週刊少年松山洋_タイトル_修正

良い物は良いし駄目な物は駄目と言う

“松山さん、最近なんか嫌なことありました?”

って言われました。

全く身に覚えがないので

“ん??何の話ですか?”

聞くと

“いや、最近ツイッターで他者の作品に怒ってることが多いから”

って言われて、ちょっと“ううーん”ってなりました。

嫌なことがあったから“そういうツイートをしたと思われたこと”がフツーにショックでした。

たぶん、ここ最近のツイートで

まあ、こーゆーツイートをしたからなんだと思いますが。

別に今に始まったことじゃあない。

面白い作品を見た時には“面白い!”って言うし、そうでない作品を見た時には“酷かった!”って言うし、人に頼まれて宣伝の為に見たものは“うまいことずらして褒めないけど応援する”というツイートを信念持ってやってきたはずなんですけどね。

これはサイバーコネクトツー社内でもスタッフに共有していることで今まで私自身、曲げたことが無い部分です。

“俺は普段からいろんな作品を見るし遊ぶし読むし観るよ。そしてそれぞれ体験した作品についての評価・コメントはハッキリ言うようにしてるよ。俺は確かに社長だしみんなの代表だし立場ってものもあるよ、けど、同時にみんなと同じクリエイターなんだ。

「面白い」と感じたものは面白いと言うけど、「面白くない」と思ったモノを「あれはあれできっと制作側にも事情があったんだろうし、人が作ったモノを同じクリエイターが悪く言うもんじゃないよ」なんてコトは絶対に言わないよ?

俺はそういう社長じゃない。

「悪い」モノは悪いんだよ。それでいい。でないと、俺達は何を信じればいいのかがわからなくなるよ。何がダメで何を目指すべきなのかは絶対にハッキリさせておかなくっちゃあいけないよ。陳腐な言葉で濁して誤魔化しちゃ駄目だ。駄目なモノは駄目でいい。

そもそも作り手の事情なんか知ったこっちゃないんだよ。誰も気にしないし、気にしてくれないんだよ。それでいいの。それが俺たちの世界なんだから。だから自分の評価と発言は曲げなくていい。

「そんなコト言うと自分も言われることになってしまう」って?その通りだよ。言われていいし、言われるべきなんだよ。だって作り手でありクリエイターなんだから。お客様から感想やクレームそして称賛を受ける権利と義務と責任が初端っからあるんだよ。大いに結構。それを俺達だって血や肉に変えて生きていってるわけだから。全部受け止めよう。

そしてなるだけ別のクリエイターにも届くようにハッキリと評価は伝えよう。それが相手の為にもなるんだから。

ただ「クソだった」みたいな感想は評価でもなんでもないよね。それはただの誹謗中傷であり「便所の落書き」と一緒だよ。それじゃあ、世の中は変わらない。ちゃんと信念を持って具体的に評価を示そう。そしてみんなで強くなってより魅力的で面白いモノを作っていこう”

と、こんな感じで伝えています。

まあ、伝えてはいてもウチのスタッフは誰一人として私のような「面白くなかった」という発言はしてませんけどね。

ただ、スタッフと飲みに行ったりすると

“こないだ社長がツイートしてた『○○○○』、僕も観ましたけど全くもって同感でしたよ。酷かったですねー”

って言ってきたりします。

“あれ?お前も観てたの?ん?ツイートしてる?感想とか”

って聞くと

“いやいや面白かったものは「面白かった!」ってツイートしますけど、面白くなかったモノをわざわざ「面白くなかった!」って言ったりしませんよ。黙ってればカドも立たないでしょ?社長じゃないんだから、まったく”

って言われて

“・・・・・・・・・・・・・(なんかムカつく)”

ってなりました。

まんま実話です(笑)。

……今の若者は頭がいいですね。

ちなみに。

私は普段からたくさんのモノを見てその感想や評価をその都度ツイートしたり、このnoteで記事にしたりしています。

最近観たものがたまたま「酷いなあ」って思ったものが続いたので冒頭の質問者のような印象を与えてしまったのかもしれませんが、それ以上に「面白い!」という感想のツイートと共に多くの作品を紹介していますからね。

ねえー?褒めてるでしょー?褒めてる方が多いんですよ、むしろ。

まあ、「綺麗でいい話」よりも「悪い評価」の方が伝播速度も速いし印象に残るので仕方がない事かもしれませんが。

今年もいっぱい作品を見て面白かったら「面白い!」っていう感想と共に一人でも多くのお客様にその作品の魅力をお届けしたいと思います。

面白くなかったら、まあ、いつも通り素直な感想を述べさせていただきます。別に「俺は面白かった!」という意見も大歓迎ですよ。

人それぞれ感想は違って当たり前ですし、別の視点や意見も私自身勉強になりますし。

もっといろんな人といろんな意見を交わせていけるといいなと思います。

さて後半部分は最近起きた出来事でありいつもの内緒話です。

ゲーム業界のクソ底辺野郎共が集まる忘年会

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