母親が末期の膵臓癌になったので人脈を駆使して調べた「病院が絶対に教えてくれない癌から生き残る方法」※2019年7月15日追記
0.母親の膵臓がん治療で分かった「病院では教えてくれないこと」
2018年1月。お袋にステージⅡの膵臓がんが見つかり、2月に大病院で手術。無事に膵臓癌は取れ、予定では1ヶ月のリハビリで退院して抗癌剤治療に移る予定だったのが、「せん妄」発症から癌転移。大病院での再検査で治療不可能余命1ヶ月の宣告。静かに余生を過ごしてくださいといきなり言われてから、治療方法を独自に探し、協力してくれる病院を探し転院。現在、2ヶ月が経過しました。
大病院での検査では、進行が早く治療ができないと言われたのですが、現在、お袋の癌は大きくなることなく、現状維持状態。もし、病院で言われた通り諦めていたら、もっと酷い状態、最悪、もうこの世にはいなかったかもしれません。
膵臓がんの発見から現在に至るまで、お袋の癌治療を通じて独自に人脈やネットでの情報を調べて分かったことは、病院では絶対に教えてくれない癌の「予防」「入院や手術前にやること」「治療」といった「癌から生き残る方法」が確実にあるということです。
今回はお袋に起きたことを時系列で追いながら、病院では教えてくれなかった癌対策を余すところなく、お伝えしたいと思います。
1.癌は予防できる!医者が教えない、自分たちの癌予防方法
昔、お袋は年に1回、人間ドックを受けていたんですが、ここ数年は持病の鬱のために面倒がって人間ドックを受けていませんでした。しかも、以前から膵臓のエコー検査で「嚢胞」が以前からあることが分かっていて、1年に1回の検査を勧められていましたがそれも放置。更に問題だったのが、この間に糖尿病を発症したこと。
膵臓の嚢胞と糖尿病はどちらも膵臓癌にかかる可能性が高まると言われていて、これを放置したのが最初の失敗でした。
しかし、人間ドックでは膵臓の嚢胞が癌に繋がる可能性があることは教えてもらえず、糖尿病が膵臓癌の可能性を上げてしまうこともお袋は分からないまま。日頃からテレビの健康番組を見ていて友達同士で何が癌になりやすいだの、何が健康にいいだの情報交換してきたことは全くの無意味でした。
意味があるのは「人間ドックは欠かさず受ける」ということと「その結果が癌にどれだけのリスクがあるかを調べる」。この2つを自分で管理することがいちばん重要なことです。
人間ドッグも体全体の早期がん発見(がんリスク発見)のために、1年に1回「エコー」「胃カメラ」「大腸カメラor検便」「腫瘍マーカー」は必ず検査すること。しかも、できるだけ大きい総合病院で人間ドッグは受けること。この情報は私のかかりつけの内科のお医者さんから教えてもらった、医者が受ける人間ドックの中身です。(場合によっては脳のMRIも追加)
ちなみに、なぜ、大きい総合病院の人間ドックを勧めるかと言うと「癌を発見するには経験値が必要」「専門医じゃないとわからない」だからだそうで、最近、小さい病院でも盛んに人間ドックをやっていますが、小さい病院は元々は呼吸器科だったり泌尿器科だったりと専門病院であるケースが多いです。こういった病院の人間ドックは、自分たちの専門分野での癌発見は得意でも、他の部分の癌発見は経験数が少ないため、呼吸器科の先生が胃カメラの画像を見て早期がんを見落とすケースもあるらしいです。
大きな総合病院だと、それぞれの画像や結果をそれぞれの経験ある専門医が見てくれるので、早期がん発見率や癌リスクの発見率が高まるとのこと。
ちなみに私が受けている人間ドックは、中規模な総合病院なんですが、もともと呼吸器科が専門だったらしく、大きい病院で受けたほうが良いよとアドバイスを受けました。
1年に1回。5万円程度の金額。これをやらなかったばかりに、お袋は膵臓癌で苦しむことになったかと思うと、大切なのは健康番組を見て民間予防することではなく、確実な方法で人間ドックを受診することです。
2.医者が教えてくれない、癌の手術で本当に怖いのは「せん妄」
手術後に起きる可能性がある、せん妄という症状をご存知でしょうか。
75歳以上の患者さんですと4人に一人はかかる意識障害で、うちのお袋もせん妄を発症しました。
お袋の症状ですが、手術後2日めまでは意識状態も普通で、記憶もはっきりしていたのですが、3日目から急に「悪い奴らに連れてこられた!」「看護師と医者の格好をした悪い連中に殺される!」と大騒ぎし、看護師に殴りかかる始末。
病院から電話をもらって駆けつけたのですが、通常1週間程度で治るはずなのが、その後も意識障害は治らず、結局、強い薬を飲まされ無理矢理に落ち着かされたという経緯があります。
この「せん妄」。術後に発症する可能性があることを病院側は教えてくれませんでした。通常の人でしたら、1週間前後で治るので病院側もあまり気にしていないのかもしれませんが、鬱などの精神疾患を抱えている場合、せん妄を発症すると、なかなか元に戻れなくなるようです。
もし、精神疾患を持っている場合や、高齢である場合、せん妄対策は手術前に充分、行なう必要があると思います。
私はお袋がせん妄になってから、孫の写真に「今いる病院名」「なぜそこにいるのか」「心配しなくていい」ということを入れて、家族の写真をあちこちに飾りましたが、もっと早い段階。手術前にやっておけばよかったのでは?入院前に本人が本人に宛てるビデオレターを作っておいたほうが良かったのでは?と悔やんでいます。
1週間で良くなればいいのですが、うちのお袋はせん妄のせいで、妄想と過去と現在がゴチャゴチャになってしまい、自分がなぜ病院にいるかも分からなくなり、リハビリも抵抗し、ご飯も食べず、入院前は普通に歩いていたのに、今は骨と皮だけの寝たきり状態になってしまいました。
「せん妄」対策は必ずおこなってください。
癌がどうこう以前に、せん妄がきっかけになって、その後の癌治療が受けられなくなる危険性があります。
3.癌から生き残るための本当に必要なスキル
前章で、お袋が寝たきりになってしまったことを書きましたが、せん妄を発症し、ご飯も「毒が入ってる」と言い出したのをきっかけに、どんどん食べなくなり、点滴に頼ることが増え、本当は1ヶ月でリハビリを行って退院、抗がん剤治療のはずが、抗がん剤治療ができる体力が無くなってしまいました。
癌になっても、昔と違って助かる確率は格段に上がっています。
しかし、助からない原因は癌にあるのではなく、体力が無いために助からないこともあります。
お袋ですが、以前に書いた心無い親戚から受けた仕打ちのため(下の引用内リンク参照)、膵臓癌が発覚する前からも寝てることが多くなり、それに伴って、年齢の割には足腰が弱くなっていました。
また、食べるということも、以前に比べても格段に食べなくなっていて、結果、普通の人よりも足腰が弱く、食べることに対しても弱くなっていたので、急速に衰えて癌治療が受けられなくなってしまいました。
癌から生き残るために必要なのは、特に足腰の筋肉です。
それと、食べるという内臓力。
少食な人は、いざ癌になり手術を受けると、食べることが苦痛になり食べなくなり、それが体力回復の障壁になってしまいます。
癌との戦いは長い戦いになります。
退院後も抗癌剤治療がありますし、更に助かる確率を上げる先進医療をおこなうにも、体力がなかったり足腰が弱っていると、治療をおこなうのも困難になります(先進医療については別な章で書きます)
自分の基礎力。体力や筋力、内臓力が最後に助かる確率を上げてくれますので、癌になっていない今のうちから筋トレなどの運動に励んで、よく食べてください。
4.病院を転院するときに絶対に信じてはいけないこと
結局、最初に入院、手術をした大病院でリハビリをおこなうことができず、立つこともできなくなったお袋は、リハビリを中心をおこなう病院に転院することになりました。
しかし、ここでも更に問題が。
せん妄で暴れるお袋を抑えるために、手術後に飲まされ続けた強い薬が原因で、この病院に転院してからお袋は、ほぼ1日中、眠っている状態になってしまいました。
ただ、このときは、なんでこんなに眠っているのかが分からず、この病院の看護師長さんがたまたま「ずいぶん強い薬飲まされてますね」の一言で、その薬が統合失調症の人が飲む強い薬と分かって、すぐに薬を減らしてもらうようにしてもらいました。
看護師長さんお話では「もう末期癌の患者さんで(このときはまだ癌は転移していない)、眠らされてるんだと思ってました」とのことで、薬についても「何も前の病院から申し送りされていないので、そのまま飲ませ続けてました」とのこと。
転院する時、病院からの申し送りの内容は疑ってかかってください。
本当に大切なことが抜けていたり、新しい病院でその事が伝わっていないことがあります。そして、それが原因で、もっと早く治療できた可能性があることもできなくなる危険性があります。
それともう一つ。
転院先を決める際に地域連携室から病院を紹介してもらうと思いますが、情報を鵜呑みにしないほうがいいです。
パンフレットや電話での問い合わせで病院の情報を知り得て紹介してきますが、実際にその病院の雰囲気や、どんなレベルで対応してくれているかまでは分かりません。
お袋が転院してきたこの病院ですが、主治医が外科の先生で、お袋の病状については専門ではなく、入れられた病室も寝たきりが確定している人達が集まる病室。雰囲気も暗く刺激がないので、これが更にお袋の眠りを促進させたと思います。
病院は自分で探し、自分の目で見て、地域連携室からの情報は情報の一つとして捉えたほうが懸命です。
その後、薬については、いきなり止めてしまうとかえって悪影響になる場合があるということで、この日から少しずつ減らしていったのですが、お袋が目覚めるようになる前に、事態は最悪の状況を迎えてしまいました。
5.末期癌になってからが勝負!医者の余命宣告を鵜呑みにするな!
2月末に手術。それから約2ヶ月が経過した5月上旬。
相変わらずお袋は眠ったままでしたが、少しは起きている間にリハビリをおこなうなど、ゆっくりではありますが進展は見られていました。
しかし、主治医から今後の説明があると病院から電話があり、嫁と二人で話を聞きに行ったところ「血液検査の結果、腫瘍マーカーの数値がものすごい大きな値になっている。CT検査をしたわけではないが、膵臓癌は再発して、この数値であれば末期で、余命は1ヶ月単位。」とのこと。
言葉が詰まりました。一瞬、思考回路が停止しました。
手術は成功して癌は取れたはず。遠隔転移もしてなかったはず。手術して1ヶ月後のCT検査では何もなかったはず。それが再発?しかも1ヶ月で末期?
「今後は余生を過ごす方法を考えたほうが・・・」と主治医の説明に動揺を抑えるので精一杯でした。
しかし、その後、看護師長さん登場。
「先生、ああ言ってますけど、大きな声では言えないですが、セカンドオピニオンっていう手がありますからね」と耳打ち。
主治医からの説明のときは動揺して思考回路が停止しましたが、考えてみると、腫瘍マーカーだけで余命1ヶ月単位と末期の宣告っておかしくないか?
速攻で、元の病院へセカンドオピニオンの連絡をしました。
さて、元の大病院に戻ってからは、翌日にはすぐにCT検査。
結果、再発はしていませんでしたが、肺と肝臓に転移。
前回のCT検査から1ヶ月で転移していることを考えると、進行がかなり早い癌で、本人の体力もないため抗癌剤治療も不可能。放射線治療もできない場所なので、治療は無理。やはり末期ということで余命1ヶ月単位という宣告は変わりませんでした。
実は、大病院に転院する前に、嫁と先進医療や丸山ワクチンなどの治療方法を調べていたので、まず先進医療の相談をしてみると、先進医療は通院できる体力がないと受けさせてはくれない。当病院にも先進医療の設備はないとのこと。
そこで、丸山ワクチン(丸山ワクチンと先進医療については別な章で書きます)はできないだろうか?と相談すると主治医の態度が変わり、口調は優しいものの医学的に立証されていないものを使って更に寿命を減らしたらどうする気だ?みたいなことを遠まわしに言われました。
つまり、大病院が言いたいことは
「うちの病院で治療方法が無いって言ってるんだから、これ以上は無理」
っていうことで、さっさとホスピスで余命を安らかに過ごしてください。ということです。
だけど、治療方法が100%無いっていうわけじゃないんですよね。
ただ、病院側が言いたいのは、うちでやっていない治療は治療として認めないというだけで、実際は、「他の病院に移れば可能性はある」ということです。
これで、お袋が痛みや苦しみを訴えていて、生きながらえさせるのは可愛そうな状況であれば、この時点で諦めもつきますが、実は大病院に戻ってから、ようやく薬が抜けたのか、起きている状態を維持できるようになって、記憶も戻ってきて、椅子に座ったままテレビまで見て、アンパンをまるごと一個食べるまでに、いきなり回復し始めたんですよね。
この状態で、「治療方法がないから諦めろ」と言われても「諦められるわけがない」。
まさに、末期を宣告されてからが勝負!お袋に可能な治療と、受け入れ先を探す旅が始まりました。
6.がん先進医療と丸山ワクチンの本当のところ
さて、ここで、通常の癌治療以外の癌先進医療と丸山ワクチンの治験について、私が調べた内容を試験たっぷりにお話したいと思います。
これらの内容は病院側の情報はあっても、なかなか患者側の情報が少ないので、実際に調べるには少々苦労する部分かもしれません。
まず、先進医療ですが、私が調べた一般でも治療を受けられるのは下記の治療方法です。
他にも陽子線治療などもありますが、今、高い効果が検証されているのは上の3つではないかとネット上の情報を見て雰囲気を感じたのと、北海道でも免疫療法は札幌の北楡病院、癌遺伝子検査は北海道大学病院でおこなっているので、身近で受けられる先進医療として候補に上げていました。
※それぞれの治療についてはリンク先をご参照ください。
保険適用外ですので、どの治療も一式200万円ほどかかるのと、先進医療は入院している病院では受けてはいけないというルールがあるので、必ず通院しながらの治療になります。
となると、先進医療を受けられる人というのは、ある程度、自分の力で病院まで来れる体力がある人ということになり、やはり、体力と筋力が生き残るための鍵となってきます。
このため、お袋はどの治療もアウト。電話でそれぞれの病院に確認しましたが、通院できる体力が条件となると、やんわり断られました。
こうなると、体力がないお袋でも受けられる癌の治療となると
丸山ワクチンはよくTVの企画番組でも物議を呼んでいる、癌への治療効果があると言われ続けているにもかかわらす認可が下りず、ずっと治験扱いにされている保険適用外の免疫療法です。
前章でも書きましたが特に大病院からは異端の物として毛嫌いされていて、丸山ワクチン自体は東京に行けば手に入れることは難しくなく、料金も1ヶ月1万円程度。しかし、問題は丸山ワクチンを打ってくれる病院。とくに入院しながら打ってくれる病院がなかなか無いということ。
特にお袋の場合は、できる治療がないので、丸山ワクチンだけのために入院させてくれる病院というのが本当に見つかりませんでした。
ただ、もう一つ、治療の可能性があるのが、がん温熱療法。熱で癌を攻撃する治療方法で、寝たきりでも治療が受けられる方法。
現在、お袋は、がん温熱療法で治療入院しつつ、「ついでに」丸山ワクチンを打ってもらっているという治療をおこなっています。
これをやってくれる病院を探すのも一苦労だったんですが、そのお話は次の章でします。
ここで言いたいのは、もし癌になったと分かったら、小さい大きいにかかわらず動けてお金があるうちは、先進医療でも丸山ワクチンでも受けられるものはすべて受けてください。
昔、友人がステージⅡ初期の乳がんで退院後、再発。この世を去りました。生存率が高いと安心していたのに、初期でも転移してしまえば取り返しがつかなくなります。
命が永らえる確率を上げるためにも、受けられるものはすべて受けてください。
7.癌から生還するための情報はこうして見つける
特に丸山ワクチンを打ってくれる病院探しですが、最初は片っ端から病院に電話をかけて聞こうと思いました。しかし、思いとどまったのが、おそらく電話でいきなり「入院して丸山ワクチン打ってください」と言っても、簡単に「ダメです」とやんわり断られるだろうと考えたからです。
事実、以前に丸山ワクチンを治療方針として取り入れた病院があることを、友人から聞いて電話したんですが、「今は管理が難しくてやってません」とあっさり断られました。
電話で片っ端にかけていくのは非効率過ぎるので、私がやったのは「リアルの友人」「Facebook」「Twitter」で情報提供を呼びかけることでした。
呼びかけから2日程度で、入院して温熱療法しながら丸山ワクチンを見つけることができたのも、リアルの世界とSNSも含めた人脈。フォロワーの数が決め手になりました。
特にTwitterですが、趣味のキャンプでフォロワーになっている方々が600人くらいいて、会ったこともなく、Twitter上のリプでどんな人かも分からないまま会話していたんですが、アニメアイコンであろうと、ふざけたアイコンであろうと、その中の人というのは物凄い経験や知恵を持っていることがあります。
リアルの友人(Facebookも含む)ですと、身元確かな医療関係者を紹介してくれたり、情報を聞いてくれたりするんですが、医療関係者の情報とはイコール病院の情報で、丸山ワクチンみたいなイレギュラーな情報は手に入りませんでした。
しかし、twitterは様々な職業の人達が乱立していて、フォロワーもそこそこいれば、イレギュラーな情報でも当たることがあります。
介護施設を経営されているフォロワーさんが丸山ワクチンを打ったことがある訪問看護を探してくれて、そこで聞いたら何か分かるかも、というアイディアをいただき、これがドンピシャ大当たり。
そこで紹介してもらった病院が短期間で受け入れてくれたという奇跡を呼んでくれました。
今の時代、命を救うのに必要なのは情報です。その情報を得るためには、リアルもネットも含めたフォロワーの数が物を言います。
癌から生き残るために、今から交流できるフォロワーを集めて、いざというときには一斉に情報収集できるようにしておきましょう。
8.癌で死ぬ人、生き残る人の違い
癌から生き残るには病院の話を鵜呑みにしてはいけません。
だからといって、病院を否定するものではありませんので、そこは誤解しないでください。病院という閉鎖的な組織では「自分たちの正義」があります。しかし、その正義は世の中全てに通用することではありません。鵜呑みにして癌の治療を諦めるのではなく、自分で考えることが大切だと思います。
現在、お袋ですが(2018年7月現在)、癌はCT検査の結果、丸山ワクチンが効いているのか大きくなることもなく、もともと転移していた癌はさほど大きくないので、無症状のまま生きながらえています。
しかし、癌よりも、寝たきりだった期間の長さが災いし、やはりご飯を食べることを嫌がり、体力と筋力が落ちて起き上がることも、食べ物を飲み込む力も失われてしまいました。
しかし、まだ諦めていません。癌が進行していない以上は、苦痛を訴えていない以上は、生きるための努力をつづけていきます。
しかし、過去を考える「もし」は考えたくないのですが、考えてしまいます。
もし、人間ドックを無理矢理でも受けさせていたら。もし、事前にせん妄の対策をしていたら。もし、転院先を連携室の情報を鵜呑みにしないで別な病院にしていたら。もし、転院先を病院ではなく施設にしていたら・・・
癌で死ぬということは、こういった事前情報と「もし」の決断が無かったために起こりうることなんだと痛感しています。
これをお読みいただいた皆さんは、ぜひ、癌の予防のために、癌になっても生き残るために、情報から正しい選択をしていってください。
自分自身こう思います。
「もし、ここに書いた情報を事前に知っていたら・・・」と。
※2019年7月22日追記
もう一つ、癌から生き残るためには多額なお金が必要になる場合があります。以下が癌とお金にまつわる記事です。
特に先進医療が必要となる場合の金額は莫大で、医療保険で特約でも付けていないと、癌から生還するまでにどれだけのお金が必要になるか、計り知れないものがあります。
そして、お金がない、ということが気力を失わせ、助かる命も助からなくしてしまうこともあります。
もし、癌になってお金がない、ということになったら、なりふり構わず、polcaなどのクラウドファンディングなどを頼ってください。
個人からの支援は後々になって重箱の隅をついてくる不謹慎厨たちが「何に使ったんだ!」「嘘ついただろう!」「金返せ!」といった炎上を起こしてきますが、気にせず命のためにお金を集めてください。
そもそもこういった支援は一切の見返りを求めてはいけないのです。使いみちをあれこれ詮索して叩くようなものではなく、支援を受けた人が笑顔を取り戻せば何に使おうと良いんです。私は今も個人組織含めて、余裕がある場合は支援していますが、使いみちはどうでもいいと思ってます。がんの治療費に当てようが、生活費に当てようが、笑顔になれるためにそのお金でお酒を飲もうが、今の状況が少しでも改善すれば支援を受けたお金は何に使っても良いんです。
だから、癌でお金に困ったら、叩かれることを気にせず、ありとあらゆる支援を受けてください。
命より大切なものはありません。
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