「Padoca do Mani」&「Nit Bar de Tapas」 さんぱうろぐるめをっちゃー 宮本碧 月刊ピンドラーマ2024年4月号
Padoca do Mani
所在地:R, Joaquim Antunes, 138 - Jardim Paulistano
電話:(11) 2579-2410
Instagram:@vemprapadoca
TV番組、マスターシェフの審査員も務めるエレーナ・リッゾのManiは世界のベスト50にも選ばれたことがある独創的でおいしい料理を出すレストランである。以前は年に一度ぐらいのペースで行っていたが、最近はサンパウロのレストラン価格が高騰していて行けていない。ちなみに昨年のManiのコース料理は580レアルで、飲み物などを入れれば日本円で軽く2万円を超える。飴でコーティングされたフォアグラや手長エビに冷たいジャブチカバスープを注ぐ料理など想像するだけでよだれが出るが、ぐっと我慢してManiグループのパン屋、Padoca do Maniに行った。自家製の天然酵母パンやケーキなどを出すカジュアルな店である。
この日食べた朝食は数種類のパン、グラノーラ入りのヨーグルト、スクランブルエッグとベーコン、オレンジジュース、コーヒーのセットメニュー。たまには優雅にゆっくりとこうした朝ご飯を食べるのも悪くない。冷やしたココナッツケーキもしっとりとしておいしい。
Nit Bar de Tapas
所在地:R. Oscar Freire, 153 - Jardim Paulista
電話:(11) 3539-9795
Instagram:@nit_bardetapas
ある日曜日、朝からタパスという言葉が頭を離れなかった。娘から昼食のお誘いがあり、迷わずNit Bar de Tapasを選んだ。隣にあるスペイン料理の名店、Tanitとともにスペイン人シェフ、オスカル・ボシェが経営するタパスバーである。Veja誌で年間最高シェフにも選ばれたことがオスカル・ボシェは従来のスペイン料理を解釈し直し、独自の軽いスペイン料理を生み出している。Nitのメニューは魚介類中心でエビ、タコ、イカとその墨など日本人の口にもよく合う料理が多い。
この日頼んだオックステールのコロッケ、生ガキ、薄切りのブリを軽く絞めたクルード、黒ニンニクやトリュフオイルで味付けられたスペアリブなどどれもおいしかった。昼から白いサングリアを飲みながらつまむタパスは最高。最近、サンパウロで流行りの中華割パンに角煮を挟んだ一品もあった。この日は頼まなかったがパエリアやイカ墨で味付けた極細スパゲッティ、フィデウアもメニューにある。隣のTanitの料理も頼むことができる。
月刊ピンドラーマ2024年4月号表紙
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