パートナーが発達障害だと思ったらやることとは?
発達障害をパートナーに持つことの苦悩
夫婦の一方が発達障害の場合、もう一方の配偶者は、コミュニケーションがうまく取れないことや、周囲の人に相談してもなかなか理解されないということから悩みが深まります。
カサンドラ症候群という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
家族などの身近な人が、アスペルガー症候群のために、適切な意志疎通や関係構築ができないことから、その影響がその影響が精神的・身体的に表れることがあります。
主なものとして、抑うつ、パニック障害、睡眠障害、激しい自己否定、自己評価の低下がありますが、これらを英国の心理学者、マクシーン・アストンはカサンドラ症候群と名付けました。
カサンドラ症候群は、もともとアスペルガー症候群の家族がかかる一連のメンタル疾患を指していましたが、現代では、広く発達障害の家族を持つことに起因する疾患を指すこともあります。
もし、パートナーが発達障害と感じたら
まずは、夫婦で発達障害についての理解を深めることが最初のステップです。
前回の記事でお伝えしたオカモトフウフのように、夫のADHDの特性が分かることによって、妻として夫の理解が進んだり、受け入れたり、夫の関わり方に対して工夫ができることがあります。
難しいのは、本人が発達障害という自覚をもっていないケースです。
発達障害は、今でこそ、一定の社会的認知が得られていますが、今の30台以降であれば、子ども時代にまだ今ほど認知されていなかったと思います。
子ども時代は、「ちょっと落ち着きがない」「少しこだわりが強い」「コミュニケーションが苦手」という感じで親や周囲から思われていた程度だった可能性もあります。
仮に、子ども時代、発達障害という指摘を学校の先生や周りから言われても、普通の子であってほしい親は、なかなか認めたがらないということはあります。
結果、発達障害と自覚がないまま、大人になっているケースというのは少なからずあるのです。
自覚のない相手に対して、発達障害と決めつけたり、発達障害の診断を強要したりすることは、関係がこじれる可能性があります。
また、発達障害を小さい頃から抱えてきたことで、当人が自尊心、自己肯定感を育んでいない可能性もあります。
そのような相手だからこそ、伝え方は十分に気をつける必要があります。
もし、伝えたとして、当人がすぐに発達障害だと受け入れられないことがあるとしても無理はありません。
発達障害だとわかることで、今までの自分ができなかったことが、自分のせいではなく、発達障害のせいだと分かり、肩の荷が下りたり、特性に対処する方法を見出すことで、希望が見えてくるということがあります。
一方で、この特性と一生付き合っていかなければならないという現実に向き合うことが必要となります。そこには、絶望、悲しみがあります。
パートナーとしては、当人が発達障害であることを受け入れることの葛藤や、絶望、悲しみを理解し、そこに寄り添っていくということが求められます。
まずは、発達障害だと決め付けたりすることなく、どのような困りごと、行き違いなどがあるのかを、お互いに理解し合い、ゆっくりと共有していくところから始めていく必要があります。
その上で、発達障害の可能性であることもしれないことを丁寧に共有しつつ、専門機関に受診したり、自助グループに参加して知見を得ていくというステップになります。
抱え込まず専門家をうまく活用することが重要
ADHDの支援者の言葉に以下のようなことがありました。
「家族が、一番の理解者になるというのは、とても難しい」
パートナーや子どもに対しては、発達障害であるということを受け入れるのは、簡単なことではありません。
相手の特性は、その人の個性だから、まるごと受け入れましょうというのは、きれい事です。
だからこそ、夫婦だけで抱え込むことなく、発達障害に詳しい専門医、自助グループや発達障害に対して知見のある専門家のサポートをぜひうまく活用いただきたいです。
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