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「にぎる」と「つかむ」は、どう違う?

1.問題の提示


①右手で、左手の手首を“にぎって”ください。
②右手で、左手の手首を“つかんで”ください。

どうですか?
違いがわかりましたか?
どっちも同じ行動をしていませんか?

「違いがわかった!」という方は、以下の記事を読む必要はありません。

「わかんねーよ」
「おんなじじゃん?」


という方、いっしょに勉強しましょう。


2.例文で考える

いくつか、例文を挙げてみましょう。

× バスケットボールをニギル
〇 バスケットボールをツカム

〇 野球のボールをニギル
〇 野球のボールをツカム

〇 おニギリ(おにぎり)
× おツカミ(おつかみ)

〇 手首をニギル
〇 手首をツカム

〇 ニギリこぶし(握り拳)
× ツカミこぶし(掴み拳)

3.例文から違いを抽出


さぁ、例文から違いを考えてみましょう。

違いその① 対象物の大きさ

「ニギル」→対象物は、手の平に収まりきる
「ツカム」→対象物は、手の平に収まりきらないこともある

つまり、「ニギル」の方が、対象物が限定されてしまいます。

野球のボールは小さいので、「ニギル」も「ツカム」も使えます。
バスケットボールは大きいので、ニギルことができません。

違いその② 力を入れる部位・様子

「ニギル」→手の平と指をしっかりしめつける
「ツカム」→指先のみに、力を込める

↓消しゴムをニギル

画像1

(汚い手でごめんなさい・・・・・・)

↓消しゴムをツカム

画像2

(なんて黒い手なんだ・・・・・・)

4.★まとめ and  発展★

「ニギル」と「ツカム」の違いは、いくつかあります。
以下の表にまとめました。

01_にぎるとつかむ


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