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映画感想

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2024年3月の記事一覧

映画「ゴジラ−1.0」感想 ゴジラ=恐怖の具現化と戦う勇気 

映画「ゴジラ−1.0」感想 ゴジラ=恐怖の具現化と戦う勇気 

■ゴジラ=恐怖の具現化と戦う勇気

ゴジラ映画の中でもゴジラが怖かった。いつものゴジラ映画なら対抗手段として、戦車や戦闘機がある。しかし、戦争が終わったばかりで人々も必死で生きていて少しずつ希望が見出されていた。着ているものも綺麗になっていき、家族もでき、職業もあった。そこに恐怖そのものでありゴジラが出現する。突然現れて、街を破壊して、熱線で人々を絶望に陥れる。本来なら、人々は二度と立ち上がれない

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映画「パリピ孔明」感想 才能より売り方

映画「パリピ孔明」感想 才能より売り方

■才能より売り方

パリピ孔明見ていると才能も大事だけど、売り方って大事なんだなあと。英子は孔明を感動させ、理想の生き方を見つけるぐらい才能があったけど、孔明がいなかったら劇中ほど売れていなかったはず。というのも、孔明がSNSやイベントを駆使して、英子の歌声が広く届くように調整したからだ。その届けるのが難しく、ただ歌うだけではダメというのが劇中初期の英子。如何にして、歌声をたくさんの人に届けること

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映画「仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング」感想 ヒーローの闇落ち

映画「仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング」感想 ヒーローの闇落ち

■ヒーローも闇落ちする

未来のギーツは人間の可能性を疑っていて、現代のギーツと敵対する。1000年も神様として人間を見てきたら闇深い面も見るし、信頼できる人間も死んでいく。そんな中でも、現代は仲間がいるから人間の可能性を信じられる。仲間って本当大事。長寿のキャラの問題は仲良くしても本人からしたらあっという間に死んでいく。それはキツイし考え方も変わる。考えさせられるヒーローの闇堕ち

映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」感想 未知に対する恐怖

映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」感想 未知に対する恐怖

■何かイメージしたものとは違ったが面白くも、怖い。侵略者と言いながら、実は対話できそうな異星人に問答無用でレーザーを撃つのはめちゃくちゃで、人間の本性みたいなものが見えた。未知に対する恐怖。

映画「スラムドッグ」感想 飼い主への反撃×愛情

映画「スラムドッグ」感想 飼い主への反撃×愛情

ペットを飼っていたら分かる。犬の視点で考えると飼い主次第で人生が決まってしまう。飼い主がペットに対してほとんど愛情がないから同情はできない。彼女と別れたくないからペットを人質にしたようなものだし。反撃したくなるのはわかる。

事件が落下に関するミステリ。かと思ったら裁判ものではあって観ていて若干混乱した。最初の夫が落下しただろうと思われる場面からミステリ感あって、どうなるか?と観ていたが、結末は家族の話でもあった。

PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~

eスポーツを題材にしていて新鮮だった。eスポーツに魅せられた3人の物語。3人の家庭環境と経済状況が違いすぎて、そこが気になった。特に主人公とかeスポーツして大丈夫なのか?と思っていたけど、終盤まで家族問題放置でびっくりした。

映画「アーガイル」感想 スパイ映画といえば?

映画「アーガイル」感想 スパイ映画といえば?

スパイ映画

■劇中のスパイ映画を実際のストーリーに組み込んだ方が面白そうとは思った。二重スパイの主人公設定よりもスパイ映画の主人公みたいな存在がほしかった。前半のスパイ映画の見本みたいなハラハラする展開が面白かっただけに、後半のギャグみたいなオチは少しテンションが落ちた。最初はギャグで後半スパイ映画なら良かったのにと感じてしまう。劇中劇の角刈りのアーガイルがすごくカッコよく、あのストーリーを観て

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映画「パリピ孔明」感想 マーケティングの大事さ

映画「パリピ孔明」感想 マーケティングの大事さ

諸葛亮孔明

現代に転生した諸葛亮孔明。そこに音楽を結びつけるという奇策。面白いのは、英子の歌と英子の自身のために知恵を絞って計略を張り巡らせることだ。英子の歌は素晴らしいが、まだまだ世間に知られていない。そこで孔明が活躍する。劇中では

孔明は軍師ポジションだが、彼が活躍するとまさにヒーローになっている。正直細かい部分はあいまいな設定になっている。日本語が話せたり、読み書きできたり、現代機器に普

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映画「PERFECT DAYS」感想 幸せはあるのか

映画「PERFECT DAYS」感想 幸せはあるのか

幸せとは何だろう?

中々に難しい問題です。幸せに生きるのって定義ができませんし、それは人によって違うから。一つの仕事に対して、好きだったり、嫌いだったり、興味がなかったりとするわけで、好き嫌いで分けたとしても違った幸せがあります。幸せそのものよりも、何かに幸せを見出した方がいいかもしれません。自分自身は幸せと感じることが出来ますから。木漏れ日、劇中ではそれを写真におさめることが幸せでしたが、幸せ

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映画「エクスペンダブルズ ニューブラッド」感想 ファンが熱い作品

映画「エクスペンダブルズ ニューブラッド」感想 ファンが熱い作品

ファン

劇場にファンがいた。かなり期待していて、開始前にいかに期待していたのかを話していた。歴代スーパースターが出演していて、アクションシーンが魅力となる。パンフレットも特別仕様で過去作セットの豪華版も販売されていた。其れぐらいファンがいるから人気の作品。映画館で初めて観たが、案外面白かった。やはり、主人公とその師匠役が魅力的だと面白くて仕方がない。アクションはやはり映画館で観るもんだと思った。

映画「レディプレイヤーワン」感想 外であそべ!

映画「レディプレイヤーワン」感想 外であそべ!

外に出て遊べ!

ガンダムが出てくるから記憶に残っている。アベンジャーズと公開日が同じか近かったため同じ日に観たのだか、面白かった。仮想ゲームが題材で現実か仮想かでわからなくなってしまう。主人公も立ち向かったりするが、権利や大金目当ての大人達が立ちはだかる。ただ、ゲームの制作者は純粋に楽しいゲームを作りたかったのは分かった。そこから内に籠もるだけではなく、外の世界にも目を向けろというメッセージを受

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映画「レッドシューズ」感想 バレエ

映画「レッドシューズ」感想 バレエ

バレエ

■憧れの姉の死により、バレエから遠ざかるサム。自堕落な生活で万引きまでするサム。そのサムがバレエ学校に戻り、再起するまで、さらにバレエコンサートを成功させるのが最高だ。やはり、ハッピーエンドはよく、ほぼ全員と分かり合い、笑い会えるのは非常によかった。バレエの経験はないが、凄まじい練習で本気のバレエを見たように思う。一見靭やかで美しいバレエなのだが、その裏では激しい特訓がある。どの業界でも

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映画「デューン 砂の惑星 PART2」感想 スター・ウォーズに似ている?

映画「デューン 砂の惑星 PART2」感想 スター・ウォーズに似ている?

●主人公がアナキン・スカイウォーカーに見えた。やさしく、恋人を想い、だからこそ闇落ちして戦争に赴く。選ばれたものの使命を果たす。血筋があり、父の敵を討つために行動するが、砂の地で穏やかで恋人と暮らす生活との葛藤が描かれていて、そこが魅力となっている。父の仇の想いは強いが、彼の母により導かれてしまった印象も強い。

●主人公の母親は謎の青い液体を飲んで予知能力を得るが、さらに人を洗脳させる言葉の力を

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