🌠星が降ってくるのは...
星って、何で空に浮かんでいるか知っているかい?
そう、知ってるよね。地上で生きて、人生を終えた人が、星になるんだったよね。
星になった人は、ふつう、そのまま、空に浮かんでいる。
だけど、たまに流れ星になって落ちてくるだろう?なんでだか、知ってるかい?
そう、せっかく死んで楽になったはずなのに、私のほうが輝いているとか、いや俺のほうが輝いているとか、そういう張り合いをすることに疲れてしまうからなんだ。
流れ星になって落ちてくる星が、落ちてくる間、何を考えているか、知ってるかい?
そう、星でさえなくなれば、もう闇になるしかないよね、ってこと。
輝くことに飽きた星は、やっと、みんなを輝かせる闇になることができるんだ。
闇は、地上で生きた人間が、星になって、流れ星になって、落ちたときにできるものなんだね。
もう、誰とも張り合わなくていい。
どの星とも張り合わなくていい。
やっと楽になれた、よかった、うれしい。
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします