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『ドラゴンボール』から学ぶことは一つも無い

最近、鳥嶋和彦さんとお会いする機会が多い。

鳥嶋さんとは言わずと知れたあの『ドラゴンボール』を生み出した鳥山明先生の編集担当だった人です。

私自身が少年ジャンプ=集英社と仕事をするようになったのはもちろん『NARUTO-ナルト-』がきっかけで、それはだいたい今から20年くらい前の出来事。(2000年くらい)

なので私が集英社を出入りするようになったタイミングでは鳥嶋さんはすでにもう現場にはいなくてとっくに偉い人(役員)になっていたので、イベントなんかでご挨拶する機会はあっても個人的に色々話せるような距離感の人ではありませんでした。

しかしそんな鳥嶋さんは現在は集英社の人では無くて白泉社の人。(2015年から白泉社の代表となり2018年からは会長を務められています)

不思議な縁もあって何故か私自身最近になって鳥嶋さんとお話しする(飲む)機会が増えてきました。

それはイベントだったりラジオ番組だったりただの飲み会だったり。

“いや、松山君のことは認識してたんだけど今までなかなかこういう機会も無かったのが不思議だよね”

なんてことを屈託のない笑顔で語ってくれたりするようになりました。

今回はそんな鳥嶋さんに私が(飲みながら)聞いた『ドラゴンボール』という漫画作品に関する話をしようと思います。

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【鳥嶋和彦に聞いた『ドラゴンボール』の話】

お話=鳥嶋和彦
聞き手=松山洋

“最初はね、そんなに人気が無かったんだよ?『ドラゴンボール』”

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