2024年5月の記事一覧
カニとの戦いに備える人
エビやカニが嫌いな友人がいるんです。ここでは蟹江さんとしておきます。蟹江さんがエビやカニを嫌う理由はアレルギーだからではなく、見た目が気持ち悪いからなんだそうです。蟹江さんが言うには「虫が食べられないのにカニを食べられる人がなぜこんなにも大勢いるのか理解できない」とのことです。
ネットで軽く検索したら、蟹江さんのような方は他にもいらっしゃるようです。そう言われてみればカニやエビは不気味な外見
猫を眺めるのも気をつけたい
仕事先から自宅へ戻る途中で、怪しい男性を見たんです。とあるお宅の庭を、壁越しに見てニヤニヤしているんです。
当時スッカリ日が暮れて辺りは暗く、男性は街灯の光を背に受けているためか顔が影で見えづらい。それがまた笑顔を不気味にしているんです。ましてや人の庭をガン見しているわけでございまして、不審なこと限りなしです。
最初は来た道を引き返そうとしましたが、すぐにひとつの予想が思い浮かびまして、
よりによって前輪後輪ハンバーガー
人生には「よりによって」ということがございます。一番失敗してはいけないタイミングで失敗したりする。たまたまそういうことばかりよく覚えているのか、それとも「よりによって」という失敗は他の失敗より多いのかしりませんが、とにかく「よりによって」ということが世の中は起きるんです。
例えば、私の知人も「よりによって」をやらかしたひとりです。ここでは吉木君としておきますけれども、彼とは小学校から高校まで
送迎バスに翻弄される
街中を走る自動車に、意外と送迎バスが多いんです。学生を送り迎えする学校のバス、近くの自動車教習所が運営しているマイクロバス、商業施設と駅を繋ぐシャトルバスなどが普通に走っている。
ある時、私がジョギングをしていますと、一台のバスが追い抜いていきました。ボディにはスクールゾーンの標識が描かれていたため、学校の送迎バスだと分かりました。中には子供が何人も乗っており、恐らく生徒を送り迎えしている最
無限の猿と乗り過ごし苦労
「無限の猿定理」というものがあるわけです。まず、おサルさんにキーボードをカタカタ打ってもらう。おサルさんは適当に打つでしょうから、大体は文字が滅茶苦茶に並んだ、とても文章とは言えないものができあがる。でも、滅茶苦茶に打ったとしても、ものすごく低い可能性ではあるが、ちゃんとした文章が出来上がる可能性はある。それこそたまたまシェイクスピアの作品を打つ場合だってありえる。だから、非常に膨大な時間をかけ
もっとみる音声排便操作法の開発を猛者に託す
水の音を聞くと尿意をもよおす場合があるそうなんです。
私は水の音でおしっこがしたくなった経験はございませんけれども、精神状態が尿意に強い影響を与えていることは実感しています。おしっこを我慢しつつも、余裕で我慢できる状態で帰宅できたのですが、トイレに入った途端、尿意がグッと高まりまして、慌ててズボンを脱いだことがございます。もうすぐできると安心したことが、尿意を急激に高めたのだと思っています。
推理ものに蔓延していたらしい「ウッカリ殺人事件」
推理ものはフィクションの中で最も治安の悪いジャンルのひとつと言えるでしょう。あの本でもこのドラマでもみんな猟奇的な連続殺人事件が起きている。もちろん、起きてないものもありますけれども、大体は人が次々と殺されるどころか、散々殺されてから物語が本格的に始まったりもする。しかも人気ジャンルですから作品数が多い。恐らく、今までの作品を全部集めたら、殺された人数はちょっとした国の人口を平気で超えるでしょ
もっとみるかくれんぼの鬼が心配される
「日本かくれんぼ協会」のサイトによりますと、かくれんぼは古代中国の宮廷内でおこなわれていた「迷蔵」という遊びが平安時代以前に日本へ伝わったとの説があるようです。
私は隠れるのが得意な少年でした。痩せていて、背が低かったため、「普通は入らんだろ」という隙間の奥へ隠れられ、見つかりづらかったんです。
更に、忍術の本を愛読していたのもかくれんぼにはプラスに働きました。私の読んでいた忍術の本は巻
仙人を仙人と呼んで後悔
大学生をしていた頃の話です。私はとある講義の教授があまりにも特徴的な外見で気になってしまいました。痩せ型の男性でございまして、髪は薄く、髭が非常に長い。そして、どちらの毛も真っ白です。
私はその教授に「仙人」という直球のあだ名をつけました。当然、本人の前では決してそんな名前で呼びません。友人知人との会話でバリバリ使っていたんです。誰もが教授を「仙人」と呼ぶのに何の抵抗もありませんでした。それ