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「Padoca do Mani」&「Nit Bar de Tapas」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2024年4月号
Padoca do Mani 所在地:R, Joaquim Antunes, 138 - Jardim Paulistano 電話:(11) 2579-2410 Instagram:@vemprapadoca TV番組、マスターシェフの審査員も務めるエレーナ・リッゾのManiは世界のベスト50にも選ばれたことがある独創的でおいしい料理を出すレストランである。以前は年に一度ぐらいのペースで行っていたが、最近はサンパウロのレストラン価格が高騰していて行けていない。ちなみに昨
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ジャイメ・レルネル(建築家、元パラナ州知事、1937-2021) ブラジル版百人一語 岸和田仁 月刊ピンドラーマ2024年4月号
2021年5月27日、建築家・都市計画家として国際的に著名なジャイメ・レルネル元パラナ州知事が亡くなった。世界中のメディアが訃報記事を報じていたが、ユダヤ専門通信社であるJTA(ユダヤ通信社)の英文記事では、「世界で最も影響力のある建築家・都市計画家であるジャイメ・レルネルが亡くなった。彼はブラジル・ユダヤコミュニティーにも深く関与していた」と書き始め、後半では、「わがユダヤコミュニティーは、一人の偉大なユダヤ人を失い、ブラジルは一人の偉大な人物を失った」とのパラナ・ユダヤ連
「Mercado aquecido」 ポルトガル語ワンポイントレッスン リリアン・トミヤマ 月刊ピンドラーマ2024年4月号
マッキンゼーのデータによると、ブラジルの美容のマーケットは世界で第4位の大きさです(米国、中国、日本に次ぐ)。 ABIHPEC(パーソナルケア用品・香水・化粧品の産業関連のブラジルの協会)によると、美容業界はこの5年間で567%成長しました。 SEBRAE(中小零細企業をサポートする非営利団体)は、男性にフォーカスした美容業界は今後2030年まで毎年9.1%成長していくだろうと指摘しています。 GoogleとOfferwiseによると、ブラジル男性の過半数が2024年上
日伯のダンボール会社でデザインを担当した高嶋伸好(たかしま・のぶよし)さん 移民の肖像(最終回) 松本浩治 月刊ピンドラーマ2024年4月号
「私みたいな人間は珍しいと思いますよ」―。サンパウロ市リベルダーデ区に住む高嶋伸好さん(86、北海道生まれ)は、青年期に渡ったブラジルと帰国後の日本でそれぞれ違うダンボール会社のデザイン担当の仕事を行い、60歳の定年後に再びブラジルに戻ってきたという貴重な経験を持っている。 父親がフィリピンのマニラで戦死し、第2次世界大戦後、2人兄弟の長男として母親に育てられた高嶋さん。神奈川県内の法政大学附属第二高校に通ったが、卒業前から1年ほど、「遠い親戚だった」ダンボール会社『横浜紙
「Mocotó Vila Leopordina」&「Charco」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2024年3月号
Mocotó Vila Leopordina 所在地:R. Aroaba, 333 - Vila Leopoldina 電話:(11) 3294-4814 Instagram:@mocotorestaurante ブラジル北東部の料理で名高いモコトは以前、ヴィラ・マデイラスというサンパウロ市北部のとんでもなく遠いところにしかなく、私が住んでいるベラ・ヴィスタ区からはサンパウロ市を横断する感じで、また、12時には行列ができることから、お昼ご飯食べるのに家を10時半頃には出
「ブラジル、 Terra adorada(讃えるべき土地)」 黒酢二郎の回想録 Valeu, Brasil!(第6回) 月刊ピンドラーマ2024年3月号
前回は、日本では絶対に体験することのできなかったであろう、ぶったまげた出来事3件についてお話ししました。特に通貨切り替え(デノミネーション)から私は大きな教訓を得ることができました。行き詰ったらリセットすればよい、という開き直りの思想です。ブラジルには Cara de pau という日常よく使われる表現があり、厚かましい、ずうずうしい、恥知らず、という意味で使われます。日本で周囲の視線を気にしつつ、無理して優等生のごとく振舞っていた私にとっては、自らをいい子ちゃん神話という呪