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映画「ゴジラ−1.0」感想 ゴジラ=恐怖の具現化と戦う勇気
■ゴジラ=恐怖の具現化と戦う勇気
ゴジラ映画の中でもゴジラが怖かった。いつものゴジラ映画なら対抗手段として、戦車や戦闘機がある。しかし、戦争が終わったばかりで人々も必死で生きていて少しずつ希望が見出されていた。着ているものも綺麗になっていき、家族もでき、職業もあった。そこに恐怖そのものでありゴジラが出現する。突然現れて、街を破壊して、熱線で人々を絶望に陥れる。本来なら、人々は二度と立ち上がれないほど絶望し、やる気がなくなる。あまりにひどい有り様で、主人公や妻が吹き飛ばされた時は観ていて心が痛くなった。しかし、人々は立ち上がる。元軍人、科学者、技術者、医者達が作戦を立てて指揮し、みんなでゴジラと戦う決意をしていく。例え絶望しても、何があっても立ち上がる。この作品は戦争終結間もない時期であり、一人一人が大変な想いをしていたはずだ。それにも関わらずに立ち上がる。わたしは歴史として、戦後の日本、高度経済成長やバブル、失われた30年を知っているが、だからこそゴジラと戦うことを決意し、実践し、倒した彼らの勇気は凄まじいと思う。
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