週刊少年松山洋_タイトル_調整

日本国内のPCゲームの優先順位はどうなっているか

“日本のゲームメーカーにおけるPCゲームへの優先順位はどうなっているのでしょうか?世界はどんどんSTEAMなどのPCゲームサービスが拡大していっているのに、日本のメーカーは出遅れていたり、対応言語が少なかったり、もしくは値段設定そのものが日本だけ高額に設定されていたりと、日本国内のPCゲーマーが非常に冷遇されているように感じています。なぜでしょうか?”

という質問をいただきました。

ズバリお答えしましょう。

現在は冷遇されていますが少しずつ改善されていくと思います。

ただ、その歩みが期待値ほどではないということだと認識しています。

日本でPCデジタル・STEAMなどが正式に対応していなかったり、値段が高かったり、対応言語が少なかったりすることには、それぞれ理由があります。

順に説明していきますね。

①~③まであります。

日本国内のPCゲームが少ない理由

【①なぜPC対応が少ないのか?】
顧客が少ないからです。単純な理由です。日本国内のPCゲームユーザーは(現状)極めて稀少です。分母が少ないのです。国内のPC市場のデータを見ても、伸びているのは企業向けのPC市場のみで、個人向けPC市場は縮小傾向にあります。これは若者のパソコン離れによるものです。というか、今の若者はパソコンどころかテレビも持っていない人が多くなっています。全部スマホで事足りると思っているということです。PCゲーマーへ向けたアプローチよりも、まだ家庭用ゲーム機であるSwitchやプレイステーションのユーザーのほうが断然多いので、ゲームメーカーはそちらをどうしても優先してしまうのです。

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