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もっとも長く、ナーヴァスな1日
ずっと畏れていた。この日を迎える事を。
第49期前期最高位戦D3リーグ最終節。応援する梶田琴理の通算10度目のリーグ戦の幕が下ろされる日。前回48期後期のリーグ戦で彼女には降級点が付いてしまった。何故降級ではなく「降級点」なのかと言えばそれよりも下のカテゴリーが無いからだ。降級点の付いた選手が再び下位に沈めば、プロテストの再試験を受けなければならなくなる。
彼女はプロになって丸5年が経とうとし
それでもあなたは偉大だ
麻雀プロの使命とは何だろうか?
Mリーグが発足して以降、麻雀は知的競技、頭脳スポーツとして取り扱われ、「観る雀」と呼ばれる人達が飛躍的に増加した。しかし、どれだけ言葉で装飾しようとも麻雀は所詮ゲームに過ぎない。麻雀を打っても怪我や病気で苦しむ人を助ける事は出来ない。お腹を空かせた人を満腹にする事も出来ない。人々の暮らしを便利に快適にする事も出来ない。麻雀を打つという行為そのものは決して世の為人の
私はあまり多くの愛を持たない
「推し」という言葉がある。元々はアイドル界隈で使われていたモノだと認識している。現在ではあらゆる世界で用いられ、麻雀界も例外では無い。
この文章を読んでくれている方の多くは私が魚谷侑未と梶田琴理、通称ぴっぴのファンであることを認識してくれていると思う。
近頃ぴっぴを応援するファン仲間の方から他のプロも一緒に応援しようと何度も提案される。その選手は彼女と同じく最高位戦日本プロ麻雀協会に所属してい
マーメイド・クロニクル
PROLOGUE
麻雀と出会ったのは中学生の時だった。大学時代によく遊んでいたという父親に仕込まれ、家族麻雀からのスタート。3枚ずつの組み合わせを4つと同じ絵柄の牌が2枚あればアガリとなるらしい。但し、国士無双、七対子という例外が存在することをまず教えられた。
人生初和了はその「例外」だった。得意気に手牌を倒した私に父は苦笑を浮かべながら「それは駄目なんだ」と言った。私の手牌には同じ牌が4枚あっ
永世六段、ぴっぴに逢う
「したことに対する後悔よりもしなかった事に対する後悔の方がずっと大きい」
10代の頃に読んだ本にそう書いてあった。自分はとても慎重、いや臆病な性格だ。19字無しのとんだタンヤオ野郎と言っていい。人生の中で幾度となくしなかった事に対する後悔をしてきた。
天候や気温、それら以外にも色々な事に振り回される仕事をしていて、前日、社長から突如翌日を休みにすると通告される。Twitterを開き、梶田琴理さ
なぜ梶田琴理永世六段だったのか
皆さんおはようございます、こんにちは、こんばんは永世六段です。
仕事納めも済み、自身特上卓に上がることが出来たタイミングでnoteを書いてみる事にしました。
表題の通りテーマは自分がなぜ「梶田琴理永世六段」という名前の天鳳アカウントを作ったのか、です。
私は元々ネット麻雀を熱心にプレーする麻雀ファンでした。そしてそれと同時に大のプロ麻雀ファンでもあります。
これは麻雀に限った事ではなく、どん