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特別編『ゲーム業界志望者の不合格理由2021年版①』

過去数回にわたってこの『ゲーム業界志望者の不合格理由』という記事を投稿してきました。

毎年同じような記事を定期的にその時々の傾向にあわせて分析したデータを反映させながら書いてきましたが、そろそろ最新2021年の傾向がまとまってきましたので記事として公開していこうと思います。


ゲーム業界に就職するのは10人中1人か2人

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まず最初にお伝えしなければならないのが合格率ですね。ゲーム業界を志望される学生のうちでどれくらいの割合で合格しているかというと、ざっくりですがおよそ20%程度です。

もちろん学校によってはゲーム業界就職率が70%を超えているところだってありますが、学校によっては0%のところだって存在しているということです。

で、それらを平均化するとざっくり合格率は20%になってしまうということですね。これは10人中1人か2人しかゲーム業界に入れていないということです。大変厳しい実態だと思います。


サイバーコネクトツー内定率は9%という実績

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この図の左から順に説明していきますが、まず『書類選考合格率』というのはいわゆる作品選考です。ざっと100人から応募があって作品審査で合格するのはおよそ13人=13%ということです。

およそ9割の人が作品審査で不合格となってしまっています。

「そんなに!?」と思われても仕方がありませんが、現実問題として実績はこうなのです。

そして次に『一次面接合格率』についてですが、これは作品審査に合格した人が最初の面接=セクション担当者による面接で合格する確率です。およそ60%なので10人が面接をして6人が合格、4人が不合格になってしまっているという実態です。

その後の『最終面接』というのはいわゆる役員面接なので、ここで不合格になるケースはほぼありません。みんな厳しい作品審査と一次面接をクリアしてきた方々なのでだいたい役員と雑談して終了となります。(だから合格率100%なのです)

これらを要約するとサイバーコネクトツーの内定率は9%ということになります。100人の応募があって9人が合格して入社に至るということです。

やっぱりだいたい合格率は9%=1割程度くらいということですね。

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それにしても普通に考えて異常じゃないですか?この合格率の低さって。

たぶん他の業種と比較しても極めて低い合格率だと思います。だからこそ何とかしたいとも思っています。(だからこういう記事を書いています)

そもそも上にあるような弊社の実績の中の不合格になってしまう人たちの傾向ってなんなのでしょうか。

その辺の情報を弊社人事担当にヒアリングしてきましたので、まとめて報告していきたいと思います。また同時に合格した人間の実績もお見せしますね。(サイバーコネクトツーの2021年4月入社の新入社員は34名でした、そういった新入社員にアンケートを取りましたのでそれも公開します)

ゲーム業界志望者の不合格理由 2021年版①

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