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英語:SDGsについて考える「すべての人に健康と福祉を」

QQ EnglishでやっているSDGsコースのレッスン復習ノートを作っていくことにしました。QQ EnglishSDGsコースでは、実際のSDGsと同じく、17の達成目標(Goal 17)について、1項目ずつ何回かに分けて具体的な内容と、自分自身がどう行動すべきかについてディスカッションをしながらレッスンを勧めていきます。今回は、「Goal 3」の「すべての人に健康と福祉を」について学びます。まだ調べきれてないので、一旦アップしたあとに追加していきます。

ニュースでよく聞くSDGsってなに?

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今、地球上ではさまざまな問題が起こっています。地球温暖化、各地での紛争、気候変動、コロナなどの感染症など、解決策がすぐにはみつからないようなたくさんの困難な問題に直面しています。これらの問題を解決するため、国を超えて世界のさまざまな人たちがアイデアを出し合うことに。じゃあ、どうするかといったときに決めたのが2030年までに達成すべき17の具体的な目標です。これを「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」と名付けたのです。

現在、私はQQ Englisのオンライン英会話のレッスンを通して、これらの問題について1番目の貧困問題、2番目のゼロハンガーについて学んできました。そして今回noteに書いているのが3番目の「健康と福祉」について。世界のさまざまな国、なかでも発展途上国といわれる国の人たちは、生まれた瞬間から死と隣り合わせに生きています。少しでも安全に赤ちゃんが育つように、もっといえばその前の妊娠中からママになる女性たちが安全に過ごせるように考える必要があります。そのためには、今世界の国々がどんな問題を抱えているのかを見てみましょう。

妊婦、新生児・5歳児以下、AIDSなどで亡くなる人を減らす

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「Goal 3-すべての人に健康と福祉を」の達成目標は、9項目に分かれています。そのなかでレッスンで取り上げたのは次の3つ。


1. By 2030, reduce the global mother death rate.
2. By 2030, end preventable deaths of newborns and children under 5 years of age.
3. By 2030, end the epidemics of AIDS…

1、2030年までに、世界の妊産婦の死亡率を出生10万人当たり70人未満に削減する。

2、全ての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、2030年までに、新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する。

3、2030年までに、エイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症及びその他の感染症に対処する。

KEY WORD:重要語彙を覚え表現できるようにする

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ここで覚えるべき単語は以下の4つ。SDGs「健康と福祉」について話すときに必要になる単語なので覚えておきましょう。その他のわかりにくい単語も一緒に書き出しました。
1. preventable-capable of being prevented
2. poor nutrition-Less source of materials to nourish the body
3. newborns- babies from birth to four weeks
4. epidemic- widespread illness/disease

preventable=止められる・予防する、capable=(実技の点で)有能な, (…の)才能があって, (…が)できて, (…が)...、nutrition=栄養摂取、nourish=養う、newborns=新生児、epidemic=流行性の・感染症の、disease=病気

【感染症】Endemic / Epidemic / Pandemic の違い

ちなみに、今世界中でCovid-19が蔓延していますが、ここで感染症の呼び方の違いについてみてみましょう。「こあらの学校」こあたんの図解がわかりやすいので紹介します。


生まれてたった1カ月で亡くなる新生児、AIDS問題を英語で伝えよう

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レッスンではスライドを使って各国の状況を確認したり、穴埋め問題をしながら内容への理解を深めていきます。

1.Many newborns died in the first mouth of life because of the (bad) ( quality) ( care  )and  (skilled    ) ( treatment  ).

2.AIDS is a ( preventable )diseases. We need do protections to prevent this epidemic.

3.People in poor countries do not have ( access   )to proper medeical help.

4.Those countries who don't have enogh (medical )(supplies) and health care workers may cause many health risks.

ナイジェリア、スリランカ、ブラジル、フィリピン、日本の状況は?

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これまでは世界全体の話をしてきましたが、ここからはいくつかの国の実態を見ていきましょう。ナイジェリア、シエラレオネ、ブラジル、フィリピンの状況を見てみましょう。

🇳🇬ナイジェリア……アフリカのナイジェリアでは、病気の予防が不十分なため15万人の赤ちゃんがAIDSに感染しています。

🇸🇱シエラレオネ……西アフリカのシエラレオネでは、妊娠中の女性8人に1人が病状が悪く出産により亡くなりました。

🇧🇷ブラジル……ブラジル北東部の子どもたちは、家族が貧しすぎて毎日栄養を取ることができず苦みました。

🇵🇭フィリピン……フィリピン医師会(PMA)によると17人の医師がコロナの防護アイテムが不足していたため感染して亡くなりました。

日本の国について現状を調べてみよう

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日本の現状について、健康と福祉について調べてみました。世界子供白書「母親と新生児の健康指標」の2017年のデータをもとに調べてみます。妊娠と出産に関しては、日本だけよりも他国と比べるほうが違いが明確になるため、今回登場したナイジェリア、ブラジル、フィリピンの数も見てみましょう。

「妊産婦死亡率」という言葉が出てきたので妊婦100人当たりの死亡者数かと思ったら、出産10万人当たりの女性の死亡者数でした。それでいくとナイジェリアは妊婦死亡率が917となるため、10万人中917人が亡くなったということになります。逆に、日本は10万人中4人亡くなっているので、数としては圧倒的に少ないといえます。とはいえ、亡くなったご家族からしたら大切な1人なので、数が少なければいいという問題ではないのですが。

逆に一番多いのは、南スーダンの1150、次に中央アフリカ共和国の1140。SDGsの目標としては2030年までに0にするのが目標なので、アフリカを中心に改善しつつ、アジアや南米などの地域に対しても継続的な支援やケアが必要です。

1.Death rate of children and women:女性と子供の死亡率

🇳🇬ナイジェリアは妊婦死亡率917、死亡6万7000人、施設での出産39%、帝王切開3%、5歳未満の子どもの年間死亡者数の割合(1000人あたり)866人、新生児の年間死亡者数の割合(1000人あたり)267人

🇸🇱シエラレオネは妊婦死亡率1120、死亡2900人、施設での出産77%、帝王切開3%、5歳未満の子どもの年間死亡者数の割合(1000人あたり)26人、新生児の年間死亡者数の割合(1000人あたり)8人

🇧🇷ブラジルは妊婦の死亡率60、死亡1700人、施設での出産99%、帝王切開56%、5歳未満の子どもの年間死亡者数の割合(1000人あたり)42人、新生児の年間死亡者数の割合(1000人あたり)24人

🇵🇭フィリピンは妊婦死亡率121、死亡2700人、施設での出産78%、帝王切開13%、5歳未満の子どもの年間死亡者数の割合(1000人あたり)63人、新生児の年間死亡者数の割合(1000人あたり)30人、

🇯🇵日本は妊婦死亡率4、死亡44人、施設での出産100%、帝王切開不明、5歳未満の子どもの年間死亡者数の割合(1000人あたり)2人、新生児の年間死亡者数の割合(1000人あたり)1人

2.Poor medical services in some regions:一部地域の不十分な

3.Poor naturition among the elderly and children:子どもと老人の栄養不足

4.Infections diseases:感染症

先進国と発展途上国の死亡原因、その違いは?

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先進国の主な死亡原因は心臓病・ガン・脳溢血などの生活習慣病。これに対して開発途上国では下痢症・エイズ・肺炎・マラリア・結核・はしかなどの感染症によって亡くなる。感染症で亡くなる人は、全世界の死亡者の半分以上を占めていて、95%が開発途上国で起こっている。なかでも低所得層が多いアフリカと南アジアでは、医療費が払えず病院に行くことが難しい人が多い。

日本国内についていえば、生涯で受ける教育の年数が短い人は、年数が長い人より、死亡リスクが約1.5 倍高く、所得が少ない人は、所得が多い人より死亡リスクが2倍近く高い(出典:文部科学省科学研究費新学術領域研究「社会階層と健康」)。これは世帯収入が少ない家庭では、教育にかける予算が少ないことや親の学力への意識の低さから、子どもの教育への程度が低くなり、バイトなどの不安定な仕事に就くことが多くなる。さらに健康意識も低いことから、平均寿命は短くなり、ストレスから疾病の発症リスクが上昇する。

🇺🇬ウガンダの子どもたちを救いたい「SARAYA100万人の手洗い👏プロジェクト」

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SDGs「健康と福祉」で掲げた目標を達成するためには「保健医療サービスが身近に提供されていること」、「保健医療サービスの利用にあたって費用が障壁とならないこと」の2つが重要。日本を始め先進国では、ある程度しっかりした社会保障があったり、具合が悪くなったら病院に行くことも可能。これに対して発展途上国の場合は、そもそも身近に病院がないし、あったとしても医療費が高すぎて通えないなどの問題も大きい。この問題をクリアするために、日本の企業でも「手洗い運動」などを推奨して、現地で活動をしているところもあります。それが「SARAYA100万人の手洗いプロジェクト」です。

衛生環境が整わないウガンダという国で、子どもたちの命を守りたい。その思いから始まった手洗い運動。最初は手洗いの習慣がない、きれいな水がないなどの問題で、子どもたちが手洗をする習慣を作るのは大変だったようですが、石鹸をネットにつるすことで、子どもたちが手洗いをするようになった……たしかそんな話だったと思います。SARAYAさんには、以前大学の研究室のトークイベントにご参加いただき、直接話を聞かせていただきました。さらに、SARAYAさんでは売り上げの1%を寄付し、ユニセフの手洗い活動を支援しています。

今回は、QQ EnglishのSDGsコースから、「健康と福祉」についてnoteを書きました。SDGsに興味がある人は、ぜひ一緒に学びませんか? 実際のレッスンではいろんなディスカッションを交えながら進めていきます。

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Book/Title: SDG Topics, Lesson 05 Goal 3 – Good Health and Well-being-1



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