雨音、きみのアポロジー

アーメン、やることすべてに言い訳がほしい、例えば生きていることからぜんぶ、言い訳をさせてほしい。
懺悔室で言いたいことは多分無いのに、インターネット、匿名の掲示板にごめんねと書き込みがある、どうせ真夜中。
ロボットではありません、のチェックボックスをクリアできないひとがいちばんヒトっぽいって、インフルエンサーが言うから急に嘘になる、
ロボットにだったら負けてもしょうがない、と思えないのは、ロボットを創ったのがヒトだから、とかではないです。 


誰とも会いたくない気分のときに聞く音楽を、ひとつ残らず、アリアと呼ぶことにした日曜日、
そうやって世界を美しくしていないとわたしの美しさは世界からはみ出してしまう、
雨の匂いがするのはここがインターネットではないからなのだけど、インターネットに雨の匂いをさせるひとも確かに存在していて、そういう、そういうのを見ると身体の中身がかきまぜられたみたいになって、それぞれにざわざわと騒ぎ出す。気持ち悪い。


言い訳をさがしている、つま先から頭のてっぺんまでぜんぶ、生きていることからすべての、言い訳を、さがしつづけている。










生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。