Mayumi_y.mua

元作家志望のヘアメイクアーティスト兼いろいろやるひと。多分マルチポテンシャライト。一点…

Mayumi_y.mua

元作家志望のヘアメイクアーティスト兼いろいろやるひと。多分マルチポテンシャライト。一点突破できる突き抜けた才能がない分、いろんなことを楽しんでます。

マガジン

  • 読書感想文

    本を読むとだいたい、Facebookにレビューというか感想というか…な雑文を書くので、ここにまとめておくことにしました。

最近の記事

揺れる

AIがものすごい勢いで進化しているらしい。 ここ最近、特に話題になっているのが、chatGTP。 キーワードを与えれば、ブログや小説などのコンテンツを、驚くべき早さで生成できるとのこと。 専門家じゃないしよくわかってないけど、感覚だけで言うなら「AIが書いた小説やエッセイを読みたいか、と言われると、特に読みたいと思わない」が、第一印象だった。 AIの文章と、人間が書いた文章は何が違うだろう。 多分、AIは間違えない。 今はまだ精度が低い部分もあり、問いに対する答えが間違

    • 卑弥呼の“ひ”

      しばらくnoteを書いてなかったので、久しぶりに書いてみようと思います。 私はSNSを目的などで使い分けていて、noteに関しては“文章を書くこと”、“言語について”など、“言葉関係”をテーマにしています。 noteを書いている余裕がないのは、映画のヘアメイクをするはずが、いつの間にやら制作チーム、共同監督に入っていたからで、今回これを書いているのも、映画のPRの一環です。 とは言え、言語学的な関心事が映画の中にあったのは事実で、自分の中のテーマから逸脱したものではありませ

      • ・・・んな訳ねーじゃん

        めっちゃ久しぶりにnote書こうと思ったら、エディターが激変してて、驚いております。 忙しかったのもあるけど、私のnoteは“言葉”をテーマにしていて、言葉を巡って炎上騒ぎがあったときに、感想を書いたり考察することが多く、このところはそんなに「書こう」と思う事件が起きてなかった(書いてる場合じゃないことは多々あるけれど)ので、しばらく書いてなかった。 今回書こうと思ったのは「生娘をシャブ漬け」騒動について。 何年か後に見返したら「え?!何だっけ、これ???」ってなりそうで

        • 川の向こう側~「つみびと」を読んで~

          単行本が上梓されてから、気になっていたこの本。 つみびと (中公文庫 や 65-3) https://www.amazon.co.jp/dp/4122071178/ref=cm_sw_r_apan_glt_i_FJXDXBGRFPS1X2TBZ6Y1 ある日の仕事帰り、書店の入口で平積みになっていた文庫本を手に取り、覚悟を決めて購入した。 これはフィクションだけど、実際の事件から着想されている。 …ここからしばらく、文章を書いたけど消した。 なんだか、人の命が失われた

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        • 読書感想文
          2本

        記事

          手袋をさがしてみた話

          月曜日と金曜日、百貨店の中の美容室で働いている。 月曜日の帰り道、自転車に乗ろうとすると、手袋がない! さほど寒い日ではなかったので、自転車で帰るには問題ない。 しかし、その数日前に「この手袋、20年くらいは使ってるよな。でも、これ以上気に入るものはなさそうだから、仕方ないな。これからもよろしくね」と思ったばかりの、愛着たっぷりな手袋だった。 すぐに百貨店の店員通路の階段(美容室は7階にある)含め、帰りに通った道を逆にたどり、朝立ち寄ったコンビニでも聞いてみたが、どこにもない

          手袋をさがしてみた話

          荒地を拓くこと

          人にはそれぞれ、適した場所がある。 私は例えるなら、荒地を開墾する係。 いわゆる0→1というやつだ。 とても農作物の育たなそうな荒地を、 草を引き、転がる石をどかし、 土を耕し畝を作って、畑にしたい。 せっかく畑を作ったなら、そこで種を撒き、 作物を育てれば良さそうなものだが、 それは恐らく、向いてない。 だって、種を撒いても芽が出るまで 待たなきゃいけない。 芽が出てしまえばまだ、 成長が見えるかもしれないけど、 芽も出ていないただの土に、芽吹きを信じて 毎日水を

          荒地を拓くこと

          「書かずに生きられない」ことはさほど美しいことではない

          先日見かけたこのtweet、及びリプ、引用RT。 何かが引っかかるな、なんだろう?と考えた結果、思い至ったところをタイトルに、少し書いてみようと思う。 書かずに生きられないことは、さほど美しいことではない…というタイトルをつけたのは、 「美しい」としている方が多いのかな、と感じたから。 それって昨今よく見かける 「やりたいことがないんです。どうすれば良いですか?」 という質問に繋がるんじゃないかな。 その質問に答えるなら 「やりたいことがある人はそれで

          「書かずに生きられない」ことはさほど美しいことではない

          おじさん構文について考える

          いくつかのSNSをそれぞれのテーマでやっている。 noteのテーマは「ことば」。 という訳で、先日話題になった「おじさん構文」について、あれこれと考えを巡らせてみた。 まず、この文章で言いたいことを提示しておく。 ①文体には罪はない ②あのブログはプロの文筆家が「私が書きました」と、堂々と言えるクオリティなのか? この2点について、書いていこうと思う。 ①文体には罪はないいわゆる「おじさん構文、キモッ」みたいな、ツイートなどについて。 誰もが謝罪なり、反論なりが書か

          おじさん構文について考える

          人は誰でも魔法使い☆

          「毎朝トースト」という、 ただただ毎朝のトーストを上げるだけのInstagramアカウントを持っているため、 「今日のメインは何にしよう?」 「メインの食材を引き立てるには、何を組み合わせよう?」 と、毎朝、試行錯誤している。 例えばこないだは、桃のトースト。 バターと、シナモンじゃなくカルダモンの、繊細な香りを合わせてみよう。 トマトのときは、バジル、オレガノ、スイートマジョラムを使うことが多い。 そんな風に、ハーブやスパイスをあれこれ振りかけてると、何だか絵本の魔法使

          人は誰でも魔法使い☆

          粋〈すい〉ななぁ

          今日の夕食は鱧の湯引き。 関西の夏の風物詩。 鱧を湯がき、梅肉だれにする梅をまな板の上で叩きながら、ふと浮かんだのが「粋〈すい〉ななぁ」と言葉。 現代の関西弁の「粋〈いき〉やなぁ」でも、ましてや関東、江戸の「粋〈いき〉だね」でもない。 私の記憶が確かなら、随分前にTVで、今は亡き桂米朝師匠が語っていた。 「上方では粋〈いき〉ではなく、粋〈すい〉ななぁ、と言うんです」と。 「~ななぁ」という語尾は、今は関西でもほとんど聞かない。 ぎりぎり大正生まれの祖母が使ってるのを聞い

          粋〈すい〉ななぁ

          名前がつかない苦しみ

          昨日、病院の待合室の窓から景色を見下ろしながら、考えていた。 「あなたは○○病です」と言われるのと、またいつものように「特に異常はありません」と言われるのと、どちらが辛いだろう。 どちらも辛いな、何で診断してもらおうなんて思ったんだろう、怖い、帰りたい…。 生まれついての虚弱体質だ。 仕事柄、何10kgのキャリーカートを引き回し、 「近畿エリアならどこでも行くよー」などと言って受注し、 仕事に行った先で、おもしろいもの、きれいなものを見つけては写真を撮り、SNSに上げて…

          名前がつかない苦しみ

          才能に寄り添う

          昔から、天才という言葉に弱い。 永遠に手に入らぬ憧れ、といった感じだ。 幸いにして、 「食べていける人が限られている」と言われた 「好きなことを仕事に」しているので、 全く才能がないわけではないのかもしれない。 ただ、そういったちょっと特殊な仕事をしていると、 圧倒的な才能に出会う確率も高くなる。 世に名前の通った同業者などをみてしまうと、 技術的なこと、感性、ビジネスパーソンとしての資質、 全てにおいて、その方と自分の間の果てしない距離に眩暈がするほど。 周りに「

          才能に寄り添う

          1989年~簡単に当事者にはなれないけれど~

          久しぶりに明け方まで本を読んでしまった… 須賀しのぶ『革命前夜』 書店の入口に、やけに熱いPOPと共に平積みになっていたので(Amazonで検索すると、その手書きPOPの画像があります)、「じゃあ…」と購入。 物語は留学先の東独(今は亡き東ドイツ)に着いた主人公が、昭和天皇崩御のニュースを知るところから始まる。 平成元年=1989年。 振り返れば歴史が動いた激動の年。 11月9日にベルリンの壁が崩壊するまでのお話。 ブックレビューでは「一人称なのに

          1989年~簡単に当事者にはなれないけれど~

          言葉はたゆたう

          「正論」て、何なんでしょうね。 ええ、あの広告の話です。 レッドブルの広告が話題になった日から「何をそんなに怒ってるんだろう?」と考えていた。 私が思う「正論」は ※論理としては正しいけど、机上の空論的な、現実に則していない言論 とか、 ※相手に反論の余地を与えず、言われたほうが断罪されたような気持ちになって、自分を守るための反撃を促すもの みたいなニュアンスを含んだ、「くたばっていいもの」だったから。 怒っている人たちの意見を読んでいると、どうやらそういうネガティブな

          言葉はたゆたう

          ついついレビューを書いてしまう

          せっかくnote始めたし、何か書こう。 そう思いつつ、早3週間。 思いがけず、別の場所に長文を書いていて、自分で驚いてしまった。 それはFacebookでのブックレビュー。 以前から本を読むと、読書日記として残すためにFacebookに感想などを書いていたとはいえ、実際書いた文字数としても、推敲に掛けた時間としても、なかなかの力の入りよう。 何故、文章を書く場所を作ったのに、そこに書くか自分、である。 最初はそんなに長く書くつもりもなかったし、30分以内でちゃちゃっ!と書く

          ついついレビューを書いてしまう

          物書きになりたかった

          cakesが燃えてますね。 それに伴って、noteを離れるひとが増えているであろう今、何故か初めてのコンテンツを書いてみています。 何故なんでしょうね。 多分、今回の炎上のきっかけが、自ら命を絶った友達のことだったから。 私にもそんな友がいます。 彼女に会う前は、授業で書いた作文や詩が誉められるから、私は文章が書ける人なんだと思っていました。 そして当時、高校1年生で、初めてのバイトの本屋を「万引きを見落としてばかり」という理由でクビになり、普通の社会人としての将来に

          物書きになりたかった