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通りがかりに古墳をみつけた。

 国道4号線を走っていたら、「古墳っぽい森」が見えた。車を止めて近寄って見ると、果たして古墳があった。

琴平塚古墳群
(宇都宮市内)
石室の説明
復元された石室
中には入れず
外から見学

 古墳が好きだ。何度も記事に書いている。とは言っても、車で行ける範囲の北関東の古墳がほとんどである。
 古墳探訪が趣味のひとつになったのは7~8年前、たまたま図書館で見かけた本に、私の家から比較的近い場所に国指定史跡の立派な古墳があることを知ってからだ。
 それ以来、文献を調べてナビに場所を入力して100基を越える古墳を探訪してきた。
 実際に行って見ると、宅地あるいは道路建設のために半壊していたり、湮滅していたりすることもあるが、だいたい似たようなところに立地していることが分かってくる。
 回りには田んぼが広がっていて、近くに川が流れていることが多い。
 古墳を目当てにして現地まで赴くわけだが、古墳の近くには、「貝塚」や「国分寺・国分尼寺」、「五街道」や「一里塚」など、他の時代の遺跡が集まっていることが多い。また、大きい古墳だと近くに立派な神社もあったりする。
 古代から江戸時代に至るまで、意図せず、あらゆる時代の遺跡も楽しめる(ことがある)。

 時代は違えど、古代から現在に至るまで、人間の住みやすい場所は共通しているのだろう。
 一般的にいうと、水が豊かで、稲作に適しているところは定住しやすいということは容易に想像できる。

 江戸時代の一里塚や街道が多いところに古墳あり😄。国道(旧街道)を走っていて宅地に紛れて少し「森」っぽくなっているところは「古墳」の可能性が高い。
 というのは、五街道をはじめとする江戸時代の街道は、現在「国道」になっていることが多いからだ。


 今回の「琴平塚古墳群」は、文献で探して見つけたのではなく、自分の「古墳センサー」が働いて見つけた古墳だから、喜びがひとしおであった。
 別に歴史的に有名な古墳ではないが、こういう「発見」はとても嬉しいものだった。
 文献を検索して古墳を見つけるのではなく、あえて地図のみを見て、「古墳のありそうなところ」に行ってみるのも楽しいかもしれない。そこで本当に古墳を見つけたら嬉しいではないか😄。
 まぁ、暇人のすることかもしれませんが😄。


新しい地図の楽しみ方(↓)


考察 | 古墳の近くに「ラブホ」が多いのは何故か?


古墳とインフラの共存


関東の古墳


春🌸は墳活。


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