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コンサートホールに行ったら、聴く? 空港に行ったら、飛ぶ? ~体験が得られ豊かになるための「投資」

少し前にシドニーに行った人がいて、有名なオペラハウスに行ったのだけれど、興味のあるコンサートがなかったので、中には入らなかったという話でした。似たような話で、上野の東京文化会館に行ったけれど、ずいぶん長い間ホールには入っていない、という話をしている人もいました。
ある場所に行くとか、建物建築だけ観に行くというのもありですが、やはりコンサートホールであれば、中に入って音楽をちゃんと聴けたら、上々でしょう。(シドニーの人の場合、考えたけれど興味のあるコンサートではなかったということで、それももっともな決断ではあります。)
私は空港にときどき遊びに行きますが(主に羽田です)、空港に行くたびやはり飛行機に乗りたいなぁと思うし、これまでに数々の飛行機に乗ってきました(マイルを貯めているので、航空会社は比較的限定されていますが)


この、「見た目だけか? あるいは中まで体験するか?」というのは積もり積もると大きな経験値の差となってきます。あるとき、気づいてやり方を変えることもできますが、長年だと大きな差がついてきてしまうでしょう。
類似のものとしては、有名な本の著者や題名は知っているけれど、実際に読んだことはないというようなこと。もちろん、あんな本というイメージがあれば、ある程度会話についていけますが、やはり自分でちゃんと読んだことがある方が、深く体験されているのは言うまでもありません。(以前もこれに触れたのでマワシモノみたいですが、「NHK100分de名著」などは、まさしくここを突いた鋭い企画だなぁ、と思います。)

体験のために投資する人は、どんどん内面が豊かになっていきます。人と会話しても話題が尽きず、「この人は面白い人だなぁ」と思ってもらえるでしょうし、いろいろな、幅広い人とコミュニケーションしていける素地もできるでしょう。また、仕事やほかのシーンで必要となるような、アイデアのストックも豊富なはずです。

もちろん予算やコストというものもありますから、一足飛びにというわけにも行かないでしょうが、少しずつできる範囲で、というのはあるかと思います。都内であれば、公園や庭園に行くなど。美術館や博物館、映画など。気になるカフェなど。本であれば、図書館で借りられるものならほとんど費用がかかりませんし、文庫や新書は手軽です。
体験にばかり投資していると貯蓄・投資額は少なくなる怖れもありますが、一方で○千万円貯めたけれど、そういう体験はできていないというような人生は、どうなのだろうとも思うのです(バランスが重要ですね)。

冒頭の話に戻って、ホールでのコンサートやバレエ、オペラなど、上演芸術で特に海外ものは高いです。現地で観られたらサイコーなのですが、セットやオーケストラまで引っ越ししてくる引っ越し公演と言われるものであれば、高いのも致し方ないと言えます。ただ、クラシックのコンサートでも室内楽などであればもう少しお手軽ですし、ライブハウスに行くのもいいかもしれません。
このようにして内面の豊かさや教養、美意識などを醸成していくことができると言えます。

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