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親不孝な長女を許してください

3日間、京都に帰ることにしました。

1日目は夕方に京都に着いて、一旦実家に帰るけど、そのあと大阪に出て友達に会いに行きます。私が帰る度に会おうよ!と声をかけてくれる、大学時代からの大切な仲間たち。

2日目は1日、仕事に関わることで、でも自主的に京都市内を巡る予定。本当なら11月の下見のときに済ませていなければいけなかったことが、今回全くと言っていいほど済んでおらず再び訪問しようと自分で決めました。今回の帰省はこれが一番の目的。そしてそのまま夜に友達と会う約束をしています。せっかくなので、GWの混雑真っ只中の京都を楽しんでこようと思っています。

3日目は、昼前には実家を出てこちらへ戻ってくるつもりです。だから、実家にいる時間は本当に短くて、親には帰ると言ったものの残念な思いをさせます。でも、2月の友人の結婚式では京都にいるにも関わらず帰らない(帰っていることすら言ってない)という親不孝をはたらいたので、今回は顔だけでも出そうと思ったのです。

社会人1年目の私よ、10年後の自分がこんな風になっているとは想像していなかったことでしょう。

実家を離れて丸10年が経ち、11年目の4月が終わろうとしています。こっちに来てからというもの、初対面の人には自分から言わなければバレないくらい関西弁は出なくなりました。あ、もちろんいつでも出せるけど。実家に帰る予定はないの?とよく聞かれるけれど、もうこちらの生活のほうが馴染んでいて、実家に帰ることや京都で暮らすことは全くと言っていいほど考えられなくなっています。

それは、今の仕事に心からやりがいを感じることができているから。今まで私を支えてくれた人たちや今一緒に働いている人たちと、これからもやっていきたいという気持ちがあるから。この地に、私のやってきたことが少しではあるけれど残せている気がするから。それをこれからも続けたいし見守っていきたい気持ちがあるから。こんな風に思えるくらい、10年間頑張ってくることができました。

そして、家族のこと。大切に思っていない訳ではない。むしろ、大切さをしみじみ感じています。でも、今までの自分と家族との関係やこれからのことを考えると、ずっと一緒にいるという選択肢はもう考えることができないのです。私が少し距離をおいている今の関係が一番うまくいっているのではないかと思うのです。それが、お互いのためなのではと思えるのです。

だから、お母さん、お父さん、そして弟も、年に数回しか帰らない親不孝な長女を許してください。そしてその数回ですら、いつも偉そうに言いたいことだけ言ってまた嵐のように去って、本当にごめんなさい。

実家に帰る前にこんな気持ちになるのは久しぶりだなぁ。GWに帰るなんて、本当に1年目の時以来かもしれない。少しは親孝行できるといいな。

もしサポートいただけることがありましたら、また他の方へのサポートに使わせていただき、循環させられたらと思っています!