学生でも無償or超低価格で利用可能なプロ用CGソフトの紹介！
こんにちは。Kumaです！
今回は学生でも利用可能なプロ向けCGソフトの紹介をします。しかも、無償or超低価格で提供されているソフトの紹介です！！！(2021年1月版)
＜Autodesk Maya＞
[MAYAとは]
MAYAはCG業界で標準ソフトウェアとなっており、多くの場面で使われています。統合型で、3Dアニメーション、モデリング、シミュレーション、レンダリングなどCG制作におけるほぼ全ての機能が入っています。映画界やゲーム業界では特に有名で、「ブレードランナー2049」や「ゲーム・オブ・スローンズ」などで使われています。
[得意分野]
・アニメーション
・VFX
・モデリング
[価格]
個人: 月額34,100円
学生: 無償
[学生の利点]
学生の利点はもちろん価格が無償であることです。MAYAだけではなくAutodeskの製品は学生であれば1年間無償で使用することができます。例えば、GPUレンダーのArnoldやFusion360は無償です。学生の方はぜひ利用してみてください。
[公式ホームページ]
＜SideFX Houdini＞
[Houdiniとは]
HoudiniはSideFX社が提供する3DCGソフトです。MAYAと同じく統合型でモデリング、テクスチャ、アニメーションなどCG制作におけるほぼ全てのことが行えます。用途が幅広いため、TV番組、アニメ、映画、ゲームなどのCG制作に利用されています。例えば「パディントン2」や「アナと雪の女王2」ではHoudiniが使われています。そして今注目度が上がっているプロシージャルソフトです。
[得意分野]
・エフェクト作成
・モデリング
・シミュレーション
[価格]
HoudiniFX(商用版): 517,500円
Houdini Apprentice(無償版): 無償
Houdini Indie(個人版): 年間約27,000円
[学生の利点]
利点はMAYAと同じく無料で利用できる点です。ただ、Apprenticeは機能に制限があります。具体的には
・レンダリング解像度が1280x720まで
・レンダリング時に透かしが入る
・エクスポートできるファイル形式が限られる
です。ただ単にHoudiniを学びたいだけであればApprenticeで良いと思いますが解像度が気になるor商用利用したいという考えがあるならHoudini Indieを選ぶ必要があります。
[公式ホームページ]
＜Maxon Cinema4D＞
[Cinema4Dとは]
Cinema4Dは3DCG初心者におすすめのソフトです。統合型でCG作成の機能はほとんど全て使えます。UIがわかりやすく、使い方も簡単で、英語でも日本語でも多くのチュートリアルが出ています。初心者用だからといって使えない、ということは全くなく多くのプロの方に使用されています。特に化粧品のCMなどに多いです。ちなみにこのnote記事のヘッダー画像もCinema4Dを使って作られています。
*MaxonはCPU性能を測定するCinebenchを開発している会社です。CPU性能を測った動画や記事などでよく出てきます。
[得意分野]
・モーショングラフィックス
・キネティックタイポグラフィ
・インフォグラフィック動画
[価格]
個人: 月額6990円
学生: 300円〜400円(6ヶ月ごと)
[学生の利点]
Cinema4Dは特に学生への支援が手厚いです。というのも先ほど紹介したCinema4Dの学生価格ですが実はCinema4D単体の値段ではありません。なんとGPUレンダラーのRedshiftとAfter EffctsプラグインのRed Giantも付属しています。RedshiftはGPUでレンダリングを行うものでCPUでレンダリングするよりもはるかに少ない時間でレンダリングできます。これを単体で買おうとすると月額2000円ほどします。Red GiantはAfter EffectsでVFXを作成するときに使います。X-MENなど数々の有名な映画で使用されています。
[公式ホームページ]
以上、無償or超低価格で利用できるCGソフトの紹介記事でした！
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次回はGrrさんの記事です！
(2021/1/6 Kumaより投稿)
Autodesk Mayaの画像...Autodesk社公式ページより引用
SideFX Houdiniの画像...SideFX社公式ページより引用
Maxon Cinema4Dの画像... Apple Linkage(MAXON、「Cinema4D Release21」発表)より引用
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