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男子新体操に関する記事

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2020年1月の記事一覧

「国際化」について考える時に忘れてはいけないこと

「国際化」について考える時に忘れてはいけないこと

カナダのマリオさんHさんという、男子新体操ファンで情報通な方がいる。男子新体操にまつわることで何か知りたいことがあれば、この方に聞くと大抵の事はわかる。わからないことでも、その驚異の検索力をもって調べてくださる。

そのHさんが、男子新体操ファンになってまもない私に、「カナダのマリオさんと友達になってください」と唐突に言うのである。私はわけもわからぬまま、Facebookでマリオさんに英語のメッセ

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男子新体操にかかるコスト

男子新体操にかかるコスト

映像を作るためのコストいろんな意味で、タイトルの言葉を考えることができると思う。選手や保護者の方々は、そのスポーツを行う当事者として、練習着・試合着・伴奏音楽・試合への参加費、部費やクラブの月謝など。

ファンにとっては、試合観戦のためのコスト(主に交通費や宿泊代、チケット代)。

そして私達のようなウェブメディアにとっても、コストはかかる。2019年、どのくらいのコストがかかり、そして収益はどれ

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たかが靴下、されど靴下

たかが靴下、されど靴下

写真の説明:穴のあいた靴下や練習着がなぜかカッコよく見えて仕方がない、という話題が先日Twitterでありました。足裏だけでなく、足の甲にも穴があるのは、様々な動きをすることによる摩擦が原因とのこと。

選手からの発信とファンコミュニティシルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマーである井藤亘さん(青森大学出身)が、選手の立場から見た男子新体操のあれこれを発信してくれています。仲間や後輩の選手に対してだけ

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男子新体操は、本当に「新体操」なのか?

男子新体操は、本当に「新体操」なのか?

男子新体操と舞台いきなり挑戦的なタイトルですみませんが、きっかけは「バトリズムステージ」に出演される、奥村等士さん(甲府工業男子新体操部出身)のツイートです。

男子新体操はスポーツですが、その要素の中にダンス的なものが多く含まれる場合が多いため、ダンスのジャンルと捉えることも可能、という見方も、もちろんアリだと思います。ここで奥村さんが言いたいことは、「男子新体操=ダンス」というよりは、「男子新

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終わり方が最高に好きな演技

終わり方が最高に好きな演技

タイトルのタグ(#)でツイートを呼びかけたところ、現役選手を含む多くの方々に反応していただきました。普段、私たちの投稿に反応してくださるのはファンの方が多いのですが、今回ばかりは「黙っておれん!」とばかりに、現役選手や、それに近いOBの方々が投稿してくださったのが非常に微笑ましいと思いました。

しかも、「最高に」という括りがあるにもかかわらず、彼らの多くは字数制限ギリギリのリストを作成してくれて

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箱根駅伝・マスメディア・SNS・そして男子新体操

箱根駅伝・マスメディア・SNS・そして男子新体操

日本人で箱根駅伝を知らない人はいないでしょう。TVの視聴率は毎年、すごい数字を叩き出します。私は去年、今年と箱根で現地観戦していますが、とにかくすごい人気です。

もはや国民行事といっても過言ではない箱根駅伝、じつは関東学生連盟が主催です。私たち新体操ファンにもおなじみの、あの「学連さん」です(ちなみに予選会では、学連のトップの学生さん(女性だったりする)が、順位を読み上げます)。関東学連が主催し

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