子どもの好奇心が、働く大人にパワーを与える!~子どもPeopleえぴそーど⑦ 『ピートラ』Vol.62
イノベ乗組員のましもんです。
ピープルで、商品企画を約20年やってきました。
今は、2つの新事業チームのリーダーとして、ピープルのパーパス「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい」の実現のために考え、実行し、模索し続けています。
その1つ、「子どもPeople」チームでは、「子どもたちの好奇心ドリブンで、社会にインパクトを与える場をつくりたい!」という思いのもと、
昨年末より「好奇心はじける!ラーニングラウンジをつくる」プロジェクトを、関東・関西の2つの小学校と進めています。
(これまでのプロジェクトプロセスは以下をご覧ください)
そして!
子どもたちそれぞれの、「好奇心がつまった空間のアイデア」の発表会がつい先日、共創企業のオカムラbee(大阪)にて開催されました。
その発表会を終えて、ましもんが感じたことを書きたいと思います。
個性的だけど、みんなに「やさしい」アイデア
このプロジェクトでは、小学校1年生〜3年生15人が、一人一人、自分の好奇心でラーニングラウンジ空間アイデアを考えました。
15人のアイデアはどれひとつとして同じものはなく、個性的。
一人一人違うから面白い!
でも、「自分1人が良ければいい!」ではなくて、「自分とは違う思いの人もいる」「人にはいろんな気持ちや状況になることがある」、、という「みんなのために」の気持ちがどのアイデアにも盛り込まれていて、とても感動しました。
(アイデアを一部紹介。アイデアの権利は子ども達です。)
自分の好奇心が起点ではあるけれど、みんなでプロジェクトを進める中で、好奇心は自分の中でも日々変わることに気づき、いろんな好奇心を持つ人がいることにも想像が広がり、アイデアを積み重ねるプロセスの中で、自然とダイバーシティな空間提案につながっていったのだろうな。
そして、自分の好奇心を大事に!自分が決めることを大事に!というプロジェクト活動の方針だったからこそ、自分とは違う人の好奇心も尊敬し大事にしたい気持ちが自然にうまれていったのだろうな。
一人一人の好奇心が多様性につながることを感じる発表会でした。
これはまさに、以前お話を伺った村中先生の「ニューロダイバーシティ」!
一人一人が違うことを子どもたちは自然と理解し、違いを受け入れる姿勢が生まれていました。
好奇心は伝播する!
今回、子どもたちの発表を見に来てくれた見学者は50名近く!
子どもたちのアイデアに触れることで、刺激を受けて、大人の心に眠っていた「好奇心」もムクムク!
子ども達の好奇心に触れ、日々の仕事に好奇心を加えたい!自分のやりたい!気持ちを大事にしたい!そんなことを口にしている人が多数!
子ども達の好奇心が、大人にシェアされると、大人に元気を与えるんだなと、集まった子どもと大人のキラキラした表情から感じました。
子どもの好奇心が「働き方」を変える!?
子ども達から教えてもらうことが多かった発表会。
子ども、大人、共に共通で出てきたワードは「たのしかった!」「楽しい!」。
子どもにとって「学ぶ」、大人にとって「働く」、
どちらもやるべき義務感で捉えると、楽しくないものにも簡単になってしまうけれど、
好奇心ドリブンで「学ぶ」「働く」を捉えると、実はとっても楽しいことになる!
そんなことを子どもたちから教えてもらい、見学者の働くモチベーションには変化を与えてくれたことは確か!
これから、一人一人のアイデアがどう1つのラーニングラウンジに集約されていくのか?
子ども達が、自分たちで実現していく好奇心はじける学びの場は、大人が楽しく働く場としても参考になることがいっぱいありそうで、とても楽しみです。
☆東京の小学校でも、オカムラsea(東京)でも同様の取り組みを実施中。
「学び」と「働く」を、子どもたちの好奇心ドリブンで捉えるとどうなるか?今後の展開も楽しみにしていただけるととても嬉しいです♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?