応援!男子新体操

日本発祥のスポーツである男子新体操を応援します。記事は主観が入っています。ご了承ください。

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マガジン

  • 男子新体操に関する記事

    テキストと写真が主体の記事です。

  • The Force

    男子新体操、個人競技の魅力を発信する"The Force"の記事です。

  • 2019年 国士舘ドイツ遠征

    2週間(10公演)にわたるドイツ遠征の記事が13本入っています。一部有料の記事がありますが、無料部分だけでもかなりの量があります(ご購入いただかなくても無料部分は読めます!)このマガジンをセットとしてご購入いただいた場合、ドイツ公演に関する有料記事すべてを500円でご購読いただけます。有料の記事単体の購入も可能です。

  • 新体操フェスタ岐阜2021

  • 今日の一枚

    写真で綴る男子新体操

最近の記事

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[The Force 春] PVメイキング映像販売のお知らせ

個人競技の魅力を発信するユニット「The Force【春】」のPVをYouTubeにて公開いたしました。 このPV映像のメイキング映像①(21分間)を販売いたします。 追記(2021年4月24日) メイキング映像その②(27分)も追加しました。この記事をすでにご購入いただいた方は、再度購入の必要はございません。記事の有料部分の一番下までスクロールしていただき、掲載URLからご覧ください。 被写体の4名に加え、映像を撮影・編集してくれた青森山田高校OBの舘山楓弥君へ、動画

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    • 国士舘大学 全カレ前練習 2024

      国士舘大学多摩キャンパスで、全日本インカレ前の練習を見せていただいた。 個人森谷祐夢(4年) 前年度学生チャンピオンとなった森谷祐夢選手は、今年の東インカレも制した。この日はあいにく不在であったが、おそらく日本一を照準にしつつ、インカレ二連覇を目指していることだろう。国士舘ジュニア1期生が大学4年生になり、どのような次元に到達するのだろうか。どこまでも美しく、精度の高いチャンピオン。全ての選手がこの夏、彼に挑む。 岡本瑠斗(4年) その森谷選手の背中を追い続け、また、

      • 国士舘大学 新潟演技発表会 2024

        外では冷たい雨が降る中、鳥屋野体育館の中は若いエネルギーと観客の歓声であふれていた。毎年、山田小太郎監督が「この演技会に初めて来たという方いますか?」と観客に尋ねるのだが、初めての人とリピーターが半々くらい。つまり、試合会場と違って「男子新体操ってなに?」という感じの方も相当数おられると推察する。にもかかわらず、演技会終了後は皆さん、ニコニコしながら「よかったね〜」「最高でした!」「すごかった」と帰って行かれるのである。新体操部の部員たちも、本当に楽しそうに演じている。そして

        • 国士舘OB、現役選手そして喜田純鈴さん出演イベント

          国士舘OBでNHKテレビ体操アシスタントの石川裕平さん、織田一明さん、国士舘大学新体操部の森谷祐夢選手、大塚幸市朗選手、吉留大夢選手、岡本瑠斗選手、野村壮吾選手が出演したイベント(VIVANTさん発表会)が銀座のホールでありました。小さな子からティーンエイジャーくらいの年齢の子供たちの歌、ダンス、演技の合間に、男子新体操の個人演技と長縄が入る構成です。 ちょっと↑写真の説明を。NHKテレビ体操の男子アシスタントメンバー勢揃いの図です✨ 皆様、とても気さくでフレンドリーなお兄

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        • The Force
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        • 2019年 国士舘ドイツ遠征
          13本
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        • 新体操フェスタ岐阜2021
          1本
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          10本
        • 2020新体操フェスタ岐阜
          2本

        記事

          社会人大会の良さを語ろう

          昨夜、佐藤三兄弟(綾人さん、颯人さん、嘉人さん)、安藤梨友さん、堀孝輔さん、満仲進哉さんが10/1の社会人選手権(岐阜・で愛ドーム)に出場すると発表があった。「黄金世代」と呼ばれる学年の、同期スターが集結したドリームチーム。ファンの間に激震が走る。 あらためて、彼らが大学3年時の映像を見返してみた。個人選手トップ8の競演、全日本インカレ種目別決勝。まずはスティックに出場した選手について語っていきたい。 堀孝輔さん(同志社大学) 言わずと知れた、ジャパン2連覇中の社会人チ

          社会人大会の良さを語ろう

          新体操で食っていけるか?/Yes, we can.

          バク転パーソナル教室 墨田店がオープンするということで、見学に行ってきた。田中啓介さん、織田一明さん、早川一矢さん、窪田宗一郎さんという、新体操ファン的には見逃せない超豪華メンバーがパフォーマンスをするというし、一度噂の「バク転パーソナル教室」を見てみたかったのだ。 青森山田高校・青森大学で団体選手として活躍した谷俊太朗さんが作ったバク転パーソナル教室は、バク転のコーチングに特化し、破竹の勢いで拡張している。その様子を見ていると、「新体操選手たちが持っているスキルが市場価値

          新体操で食っていけるか?/Yes, we can.

          小川 晃平(おがわ こうへい)

          井原高校団体のかなめとして 男子新体操ファンになったばかりの頃、井原高校の動画を、異常な頻度で見ていた。何度見ても飽きることがなかった。 井原2013年の団体演技の1タン(最初のタンブリング )。すごいスピードで画面手前に跳んで来て、ふわぁ〜っとラインギリギリに着地を決める選手。それが小川晃平さんだった。見ていてあまりに気持ちよく、そしてあまりに美しかった。 小川晃平さんは個人選手としても高校時代から活躍していた。その動画を見たかったのだが、当時は男子新体操の動画がネッ

          小川 晃平(おがわ こうへい)

          織田一明(おだ かずあ) 国士舘大学4年

          よくぞ、これほど魅力的な個人選手に成長してくれた…と、関係者でもなんでもない私が言うのは実におこがましい。おこがましいのだが、どうしてもそう言いたくなる理由がある。 なんと彼は、大学に入るときは団体か個人かで迷っていた。いやむしろ、団体の線を熱望されていたと言ってもいい。しかし彼は個人を選んだ。国士舘大学での4年間で、比類なき華やかさと美しさを持つ選手に成長し、印象的な作品群を残して、彼は次のステージに旅立っていく。 一人の高校生に衝撃を受けた日 高校生の頃の彼は、岐阜

          織田一明(おだ かずあ) 国士舘大学4年

          吉留大雅(よしどめ たいが) 国士舘大学4年

          最高峰の試合であるジャパン(全日本新体操選手権)に出場するためには、全日本インカレで18位以内に入る必要がある。男子新体操にプロはない。大学4年生が、実質的には「ラストイヤー」なのである。 吉留大雅選手は4年生の今年、全カレで19位だった。 悔しかった。 初めて、親の前で泣いた。 「母にも悔しい思いをさせてしまったことが、申し訳なくて涙が止まりませんでした」 涙する息子に対し、母は「まだクラ選があるから、あなたがやりたいことをやりなさい」と励ましたという。 忘れられない

          吉留大雅(よしどめ たいが) 国士舘大学4年

          吉村 航也(よしむら かずや) 花園大学4回生

          彼が1回生の頃、花園大学に取材に行った。その時の吉村選手を今でも鮮明に覚えている。 個人選手の中で、最後まで練習場に残ってストイックに練習していたのが彼だった。なかなか決まらない投げ技を、何度も何度も繰り返す。鏡を見ながら動きを丹念に確認する。新体操の練習は、試合での華やかさとは裏腹に、地味で単調で、そして泥くさい。 今年のジャパンで彼は4種目をきっちりまとめ、終わってみれば個人総合8位、しかも9位のリング以外の3種目で種目別決勝進出という素晴らしい結果を残した。しかし、

          吉村 航也(よしむら かずや) 花園大学4回生

          田中涼介君のこと

          日本一を目指すトップ選手として 田中涼介君は、福島県の華舞翔新体操倶楽部出身。高校は男子新体操の名門である青森山田高校に進学。そして、青森大学では個人選手として活躍。いずれ日本一を争うことになるだろうと誰もが考えていた、トップレベルの選手だった。特に2022年東インカレのクラブでは18.425という高得点を出し、種目別優勝。個人総合でも準優勝という成績を残し、全日本インカレ、ジャパンでの優勝争いが期待されていた。 しかし2022年6月、全日本インカレ前の練習中に頸椎損傷の

          田中涼介君のこと

          The Forceが残したもの

          なぜ、個人選手だったのか その企画は、「個人はなぜ、団体ほど注目されないのだろう」という素朴な疑問から出てきたものだ。 幸運だったのは、取材しやすい国士舘大学に魅力的な個人選手が揃っていたこと、舘山楓弥君が東京にいたこと、そして応援!男子新体操が素人集団であるが故に、活動に何も縛りがなかったことだ。 男子新体操を、どんな入り口からでもいい、知ってもらいたい。 フィギュアスケートと同じ表現スポーツである男子新体操が、なぜずっとマイナースポーツのままなのか。どうしたらもっと

          The Forceが残したもの

          国士舘大学 全日本インカレ前練習 (2022年6月)

          真夏のように暑い6月の土曜日、国士舘大学多摩キャンパスにある新体操部の練習場を訪問した。 団体団体メンバーは、全カレの演技を細かく分け、秒単位で繰り返していた。この時期、よく見られる光景である。だがそこには、例年と違う風景があった。山田小太郎監督が、自ら動きながら選手に手本を示していたのだ。 その動きの美しいことといったら。 選手は監督を真似て動こうとするが、なかなか同じ形にならない。 今まで何度か国士舘の練習を見せてもらったが、山田監督は正面の椅子に座り、言葉で指示を

          国士舘大学 全日本インカレ前練習 (2022年6月)

          映画「バクテン!!」で描かれたインターハイ

          試合で起こること 映画「バクテン!」を見て、一番刺さったのは香川のインターハイのシーンでした。あの演技の中で起こったことは、実際の試合会場で何度も、何度も見てきました。その時の選手の心象風景をスローモーションで描いた見事さ。その後の場面転換の見事さ。 映画のそのシーンも、試合で実際に見るそのシーンも、胸が「ズォン」と鳴る瞬間です。 男子新体操の団体演技は、わずか数秒の動きを何度も何度も、1年間かけて練習することの繰り返しです。試合でのたった3分間のために、6人の動きを数

          映画「バクテン!!」で描かれたインターハイ

          2021年全日本選手権大会(ジャパン)

          団体青森大学が昨年の雪辱を晴らし、優勝。 文句のつけようのない、素晴らしい演技だったと思う。ある経験者の方に「団体をバラしで見るようになったら立派なオタク」と言われたことがある。もちろん、男子新体操オタクな私は、団体をバラしで見る(注目したい選手を追う)。ところがこの青森大学の演技だけは、バラしたくないと感じた。演技全体を貫く統一感があまりにも見事であり、バラす必要を感じない。まるで「スイミー」で描かれる世界のように、一人一人が全体のパーツとなり、まさに「一糸乱れぬ」演技を展

          2021年全日本選手権大会(ジャパン)

          ロシア日記 2018年4月27日〜5月5日

          2018年4月26日深夜、関西国際空港のホテルで、私はロシア側の担当者であるアナスタシアに掛け合っていた。 「早く飛行機のチケットを送ってほしい。このままだと明日のフライトは不可能だし、ロシアにも行けなくなる。」 「今、上司に承認を取っているからもう少し待ってほしい。」 「いったい何時間かかるのか。予定のフライトまであと数時間しかない。あと1時間以内にチケットを送れないなら、男子新体操チームのロシア行きは諦めてほしいと上司に伝えてくれ。」 「あと2時間だけ待ってほしい

          ロシア日記 2018年4月27日〜5月5日