【ギャンブル】勝負事ではバイアスに流される人間が負ける
人間の判断のゆがみを心理学では『バイアス』と呼びます。
みんながやってるから怖くないというやつですね。
今回は「バイアスに流されてしまうとギャンブル以外の勝負でも負けてしまうよ」という内容を紹介していきます。
バイアスに流されるとは?
バイアスに流されるということは、甘い話に乗っかってしまうことを指します。
競馬を例にすると、予想屋さんが有料で情報を教えていますよね。
「有料だったからこの情報に従っていたら間違いない!」と人間は思い込んでしまいますが、そもそも予想屋さんの情報が正しければ予想屋さんはすでに予想を有料でしなくてもいい人生を送っているはずなんです。
人間がバイアスに流されることを証明した実験
バイアスに流された人間のデータをマサチューセッツ工科大学のベロニカ・デーンズ・ラージが調査研究していました。
◆ベロニカの実験
アナタはどう判断しますか?
アナタの目の前に、上に手を入れられる穴が開いている箱が2つあります。
箱の中身は見えません。
中にはいくつも豆が入っているのですが、赤い豆が少数混じっています。
勝負は一回
穴から手を入れて、手探りで赤い豆を引き当てればアナタの勝ちです。
では、アナタはどちらの箱を選びますか?
A:豆が10個入っていて、そのうち1個が赤い豆
B:豆が100個入っていて、そのうち7個が赤い豆
確率でいうと、「Aは10%」で「Bは7%」ですよね。
冷静に考えれば「A」を選ぶはずなのですが、「B」を選んだ人は82%という驚きの結果が出たのです。
「箱Aには赤い豆が1個だけど、箱Bには7個もある。自分なら7個のうちどれかを引き当てられるんじゃないか」というバイアスにかかってしまうのです。
『宝くじ』を買うときはバイアスに流されている
ベロニカの実験のような結果と似たような例は『宝くじ』にあてはまります。
「あたりの数を増やしました!」とCMで宣伝されていて『よし!あたりが増えたならチャンスだ!確率が低くても自分ならあたるかも♪買わなきゃ』とバイアスに流されてしまうのです。
あたりくじが増えても、外れくじがどれくらい増えたのかは確認できないのに買ってしまいます。
さらに多くの人が宝くじ売り場に並んでいると、冷静な判断ができなくなるんですね。
冷静に物事を判断できなくなった場合に、勝負事では負けてしまいます。
最後に
今回は「バイアスに流されてしまうとギャンブル以外の勝負でも負けてしまう」という内容を紹介しました。
バイアスに流されるとは、甘い話に乗っかってしまうことを指し、冷静な判断ができなくなってしまうことでした。
ベロニカ・デーンズ・ラージの調査で、82%の人間が「自分なら大丈夫!」と根拠の薄い情報だけで勝負をしてしまうことが明らかになりました。
勝負事で負けないためにも、18%の冷静な人間を目指しましょう♪
この記事が参加している募集
80歳まで生きるとすると、人生の残り日数は3万日です。 40歳だと1万5千日、仕事・睡眠・プライベートの3つで分けると5,000日 プライベートタイムを家事・風呂食事・趣味の3つで分けると1,666日しかありません。 そんな貴重な時間を使って読んで頂き嬉しいです!