言葉についてどう思うか」という課題を出されたらしい。「言葉は変化するもの」と返したそうだ。
 言語学的な素養のない高校生にこんな雑な設問の感想を求めても本質的な教育にはならないと思う。

 『ラ抜き言葉」問題については語り尽くされているが、採り上げてみる。

 典型的には、「見る」という上一段活用動詞の可能表現について、正しくは「見られる」なのに「見れる」という「誤用」を

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手段と目的を混同するな。

手段と目的を混同するな。

 中学数学の式の展開・因数分解を教えていて改めて気付いた。以前から気になってはいたが。
 彼らは、とにかく書く。書くこと自体が目的であるかのように。そして大量の消しカスを生産する。

 提案した。暗算でやってみようと。
 頭の中でxの二乗の係数、xの係数、定数を拾い上げて仕上げていく作業。込み入った数字の場合にはメモを許した。

 結果、ほぼ普通にできる。
 むしろ、式を書き上げる際の誤転記も防げ

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自分の判断を信じろ。

自分の判断を信じろ。

 アッシュの同調実験という心理学実験がある。

 詳しくはリンクを見ていただくとして、人間は明白な間違いであっても周りの大多数が正しいとしている判断に同調する傾向がある、ということを示した実験だ。

 これは我々ホモサピエンスの一種の本能なのだろう。集団という共生体で個体の脆弱さを克服し、他の種を凌駕してきたのだから。

 多くの場合、周囲に同調する行動は害を伴わない。
 しかし、この同調圧力を利

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仕事のストレスで死ぬな。

仕事のストレスで死ぬな。

ストレスとは ストレスとは、物理学や材料工学の用語で、「応力」のことを言う。
 一見何も起こっていないように見えるが、その実、外部から加わった力によって物体内部に力がかかり続けている、その目に見えない力のことをストレスという。建物の柱や梁を思えば良い。

 応力は、物体の断面を切り出し、断面の両側でどういう力がかかっているかを計算する。開いてみないと分からない訳だ。

 応力が限界を超えて変形・破

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悪意は存在する。

悪意は存在する。

 江戸川コナンの周りで必ず殺人が起こるのと同じく、その人の周りでは必ず揉め事が起こっていた。
 遠回りに揉め事を仕込んでいるらしく、本人が直接疑いをかけられることはない。立場が上の人間には好感度ナンバーワン。
 しかし、その人の仕業であることは周知の事実であった。
 それでも、誰も止められない。
 その人が来る、となると怯えて震えがくる人もいたと聞いた。
 後日、その人と中学校の同級生だったという

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争いに向かない人。

争いに向かない人。

 ここ何十年もパチンコ屋には行っていないが、20歳くらいの頃に誘われて何度か行った。

 パチンコで当たりが来ると、連続して玉がジャラジャラ出て、ドル箱というものが足元に積み上がっていく。周りの人からは、おお兄ちゃんやるな、等と言われ、羨望の対象となる。

 いや自分の力でではなく単に運が良かっただけなのにと、まだしばらく玉は出続ける様子だが気恥ずかしくなり、そそくさと終わらせて友人を待つ。
 周

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他人の評価は気にするな。

他人の評価は気にするな。

 貴方の人生の責任を取るのは貴方自身か、せいぜい身内くらいのもの。

 責任を取らない、取りようのない、取る気のない他人の評価を気に病むくらいなら家でボーっとしたり好きなことを楽しむ方が良い。

 他人の評価なんてものは、軽く参考にするくらいで良い。なぜならそれは、特定の分野に関する現時点での一時的な行いに対する、個人的な偏見を通しての評価であるからだ。学校の試験と同じ。それは貴方の全人格でも何で

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年頭雑感

年頭雑感

 明けましておめでとうございます。

 年頭から、統計学と幾何代数の仕込みをしている。蕎麦屋さんが心を込めて蕎麦を打つように、鞄屋さんがより良い鞄を仕入れるように、顧客に少しでも良い商品を届けることが仕事と銘じながら。

 昨年は販路拡大には躓いたものの、統計学講座という新規事業を開始、今年は、余りの美しさに衝撃を受けた幾何代数をそれに加え、成人対象の数学講座の開設に傾注していく。

 音楽につい

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逃げよう。

逃げよう。

「どんなに無能でも、人の足を引っ張ることだけはできる」
 誰の言葉かは忘れたが、名言である。

 そして、2-6-2の法則というのがあって、2割は無条件で味方、2割は無条件で敵、6割はどちらでもない、と。

 前者の2割と中間の6割は静かだが、後者の2割は不可解な情熱を持って攻撃してくるのでどうしても目立つ。

 攻撃された方は、それが世界の全てみたいな錯覚を起こし、体力と精神力と時間を浪費する。

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