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臨床実習指導のネタ帳

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#作業療法士

復習のタイミングは5回ある

復習のタイミングは5回ある

はじめに質問です。
この公式は一体なんでしょう?

短期記憶(STM) → 長期記憶(LTM) = 5復習(R)

学習後の想起には、反復が重要とよく言われますよね。

でも、それが、
どう重要なのかがイマイチわかりませんよね。

今日はそれを解説します。

新たな記憶は、短期記憶として保持されますよね。

単純に考えれば、
この短期記憶情報を長期記憶情報として
移行させれば良い、ということ。

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やる気のない学生には【実は】と言う

やる気のない学生には【実は】と言う

僕は実習をどう思っているのかというと、

実は、国家試験の一部、と考えています。

実際の国家試験では実技試験はありませんよね。

つまり、出来ているという前提で受ける試験です。

そうすると、
自然と国家試験の持っている意味に気付けるはずです。

また、

今まで体験し得なかった事を、
短期間で一気に身体に沁みこませる機会。

そんなことを思っています。

実習で身をもって得た経験というものは、

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相手は何を望んでいるのか?

相手は何を望んでいるのか?

学生指導や後輩育成……

実はそこに
学生さんや後輩君が何を望んでいるのかが
入っていない事が多いですね。

僕自身もついついやってしまったことに……

 ・スーパーバイザーが伝えたいから伝える
 ・スーパーバイザーが必要だと思ったから伝える
 ・スーパーバイザーの療法士像に合わせたいから伝える

この三つの視点があります。

どれも見ても、
結局はスーパーバイザーがしたいことをしているだけで、

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療法士リーダー10の習慣 2012[無料公開版]

療法士リーダー10の習慣 2012[無料公開版]

*注意*こちらは「療法士リーダー10の習慣2018年改定版」の無料公開版です。
無料版なので、追記や更新はいたしません。
また、2012年執筆当時の考えや内容です。
JIR協会は現在「一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会(IAIR)」であり、現会長は創始者の仲村ケイではなく、二代目の森本義朗会長です。
現在のIAIRの考え方とは異なる表現をしている部分もあります。
更新され続ける現在の考え

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歩を犠牲に王が生きる

歩を犠牲に王が生きる

臨床共育に犠牲はいらないと言いながらも、
使わざるを得ない状況だってある。

それは、何を優先して物事を行なうのか、ということ。

臨床実習のように期限がシビアに設定されている場合、
何かを優先させる為に、
何かを犠牲にしなければならない。

例えば、将棋を例にしてみれば、
超初心者ほど、歩など駒を取ることに終始してしまい、
王に隙が出来てしまう。

目の前の取りやすい駒に飛びついてしまうのだ。

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