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深夜、堕落したブルーライト、ぼくら勝手に孤独になって輪廻。

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散文詩/自由詩まとめ。
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#散文

ラクダの鳴き声を真似できない

 
なんかみんな乾いてない?
馬鹿みたいに暑いからかい
本当はわかっている
おれだけがとんでもない晴れ男で
干上がった泉の底で
死骸のふりをして寝そべっている
本当はわかっている
みんなオアシスにいる
おれが水の味を忘れてしまっただけ
乾ききった喉を鳴らして
流行りの歌をうたうだけ
 
 
シャッフル再生で流れてきた時にしか
聴きたくない歌を聴く
おれの砂漠はだだっ広いだけで
ラクダの1匹もいや

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1122箱目のイマジナリーHOPE

 
ふとんの中で泣きながらエンタメに触れるだけのじんせいをはやくやめたい。
 
 
幸福には際限がなくて、際限があったらさらに無気力のゾンビになっちゃうんだろうから人間はうまいことできてるし、わたしは人間をうまいことやれない。
幸福に際限がないならたぶん絶望にもなくて、それって絶望じゃない?って、自分がいつか詠んだ短歌を思い出す。
自分だけのものだった絶望はネットミームになって、だからもう価値なく

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草食のワニ、半円のひとみ

信号が青に変わるまできちんと待っていれば、白線を踏むごとに正解の音がなると思っていた、
あの虫をころさずにいれば、ころされずにすむと思っていた。

かみさまは黒い黒いもやみたいなかたちをしている、
かと思えば特別美しくもない人間のかたちに見えるときもあって、
そういうときは度の強い眼鏡を外してまるまって眠ることにする。ドーム型の殻の中で。
わたしのつくった半透明のきれいなきれいな殻は時折ひかりを反

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雨音、きみのアポロジー

アーメン、やることすべてに言い訳がほしい、例えば生きていることからぜんぶ、言い訳をさせてほしい。
懺悔室で言いたいことは多分無いのに、インターネット、匿名の掲示板にごめんねと書き込みがある、どうせ真夜中。
ロボットではありません、のチェックボックスをクリアできないひとがいちばんヒトっぽいって、インフルエンサーが言うから急に嘘になる、
ロボットにだったら負けてもしょうがない、と思えないのは、ロボット

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724光年先の故郷を爆破する夢

 
見上げても星が見えない日はなおさらこの町が鬱陶しい、ふるさとがふるさとになる日は来るんだろうか、帰りたい場所のことをふるさとと呼びたいから、きみの胸の中にふるさとはあるんだと思う、
ふるさとはやわらかな香り、
ふるさとはおだやかな音。

心音みたい、心音をありがたがるのはわたしたちがそういう場所から産まれてきたかららしい、ってことを考え出すとやっぱりちょっと苛立つから、星から落ちてきたことにし

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世界で0526番目に嫌いな歌

からだがぜんぜん動かなくって、眠ってばかりいたらもう日が沈んでる、子宮に身体も頭も振り回される、けど、ぜんぶそのせいにしたらわたしは自分でなんにも選べない馬鹿みたいで腹立たしい、
賢い頭とかわいいこころでちゃんと幸福を選びなよ、
幸福、幸福の、ほんとうのかたちがわからない、
傷つかないことを幸福って呼ぶの、正気じゃない、

その他のすべてを妥協しても愛を妥協したらわたしにつり合うだけのとびきりの幸

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アルバムの210曲目みたいな日

気がついたら2月も3分の1が終わってる、
カフェラテ味のたべっ子どうぶつが出たんだって、コンビニにさがしに行ったんだけどまだ売ってなくて(田舎だからかな)、本物のカフェラテだけ持って帰ってきた。おいしい。
あったかい飲み物とか、甘いばっかりのプリンとか、味の濃いお肉とか、そういうものでしか自分を救えない、って言ったら大袈裟か、自分の機嫌をなんとか保つこともできないことがある、
コーヒーが好きだけど

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特価122円のダイヤのイヤリング

特価122円のダイヤのイヤリング

駅で恋人を待っているあいだに見つけたイヤリングがやわらかく虹色にひかっている、330円のイヤリングや54円のチョコレートで機嫌をとれる自分が好きだけれど、ほんとうは機嫌をとれているんではなくて物質的な価値にそれほど興味がないだけだった、
ささいなことですぐにわたしの車輪は回らなくなる、高い油をさされたって仕方がなかった、車輪はいきているわたしのからだの一部で、からだは、わたしの頭が、こころが命令を

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神父は1218巻で仲間になってくれる

泣きそうになりながらONE PIECEの最新刊読んでたからたぶん今日も健康で、ゾロは相変わらずかっこよくて、食べたいものが我慢できないからたぶん今日もぼんやり不安定、
やけに眠たいこと、憎たらしいにきびができたこと、なんかもうぜんぶやだ!みたいな気持ち、みんなみんなホルモンだのなんだので説明がついちゃうことがまた哀しくてむかついてくる。
 
おれの感情をひとくくりにすんなよ、仕方ないって燃えるゴミ

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1026年後のみらいまで平和条約

さむいですね、さむいだけで無条件にさみしくなったりするの、ばかですよね、ばかだからかわいいですよね、でも夏みたいに、おいてけぼりみたいなさみしさじゃないから、みんなさみしくて、たくさんのさみしいの中のさみしいひとりみたいな気持ちだから、きらいじゃないです。勝手だね。
 
 
愛情でなんでもかんでも解決してオールオッケー、ぜんぶハッピー、だってずっと思っていたね、だってわたしにずっと足りなかったのは

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レモン柄のシャツが欲しいしはやく光になりたい(0722)

今日も今日とて悪夢を見たりする、馬鹿みたいな化物とか謎の組織とかよりただ嗤われる、嘲笑われる夢、がいちばん恐ろしくて、まとわりつく夏がさらに不快になっていくね、
こんな日は、こんな日じゃなくとも、パフェが食べたい。繊細でもガサツでも美しい、ひとみたいなパフェ、バカみたいに甘くてもやさしい甘さでも、どうせおいしい、わたしみたいなパフェ。


久しぶりにライブに行ったりした、誠実なものを見ると自分も

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からあげを揚げなかったサラダ記念日

 
だからどうということはないね、蒸し暑いね、今日も雨で頭が痛いね、思いついた言葉がもうだれかのものだったとき、わたしたち、前世ごと絶望しちゃうね。
 
 
だいじなもの、だいじだから、だいじだから尚更ぜんぶ捨てちゃおうかなと思う日がまだあって、からだばかりが日にちの分だけ軋んでいくの、アンバランスで泣きたくなる、
うたいたい歌が今日も思い出せなくて叫びたいだけだってことに気づいてしまう、夜になら

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かわいいやさしい蜘蛛の糸(0621)

ふつかめのカレーのにおいがする、さみしいときはおいしいご飯やあまいものを食べるのがいちばんで、その瞬間だけは本質的なさみしさや苛立ちに気が付かなくってすむのだけれど、そういえばわたしはもう少しやせたいのだったな、とばくばく食べてしまったあとにぼんやり自分をきらいになったりする、そういうことの繰り返しで毎日を生きています。
おそろしく自信のない自分と、おそろしく自信家な自分がいつも同居しているきもち

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0604、今日も水には嫌われている

0604、今日も水には嫌われている

泳げないまま歌うパートオブユアワールド、雨が降ってるだけでなにもかも嫌になるようななにもかも不安になるような日が時々あって、濡れたパーカーのすそがわずらわしい、傘、ちゃんとさしてたのに。車に水、はねられたってひとり笑って歩ける日だってあるから、要するに気分の問題、雨のせいにするのがいちばん健康的でいちばん不健全、って、わかってるからそれを選ぶのだ、健康で不健全なことが好き、昼過ぎまで眠るだけの休日

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