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神社の基礎知識

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神社に「鏡」があるのはなんで?

神社に「鏡」があるのはなんで?

日々の暮らしの中で、誰もが目にする「鏡」。

朝起きて鏡で顔を確認したり、全身を写して身だしなみを整えたり。自らの姿を客観的に捉えるためにも、なくてはならないものですよね。

私たちにとって鏡は、本来であれば外からは見ることのできない「自分」を、ありのまま見つめる機会を与えてくれます。

そして、ある意味でそれは「外見」だけに留まらず、「内面」を写し出す役割も担っているとも言えます。

◆神社にお

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【令和6年厄年表】「厄年」の意味は? 厄年をポジティブに過ごす

【令和6年厄年表】「厄年」の意味は? 厄年をポジティブに過ごす

早いものでもう年の瀬。
寒さも本格化し、今年も終わりを迎えようとしていますね。

毎年これぐらいの時期には、「来年は厄年だからお祓いに行かなきゃ」「来年は厄年だから悪いことが起きちゃうのかな?」といった「厄年の不安」を耳にします。

現代では「災難が起こりやすい禁忌」としてのイメージが大きくなった「厄年」ですが、実は厄年には「もう一つの大切な意味」があります…!

人生の転機を迎える「厄年」厄年と

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神様は、自分の心を映す「鏡」?

神様は、自分の心を映す「鏡」?

日々の暮らしの中で、誰もがあたりまえに使っている「鏡」。

朝起きれば、まず洗面所で顔を確認したり、全身を写して身だしなみを整えたり。鏡は自らの姿を客観的に捉えるためにも、日常の中になくてはならないものです。

私たちにとって鏡は、本来であれば自分では見ることのできない「自分」を、見つめる機会を与えててくれるものですが、ある意味では鏡は「内面」をうつし出す役割も担っているとも言えるかもしれません。

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神様のいる生活

神様のいる生活

春爛漫の季節になりました😊

当社境内でも、八重桜や照手桃など様々な花々が見頃を迎えています…!

当社は4月末まで「さくら詣」の期間🌸

新年度に心新たに、清々しくお参りをいただければと、皆さまのご参拝を特別なご用意にてお待ちしております。

またこの期間、当社ではを桜色の和紙で包んだ特別な“お神札”をお分かちしております。

心新たにお神札を御奉斎いただく機会になればと、お神札をお受けいた

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神様は心の鏡?

神様は心の鏡?

日々の暮らしの中で、誰もが毎日のように使っている「鏡」。

朝起きれば、まず洗面所で顔を確認したり、全身を写し出して身だしなみを整えたり、自らの姿を客観的に捉えるためにも、日常の中になくてはならないものですね。

私たちにとって鏡は、本来であれば外からは見ることのできない「自分」を、ありのまま見つめる機会を与えてくれます。

そして、ある意味でそれは「外見」だけに留まらず、「内面」を写し出す役割も

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お守りや授与品の更新は「年末年始」に

お守りや授与品の更新は「年末年始」に

早いものでもう年の瀬。

新年を迎える準備はお済みでしょうか?

さて、何かと忙しいこの時期にこそご提案したいのが、「お守りや授与品の更新」です。

そもそも、お札やお守りなどの授与品は、どのくらいの頻度で交換するべきなのでしょうか?

大晦日の大祓や大掃除など、身辺を清めて新年に向かうこの時期は、お守りや授与品の更新タイミングにもピッタリ。

皆さまの「心の拠り所」として親しくお護りを頂くために

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迫る2021年。 お守り、いつ替える?

迫る2021年。 お守り、いつ替える?

早いもので本年もあとわずか。2021年の足音が近づいて参りました。
新年を迎える準備はお済みでしょうか?

1年間守っていただいたお札やお守りを、12月中旬から正月にかけての大掃除の時期で新しいものに替える方も多いでしょう。

そもそも、お札やお守りなどの授与品は、どのくらいの頻度で交換するべきなのでしょうか?

授与品ってどのタイミングでかえるもの?

お札やお守りも「年のもの」といわれ、十分な

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新しい生活様式に合わせて、机の上からあなたを見守る「つくえ守り」の授与を開始

新しい生活様式に合わせて、机の上からあなたを見守る「つくえ守り」の授与を開始


令和3年、2021年元旦より、ワークデスクや勉強机など、つくえの上に置く新しいお守り 「つくえ守り」 の授与が始まります。

「つくえ守り」令和2年、2020年は新しい生活様式が提唱され、今まで当たり前だった日常や、社会との繋がり方が大きく変わった一年。

学問・芸能・仕事の神様をお祀りする小野照崎神社では新たに、日常の中で心を静め、拠り所となるお守りとして「つくえ守り」を奉製しました。

机の

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「年末の大掃除」の原型は神社にあり!? 12月は清めの月

「年末の大掃除」の原型は神社にあり!? 12月は清めの月

早いもので2020年も最終月。
師匠が走るほどに忙しい…そんな師走がやってきました💨

年末といえば大掃除!ですが、多くの神社でも12月13日の「正月事始めの日」に「煤払い(すすはらい)」を行い、各所を清め、お正月を迎える準備、「歳神様」をお迎えする準備をはじめます。

12月の御朱印も年末のお清めにちなんだもの。冬至にゆず湯で身体を清める、「湯垢離」を楽しむ御祭神と動物たちをあしらいました♪ 

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とっても深い「結び(むすび)」という言葉の意味 そのルーツは日本神話にあり!

とっても深い「結び(むすび)」という言葉の意味 そのルーツは日本神話にあり!

今月の当社の御朱印で、キーワードとなるのが「結び」という言葉。
皆さんは「結ぶ」という言葉で何を思い浮かべますか?

「結ぶ」という言葉には、“ひも状のものをくくる”という意味のほかにも「繋げる」「まとめる」「創る」「固まる」「締める」のようなさまざまな意味があり、「人と関係をむすぶ」「契りをむすぶ」といったご縁や心をつなぐ意味でも使われます。

古来、“願いを込めて結ぶことは、人の想いまでをも留

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『神話と神使を巡る旅』

『神話と神使を巡る旅』

秋季例祭 神振 「足利学校」平藤喜久子先生の講話より
当社では、上野照崎の地より現在の鎮座地である入谷に遷座した日を記念して、毎年9月19日に秋季例祭を、23日の勤労感謝の日には神賑として「足利学校/雅楽の夕べ」を開催しております。

「足利学校」はご祭神であります小野篁公が創建された日本初の民間の学校です。その故事にちなみ、この名を題した日本を知るための文化講演。 今年は、國學院大學 日本文化研

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