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餅は餅屋、ブランディングについて【オヤジ店長のツイート日記vol.67】

こんにちは!オヤジ店長と申します!

人材育成、リーダーシップなどについてTwitterで発信している某外資系アパレルブランドで店長をしている読書好き、50代のオヤジです!

簡単な経歴や活動は、宜しければ私のTwitterをご覧ください。➡ @OyajiTencho

ツイートした事を掘り下げて記事にしています。今回のテーマは?

「餅は餅屋」クリエイティブな仕事とブランディング

モノ作り、仕入れ等、クリエイティブな仕事についてツイートしました。結構反響♥を頂いたので掘り下げたいと思います。

このnote記事も内容が良いと思われたら「スキ♥」を押して頂けると幸いです。コメント、感想等もTwitterの方にリプ頂いても構いませんので、合わせてよろしくお願いいたします!

「餅は餅屋」とは「餅は餅屋がついた餅が一番美味しい」という事で「物事はその道の専門家に任せるのが一番良い」という例えですね。

私の仕事はアパレル販売業ですが、モノ作りや仕入れ等にも関わるので「餅は餅屋」だなーと感じた経験をお話したいと思います。(今回はファッションに興味の無い方は面白くないと思いますのでお許しを…w)

ツイート内容をおさらいすると、大昔30年以上前の話です…w私は前職もアパレル販売のブランドで働いていましたが、国産ブランドでした(現在はインポートブランド)

当時コムデギャルソン、ワイズ、ビギ等「国産DCブランドブーム※」全盛時代。店員も「ハウスマヌカン」なんて言われていた時代でした…w(「夜霧のハウスマヌカン」なんて歌も流行り、昭和世代しか分からんでしょうね~w)※DCブランドとは「デザイナーズ&キャラクター」の略

私は「グラスメンズ」という当時、吉川晃司やとんねるずがTV等でよく着ていた、とても派手なブランドで働いていて普段着というよりアヴァンギャルドな夜の街に遊びに行く時に着るような服を売っていていたのです。

スカイブルーのジャケットにインナーはオレンジのシャツ、ネクタイはイエローで昆虫柄という出で立ち…w祖母が「チンドン屋みたいや…近所の人に笑われるからそんな服着るの止めてくれ!」と嘆いていた事を覚えています…w

でも結構有名なブランドだったんですよ!w
あの「ドン小西」こと小西良幸氏もグラスメンズでニットのデザインをしていましたw(後に「フィッチェウォモ」というブランドを立ち上げブレイクwタケちゃんがよく着てましたねーw)

マハラジャ等のディスコ全盛期でしたから(今のクラブですねw)、そんなアヴァンギャルドな服は凄く売れましたし、私達販売員も自ブランドの服を着て毎夜ディスコに繰り出し踊り狂う日々…w

やがてスーツやジャケットを格好良く着る時代が終わり、今度はアウトドア志向で普段着等のブルゾンやカットソー等が求められるカジュアル志向な時代がやって来ます。しかしそういった商品が無かった私達は急激に苦しくなりました…

我々店側としては「ブランドイメージも大事だけどウチも今のトレンドに合った商品を作るべき!」と本部やデザイナーに強く求めるようになりました。

これが最初の間違いでした…
更に本部やデザイナーが我々の圧力に押される形で「営業企画商品」として他ブランドの模擬品のようなブルゾンやカットソーを作ってしまったのです。

結果は惨敗。全く売れず在庫の山になりました…

理由は言わずもがなですよね…モノを売る時、ブランディングやターゲットはとても大事な要素です。

フェラーリが軽自動車やトラックを作るでしょうか?(それはそれで話題になり売れるかも…w)

フェラーリのデザインは素人では思いつきませんよね…デザインする事は、とてもクリエイティブな仕事だと思うので「素人の浅知恵」では上手く行く筈が無く…私達売り手はデザイナーの想いを伝えて行く役割です。

本当のファン作りをする

現在私の働いているインポートブランドは誰でも知っている世界的に有名なデザイナーが手掛けています。商品に関しては尖った独特なモノから普通っぽいモノ、他ブランドでもあるような所謂「トレンド商品」等、バリエーション豊富に展開していますが最近やや低迷しているんですよね…(汗)

何故なら「バリエーション豊富」は聞こえは良いものの「なんでも屋」になってしまっている感があるので「我々が売りやすいと思っている個性の無い商品の買付は少なくして、もっとウチらしい独特な商品を増やそう」と品揃えを改善に取り組んでいます。

個性を出して成功すると「廉価版」的な安い商品等を展開して更に売上を拡大させようとするブランドがありますが、やり過ぎると初めに好きで買って頂いたお客様=「本当のファン」をガッカリさせてしまう事があります。

「ブランド」とはトレンドや目先の利益ばかりに囚われず「個性」=「立ち位置」はしっかりキープしたいですね。

因みに昔、沢山あった国産DCブランドは殆ど無くなりました…私のいた「グラスメンズ」も…
80年代に進出が始まった「インポートブランド」影響も大きかったですね…

一方で前途コムデギャルソンやワイズ等は今も色褪せる事無く特にギャルソンは昔から全くブレる事が無かったです。店員も格好良く尖ってましたからねーw

今流行っているkolorやsakai等、コムデギャルソン出身の活躍しているデザイナーは沢山いるので、コムデギャルソン、デザイナー総帥「川久保玲」はホンマ凄い人だと思いますね!ワイズの「山本耀司」も!(我々現場側のスタッフがデザインに口を出すなんて殺されると思います…w)

少し話はズレますがTwitter等のSNSは色んな目的を持って皆発信されています。アカウント運用についてはブレない発信の中に新鮮な内容を取り入れている人は人気がありますよね。

私は仕事が接客業なので、扱っているモノや売っている販売員も含めて「ブランディング」はとても重要だと思ってますし、Twitterやnote等のSNSも同様だと思います。

飽きの来ない個性的な発信を続けて「本当のファン」作りを目指したいですね!✨🙆

最後までお読み頂きありがとうございました~☺️

Twitterやnoteで読書本を紹介しています!宜しければ本選びの参考にして頂けると幸いです!⬇


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