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本は胸の中に

視界が暗くなり、音が遠くなる。
逃げて、逃げて、逃げて、逃げて、逃げて。
1日1日、白紙の本をペラペラとめくっている。
次の物語を早く綴りたいのに。
全四章のこの物語、一章はまあまあ悪くなかったけれど、二章は冒頭だけ書いてそこからは白紙が続いている。
物語が浮かばず焦りが募る。不安が募る。
胸に手を当て、落ち着ける。心のペンを握る。



辛いことから逃げて、ロクな大人にならないな。そんなことはもうわかっている。
そもそもロクな大人ってなんなんだ。
死んだ顔で満員電車に乗ってるあの人。疲れた顔でレジ打ちしているあの人。お金を稼ぐことに取り憑かれたあの人。
本の中身はきっとそこまで面白くないだろう。読みたくならないなあ。
僕の本は、出来ることなら、いろんな話を描きたいし、いろんな色でぐちゃぐちゃにしたい。
僕が死んだ後も読みたいと思わせるような本を、書きたい。大勢に、じゃない。大切な人に何度も読んでほしい。



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