20230205 日記

・『ハイパーインフレーション』を最新回まで読んだ。

・かなり面白い。結構複雑な話をしているような気がするがスムーズに頭に入ってくる辺りも不思議なリーダビリティがある。基本的には偽札を作り出す能力と貨幣を用いた国家転覆をめぐる三つ巴の抗争なんだけど、そのうちの一角を担う「とにかく儲けられる方に味方する商人」が常に流動的に他2勢力のどっちかに肩入れしているので、どっちがどういう根拠で有利なのかが分かりやすい。これは描き方の話だな。話のテンポもいい。いろんな角度から頭脳戦をやるぞという気概をビシビシに感じる。「味方がまっとうすぎて不利になる」とか「敵がアホすぎて不利になる」とかあんまり見ないタイプの駆け引きがあってよかった。

・1時間歩いた。

以上

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?