わたしのオススメ自己啓発書10冊
いわゆる「自己啓発書」と呼ばれている本は読まない。その理由はいくつかある。
①
しごく当たり前のことしか書かれていない。
②
成功体験を語る著者の臭気が嫌なこと。
③
仮に万人に実行できることならば、もう他にすでに実行に移しているだろうから、自分が実行しても二番煎じに過ぎず、決して自分の成功にはならないから。
④
一度読む、というか、目次を見れば本の内容が分かってしまうので、本文を読んでも時間の無駄になるだろうと考えるから。
⑤
自己啓発書に書かれていることは、著者にとっての正解であって、私の正解ではないから。
ざっと、こんな感じの理由である。
一般的に、自己啓発書って万人向けに書かれているようでありながら、常識的なことを除けば汎用性があるものは少ない。
私が思うに、万人向けに書かれた書物よりも、個別具体的に書かれた名著のほうが、誰が読んでも納得できるものが多い。それはなぜかと言えば、著者が直面した困難にどのように対処すべきかという切実さが伝わるからである。
当然、私たちはまったく同じ経験をすることはないわけだが、「自分が著者と同じ立場にあったならば、どのように対処するだろうか?」と考えるための「余白」があるからである。
「こうしなさい」「これが正解です」という自己啓発書には、読者が自らの頭で考えるという「余白」が少なすぎる。
いわゆる「自己啓発書」というものは、電子レンジでチンするだけ冷凍食品やお湯を入れるだけのカップ麺みたいなもの。
それに対して古典的名著というものは、素材はある程度用意してくれるが、足らないものは読者自らが素材集めをすることを促す。そして、自らの手で集めた素材を料理するという一手間、二手間を必要とするもの。
以下では、これこそが真の意味での自己啓発書だと私が思った名著をいくつか挙げてみます。すべて実際に私が読んだことがあるものです。
個人的な趣味もたぶんに含まれるが、誰が読んでも何か感じるものがあると信じています。
#論語
#君主論
#ゲーテとの対話
#聖書
#眠られぬ夜のために
#まちがったっていいじゃないか
#春宵十話
#旅人
#そら頭はでかいです世界がすこんと入ります
#いい人をやめると楽になる
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