月刊ピンドラーマ

ブラジルを知るための雑誌。 おそらくサンパウロ唯一の日本語フリーペーパー。 2006年…

月刊ピンドラーマ

ブラジルを知るための雑誌。 おそらくサンパウロ唯一の日本語フリーペーパー。 2006年6月から刊行中。 HP https://www.pindorama.info/ #ブラジル #サンパウロ

マガジン

  • 月刊ピンドラーマ2024年4月号(vol. 214)

    ブラジルを知るための月刊誌。 フリーペーパー。 2006年6月から休まず刊行中。

  • 月刊ピンドラーマ2024年3月号(vol. 213)

    ブラジルを知るための月刊誌。 フリーペーパー。 2006年6月から休まず刊行中。

  • 月刊ピンドラーマ2024年2月号(vol. 212)

    ブラジルを知るための月刊誌。 フリーペーパー。 2006年6月から休まず刊行中。

  • 月刊ピンドラーマ2024年1月号(vol. 211)

    ブラジルを知るための月刊誌。 フリーペーパー。 2006年6月から刊行継続中。

  • 月刊ピンドラーマ2023年12月号(vol. 210)

    ブラジルを知るための月刊誌。 フリーペーパー。 2006年6月から刊行継続中。

最近の記事

蚊にかまれまくる今日この頃 開業医のひとりごと 秋山一誠 月刊ピンドラーマ2024年4月号

ブラジルは定期的に蚊(ヤブカ)が媒介する感染症が暴発します。筆者は開業してもうすぐ30年ですが、その間に何回も黄熱とデング熱の流行があり、それだけでは足りないのか、さらにジカ熱とチクングニアまで流行しました。過去に書いたのをみてみると初めて2010年に黄熱とデング熱についてひとりごとしたのを皮切りに、2014年から2018年まで毎年テーマにあがっていました。そして当地では現在またこの手の感染症が大流行しています。 今年の流行の特徴は色んな感染症がごちゃまぜになっているところ

    • 「Padoca do Mani」&「Nit Bar de Tapas」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2024年4月号

      Padoca do Mani 所在地:R, Joaquim Antunes, 138 - Jardim Paulistano 電話:(11) 2579-2410 Instagram:@vemprapadoca TV番組、マスターシェフの審査員も務めるエレーナ・リッゾのManiは世界のベスト50にも選ばれたことがある独創的でおいしい料理を出すレストランである。以前は年に一度ぐらいのペースで行っていたが、最近はサンパウロのレストラン価格が高騰していて行けていない。ちなみに昨

      • ミゲル クラッキ列伝 第173回 下薗昌記 月刊ピンドラーマ2024年4月号

        2026年に行われるワールドカップ北中米大会の開催やメッシらがインテル・マイアミに加入したこともあって、近年ますます盛り上がりを見せるアメリカのサッカー界。 古くはペレやベッケンバウアーが在籍したニューヨーク・コスモスが存在感を見せた北米サッカーリーグ(1967-84年)も行われていたアメリカに最初に渡ったブラジル人GKがいる。 ミゲルの登録名で知られた名GKだ。 1937年、ミゲル・フェレイラ・デ・リマはブラジル北部のリオ・グランデ・ド・ノルテ州のマカイーバで生まれた

        • 「ブラジルの二面性」 黒酢二郎の回想録  Valeu, Brasil!(第7回) 月刊ピンドラーマ2024年4月号

          前回は、ブラジル各地で生活し、この国の魅力にはまり込んでいったこと、病気で寝込んだ際に「おふくろの味」の差し入れをもらい、その後は恩返しのつもりで魔法にかかったかのように仕事に打ち込み始めたことをお話しました。 実は昨年(2023年)初旬に暫く日本に滞在したのですが、その際にちょっとした違和感を覚えました。日本では、というか正確には私が訪れた場所では、行き交う自動車はピッカピカ、道行く人々は揃って小奇麗な出で立ち、咥えタバコで歩いたり交通ルールを破る不届き者は殆どおらず、路

        蚊にかまれまくる今日この頃 開業医のひとりごと 秋山一誠 月刊ピンドラーマ2024年4月号

        マガジン

        • 月刊ピンドラーマ2024年4月号(vol. 214)
          8本
        • 月刊ピンドラーマ2024年3月号(vol. 213)
          8本
        • 月刊ピンドラーマ2024年2月号(vol. 212)
          8本
        • 月刊ピンドラーマ2024年1月号(vol. 211)
          7本
        • 月刊ピンドラーマ2023年12月号(vol. 210)
          9本
        • 月刊ピンドラーマ2023年11月号(vol. 209)
          9本

        記事

          ジャイメ・レルネル(建築家、元パラナ州知事、1937-2021) ブラジル版百人一語 岸和田仁 月刊ピンドラーマ2024年4月号

          2021年5月27日、建築家・都市計画家として国際的に著名なジャイメ・レルネル元パラナ州知事が亡くなった。世界中のメディアが訃報記事を報じていたが、ユダヤ専門通信社であるJTA(ユダヤ通信社)の英文記事では、「世界で最も影響力のある建築家・都市計画家であるジャイメ・レルネルが亡くなった。彼はブラジル・ユダヤコミュニティーにも深く関与していた」と書き始め、後半では、「わがユダヤコミュニティーは、一人の偉大なユダヤ人を失い、ブラジルは一人の偉大な人物を失った」とのパラナ・ユダヤ連

          ジャイメ・レルネル(建築家、元パラナ州知事、1937-2021) ブラジル版百人一語 岸和田仁 月刊ピンドラーマ2024年4月号

          「Mercado aquecido」 ポルトガル語ワンポイントレッスン リリアン・トミヤマ 月刊ピンドラーマ2024年4月号

          マッキンゼーのデータによると、ブラジルの美容のマーケットは世界で第4位の大きさです(米国、中国、日本に次ぐ)。 ABIHPEC(パーソナルケア用品・香水・化粧品の産業関連のブラジルの協会)によると、美容業界はこの5年間で567%成長しました。 SEBRAE(中小零細企業をサポートする非営利団体)は、男性にフォーカスした美容業界は今後2030年まで毎年9.1%成長していくだろうと指摘しています。 GoogleとOfferwiseによると、ブラジル男性の過半数が2024年上

          「Mercado aquecido」 ポルトガル語ワンポイントレッスン リリアン・トミヤマ 月刊ピンドラーマ2024年4月号

          日伯のダンボール会社でデザインを担当した高嶋伸好(たかしま・のぶよし)さん 移民の肖像(最終回) 松本浩治 月刊ピンドラーマ2024年4月号

          「私みたいな人間は珍しいと思いますよ」―。サンパウロ市リベルダーデ区に住む高嶋伸好さん(86、北海道生まれ)は、青年期に渡ったブラジルと帰国後の日本でそれぞれ違うダンボール会社のデザイン担当の仕事を行い、60歳の定年後に再びブラジルに戻ってきたという貴重な経験を持っている。 父親がフィリピンのマニラで戦死し、第2次世界大戦後、2人兄弟の長男として母親に育てられた高嶋さん。神奈川県内の法政大学附属第二高校に通ったが、卒業前から1年ほど、「遠い親戚だった」ダンボール会社『横浜紙

          日伯のダンボール会社でデザインを担当した高嶋伸好(たかしま・のぶよし)さん 移民の肖像(最終回) 松本浩治 月刊ピンドラーマ2024年4月号

          ブラジル面白ニュース 布施直佐 月刊ピンドラーマ2024年4月号

          ☺ブラジルのドライバー達 先月8日、パラナ州ポンタ・グロッサ市で、マジックで書いたナンバープレートを付けたオートバイの運転手が警察に逮捕された。警察の調べでは、番号自体は登録通りだったそうだ。 同じく先月11日ゴイアス州サント・アントニオ・ド・デスコベルト市からブラジリアに走行中のバスが、車両が故障したとの理由で路線の途中で停車し、満員の通勤客を降ろし車庫に向かった。始点から乗っていた乗客によれば、バスは最初からハンドルが半分しかなく、運転手はそのまま途中まで運転していた

          ブラジル面白ニュース 布施直佐 月刊ピンドラーマ2024年4月号

          サンパウロから週末の小旅行~弥勒寺とシティオ・アラカワ~ 青木遼 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          弥勒寺 Templo Torre Miroku 最初に、その寺の名前を聞いたときに、えっ?と思った。どこにあるの?その弥勒寺?ここはブラジルだよね? そうした疑問を抱えながら向かうと、サンパウロから50キロの町、リベイロン・ピーレスの湖の奥にその寺はあった。美しい姿をして。人類の宗教心は人が人であるが故に大事なものと思う。この寺を創立した中橋ミノル氏の宗教心の発露であろう。世界救世教が包括する《東方之光》の祭神は、大光明真神(みろくおおかみ)、明主之御神(めいしゅのみか

          サンパウロから週末の小旅行~弥勒寺とシティオ・アラカワ~ 青木遼 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          チアゴ・ネヴェス クラッキ列伝 第172回 下薗昌記 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          古くはヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)に在籍し、ブラジル代表で活躍したアモローゾ。近年であればアルビレックス新潟でプレー後、パウメイラスで南米制覇を果たし、ブラジル代表のユニフォームを着たロニ。Jリーグでプレーした当時、決してビッグネームでなかった選手たちが、ブラジルに帰国後ブレークする例がある。 ベガルタ仙台でプレーしたチアゴ・ネヴェスもその一人である。 「その時が来たと認めないといけない。スパイクを脱ぐ時だ」 2023年10月、チアゴは38歳にしてプロサッカー選手

          チアゴ・ネヴェス クラッキ列伝 第172回 下薗昌記 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          幸せなとしよりになるための25条。 開業医のひとりごと 秋山一誠 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          今年の1月は日本に滞在していました。元旦は能登半島地震で始まり、筆者も怖い思いをしました。亡くなられた方や被災された方には心よりお悔やみとお見舞い申し上げます。震災の世の中です。現在は能登地方では支援活動がおこなわれていますが、雲の上の世界でも大震災が起こり、政治家が倒壊した家屋(註1)から這い出そうと必死ようです。 ややこしくなっている自民党の関係者や地震の被災者が報道されていますが、目につくのは「としより」です。高齢者が多数でてきます。現実世界でもどこへ行っても老人がい

          幸せなとしよりになるための25条。 開業医のひとりごと 秋山一誠 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          「Mocotó Vila Leopordina」&「Charco」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          Mocotó Vila Leopordina 所在地:R. Aroaba, 333 - Vila Leopoldina 電話:(11) 3294-4814 Instagram:@mocotorestaurante ブラジル北東部の料理で名高いモコトは以前、ヴィラ・マデイラスというサンパウロ市北部のとんでもなく遠いところにしかなく、私が住んでいるベラ・ヴィスタ区からはサンパウロ市を横断する感じで、また、12時には行列ができることから、お昼ご飯食べるのに家を10時半頃には出

          「Mocotó Vila Leopordina」&「Charco」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          「ブラジル、 Terra adorada(讃えるべき土地)」 黒酢二郎の回想録  Valeu, Brasil!(第6回) 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          前回は、日本では絶対に体験することのできなかったであろう、ぶったまげた出来事3件についてお話ししました。特に通貨切り替え(デノミネーション)から私は大きな教訓を得ることができました。行き詰ったらリセットすればよい、という開き直りの思想です。ブラジルには Cara de pau という日常よく使われる表現があり、厚かましい、ずうずうしい、恥知らず、という意味で使われます。日本で周囲の視線を気にしつつ、無理して優等生のごとく振舞っていた私にとっては、自らをいい子ちゃん神話という呪

          「ブラジル、 Terra adorada(讃えるべき土地)」 黒酢二郎の回想録  Valeu, Brasil!(第6回) 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          「センスが良い、趣味が良い」 ポルトガル語ワンポイントレッスン リリアン・トミヤマ 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          IMFの報告によると、犯罪がブラジルの成長を0.6%下げる原因になっているとのことです。120億ドル(600億レアル)の損失です。 悲しいことですが真実です。その一例がサンパウロ中心街のクラコランジア(Cracolândia)です。路上生活者、薬物中毒者、麻薬密売人であふれ返っています。そのせいで、この地域ではこの10年間で12500の店舗が閉業しました。最高のクラシック音楽が聴けるサラ・サンパウロなど非常に素晴らしいポイントがあるのに残念なことです。話は逸れますが、音楽に

          「センスが良い、趣味が良い」 ポルトガル語ワンポイントレッスン リリアン・トミヤマ 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          理髪師だった須崎節子(すざき・せつこ)さん 移民の肖像 松本浩治 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          「本当に皆さんに良くしていただきました」―。こう語るのは85歳まで理髪師として働いた須崎節子さん(92歳、熊本県出身、旧姓・蓑毛(みのも))だ。背がスラッと高くて姿勢もよく、とても92歳とは思えない若々しさが印象的だ。 10人兄妹の2番目に長女として熊本県で生まれた節子さん。父親が戦前、海外のブラジルに行くか、親せきを頼って鹿児島に引っ越すかで迷っていたが、結局は鹿児島行きを選んだという。しかし、鹿児島で空襲に遭い、戦後は家族で熊本へと戻ることになった。節子さんは15歳の時

          理髪師だった須崎節子(すざき・せつこ)さん 移民の肖像 松本浩治 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          ブラジル面白ニュース 布施直佐 月刊ピンドラーマ2024年3月号

          ☺何でも入る… カーニバル等の人混みでは携帯や貴重品を盗られはしないか心配ですね。パラー州の女性起業家がそんな悩みを解決する優れモノの「防犯ショーツ」を開発した。 ショーツ前部にジッパーがついており、 「携帯、現金、小物等色んなものを収納できるようになっていて、服の上からは目立たたないから安心よ」 と開発者のクリス・オンシーニャは自信満々だ。 ☺空からお金が… 先月7日午後、マラニョン州ヴィトーリア・ド・メアリン市のサンタ広場に、インフルエンサーがヘリコプターから紙幣

          ブラジル面白ニュース 布施直佐 月刊ピンドラーマ2024年3月号