最近の記事

最近見た映画(2024/6)

・最近見た映画について書きます。6月に見た映画。 ・①『マッドマックス:フュリオサ』 ・9年前の『怒りのデスロード』の前日譚。あらすじについては書かんでもいいか。フュリオサのビギニング。面白かった。見たいものが見れたって感じがする。それは映像という意味でスケールのでかい破壊的エンターテイメントを楽しめたという意味でもあり、同時に物語という意味で『怒りのデスロード』のテーマ(被支配者の連帯、そこからの脱出)を掘り下げる内容になっていたという意味で書いている。見たいものが見れ

    • 最近見た映画(2024/5)

      ・最近見た映画について書きます。5月に見た映画。 ・①『トラペジウム』 ・公開初日にバズ狙い構文でこき下ろされた気の毒な作品。本当に気の毒だと思うね、誇張抜きに。かなり面白かったと思うから。原作も読んだ。これを見て東ゆうの強烈な目的意識の奇妙さにしか目が向かないのは勿体ない気がする。東ゆうが自分のことしか見えていないのは、それはそうだし、それで順当に失敗するのは当然と言えば当然。そのあとに残ったものは何なの、というのが中盤以降の主軸なテーマ。東ゆうは言ってしまえば信頼でき

      • 感想_映画『ソウルメイト』

        ・面白かった。でも、私の理解力では、スムーズに理解するために「ああそういうことね」と考えることが必要になり、それが鑑賞の上でノイズになってしまった感があった。これは個人の問題。 ・冒頭の何気ない会話が終盤にかけて利いてくるタイプの脚本で、その前半を「何だっけ?」と思い出すまでに時間がかかってしまうと、鑑賞体験としてマジでもったいない。自分の思考がノイズになる、というやつ。 ・メイン2人の、互いを思いやるがゆえに上手くいかない、なぜなら自分のことを考えずにはいられないから、

        • 最近見た映画(2024/3~4月)

          ・久々にNOTEを書きます。せっかくなのでタイトル通り最近見た映画の感想でも書こうかな。映画館で3本見ました。 ・①『四月になれば彼女は』 ・何かよく分かんない話だった。そうはならんやろ、なっとるやろがい、でもさァ……、全体的に変な話……という感じ。この話、何か変…!? ヒロインの片方を演じる森七菜のサブカル力(さぶかるぢから)は凄い。プラハ、ウユニ、アイスランド、画面はきれい。金かかってる。話は退屈。作中のテーマに対して一般論的な結論を導くために登場人物をアホに見せるの

        最近見た映画(2024/6)

          天下取った友達っている?

          ・俺の周りには少なくともいまのところいない。なんで急にそんなことを書いたのか。宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』を読んだためです。 ・いい小説だった。主人公の成瀬あかりは子どもの頃から一貫して何でもできて、何となくただならぬ雰囲気をまとっている。誰の子供時代の記憶にも恐らくひとりはいるであろう「将来大物になるであろうあいつ」を思い出すのがこの成瀬あかりだった。実際そいつは大物になったり天下を取ったりするのか…というと、大体の場合はそうではないと思う。この成瀬にしても同じで、

          天下取った友達っている?

          生活など

          ・転職先が決まった。自分の社歴を見るとその印象と自分の性格との結び付かなさに驚く。何と言うか、浅黒い肌がテカテカしている、サーフィンが趣味のでかい人間が遠くに見える気がする。 ・鳥トマト『東京最低最悪最高!』。この漫画、別に使い古された都市比較をしたい訳じゃないんだろうな。主人公のアキは人生をハンドリングするために何でも使ってやろう、上手く渡り歩いてやろう、という野心があると自負しているが、実際にはその野心は彼氏の圭にあっさり見抜かれている。この人は別に狡猾ではなくしっかり

          生活など

          散歩

          ・昨日、完全にこの日記を書きわすれていた。 ・上野公園の国立博物館に行った。国立博物館は割と好きだ。大規模な割に上野駅から見て奥の方にあるせいか西洋美術館や科学博物館より何となく影が薄い気がしているものの、展示されてるものに迫力があっていい。東洋館とか。あと展示室にベンチが多いので無目的にぶらぶらするのに向いている。でも国立博物館だけ広すぎるんだよな。建物が国立博物館の敷地内だけで5個ある。 ・国立博物館を出て藝大の方に少し歩くと黒田記念館というのがある。黒田清輝の作品を

          読んだ小説の感想

          ・土曜日。7時半起床。 ・朝比奈秋『植物少女』読んだ。かなりよかった。死んだ人のことってやっぱり多少美化してしまうことがあると思うんだけど、そういうことの顛末の着地がよかった。ある人から受けた行為の何をその人からの愛として受け取るか、そういう話として着地したように見えた。今年読んだ小説のなかでかなり上位に食い込む……と思う。 ・あー日付が変わってしまった。短いけど終わります。 以上

          読んだ小説の感想

          日記を続けましょう

          ・日記日記日記。完全に忘れるところだった。 ・ほそぼそとネトフリのワンピースを見ている。実写のやつ。東の海編は子どもの頃に何度も読み返したので、意外と細かい部分まで覚えていることに気が付いたりして、そういう意味でも面白い。ネトフリの実写版では思ったよりルフィの腕は伸びないしゾロは刀をくわえない。ガイモンさんは出ない。バギーが鼻の勘違いでキレるやつは「knows」と「nose」で引っ掛けていたので、へえ~~と思った。でもやっぱり個人的には原作の(特に序盤の)緩急の付け方はかな

          日記を続けましょう

          日記を再開しましょう

          ・久々に日記を書いていこうと思う。 ・創作について。3月末に出したすばる文学賞は今年は2次選考で落選していた。去年は4次選考で落選したので後退した。確かに書いていたときも芯を食ってないというか、何かまとまってこないなという感じはあった。1つの大きな話を軸として2つのテーマを並行させどっかで合流させるのができると気持ちいいよなという感覚はあり、去年のはそれがそこそこ真っ当にできていたが、今回はまともに機能しておらず、ふにゃふにゃしたまとめをしていた。なので、残当という感じ。あ

          日記を再開しましょう

          20230220~0226 1週間

          ・1週間に一度Noteを更新するというの、逆に面倒くさいかもしれない。水曜と土曜とかの方がいいのか? ・最近は、12月頭まで書いていた小説を読み直したらあんまり面白くなかったので何となく修正している。ちょうど2か月くらい置いて読み直すといいのかもしれない。 ・4月に引っ越すので家探しを本格的に始めた。難しすぎる。私は正直いつでもリモートワークなので住む町自体にこだわりはさほどないのが幸いと言える。間取り、日当たり、水回り。お金が多少あってよかった~という気持ちがぼそぼそと

          20230220~0226 1週間

          20230211~0218 見た映画と読んだ本について

          ・見た。『海街diary』。いい映画だった。話はまあ原作があるから準拠しているんだろうなという感じはあり、あんまり言えることはないんだけど、なぜなら原作読んでないから。3月から5月にかけての画面の雰囲気がその季節でしか感じられない光の描写をしていてちょっとびっくりした。前30分経過~60分までの部分と、割と後半部の梅の実を取る場面の辺り。この辺の画面のきれいさだけでだいぶ得したなという気分になった。あの辺の季節特有の、花粉なのか埃なのか何なのかよく分からん粒子が空気中に散って

          20230211~0218 見た映画と読んだ本について

          20230210まで

          ・日記をしばらく書いていなかったので1週間分くらいのことを書く。1週間なにがあったわけでもないけど。 ・腰痛がだいぶ良くなった。もう完治と言ってもいい。コルセットって初めて巻いたけどこれがよかった。姿勢もよくなった気がして一石二鳥。転んでもただは起きない。 ・ヘッドホン買った。左右分離型のイヤホンを落としておかしくしてしまったので。あんな小さいイヤホンを一度もなくさずにいられたことは奇跡に近いことだと思う。おかしくしたといっても壊れたわけではなくて何回かに1回、左耳の接続

          20230210まで

          20230205 日記

          ・『ハイパーインフレーション』を最新回まで読んだ。 ・かなり面白い。結構複雑な話をしているような気がするがスムーズに頭に入ってくる辺りも不思議なリーダビリティがある。基本的には偽札を作り出す能力と貨幣を用いた国家転覆をめぐる三つ巴の抗争なんだけど、そのうちの一角を担う「とにかく儲けられる方に味方する商人」が常に流動的に他2勢力のどっちかに肩入れしているので、どっちがどういう根拠で有利なのかが分かりやすい。これは描き方の話だな。話のテンポもいい。いろんな角度から頭脳戦をやるぞ

          20230205 日記

          20230202 日記

          ・本当に書くことがない。労働というやつ、これが21時まであったのでそのあと1時間歩きに行く。これで22時でもろもろやっていまであるため、それは書くこともないという話になる。転職をしてゆるい会社にいったつもりがゆるい会社もしくはゆるい現場では仕事のもうあんまりできない人間も紛れ込んでいるので純粋に苛つく場面が増える。私は苛つくとどうしても詰めの部分が出てしまいそうになるのでよくない。実際は出してないけど。労働の場では比較的「理」の領域が幅をきかせている(と、ある程度は了解されて

          20230202 日記

          20230131 書くことがないn回目

          ・夜、1時間歩いた。歩いている間、全然ものを考えないので気が付いたら1時間経っている。骨伝導イヤホンをして歩いている。家についたあと、その骨伝導イヤホンをどこやったっけなとしばらくうろうろしたあとに耳に引っかかったままだったことに気が付いた。”眼鏡クン”すぎる。 ・書くことがないな。書けることがないといった方が正しいかもしれない。これでも一応はたらいて賃金を貰っている。本当のことを話すと、多くの人がそうしていると自称するよりもはるかに意味もないことをして賃金をもらっている。

          20230131 書くことがないn回目