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感情なんだか雑巾なんだかわからなくなる
あまりに打たれすぎると
感情が雑巾みたいに汚れる
吸収量が限界になると
ぎゅうっと絞って汚れを落とそうとしているのか
ねじれて苦しくなる
少しじっとしてると平気になる
たいていは、いつのまにかきれいになる。
後で何事もなければね
Tokyo weather report
東京の空の下の気象レポート。
電車の中で眠る人。
帰路につく人。
自転車で通学する学生。
陽の下で散歩する老人。
当てもなく歩く学生風の人。
携帯につないだイヤホンを当てて歩く人。
都市の中で交差してる。
頭の上にどんよりした雨雲、どしゃぶりの雨雲を乗っけて歩く人。
電車で眠る人の頭の上には晴れマーク。白い雲がよぎる。
帰路につく人の頭の上にはさまざまな天気。
晴れ、雨、雪、雹、たまに台風。
トラヴィス・スコット
ベッドでぐったりして、トラヴィス・スコットを聴いていた。
感情の起伏がある沈み込むような電子音が、すりきれそうになってる心に寄り添ってくる。
ここ数年の音はトラヴィス・スコットの影響を受けた音が氾濫していた。
ボコーダーを多用した音は飽きたよと思いながらも聴いてしまう。
もうひとつの側面は大騒ぎのための音で、みんなパーティを待っていたのか、悲惨なことになった。
9歳の少年にはどんな風に聴こえてい
A Rainbow in Curved Air
ストレートで広い道がある。
ぐにゃぐにゃと曲がりくねった道になる。
国に犬のための規則と猫のための規則ができた。
犬と猫が整列して曲がりくねった道を行進している。
目的がないから四六時中。行進ばかりしている。
月の夢から生まれた広場と虹の夢から生まれた広場がある。
冬に咲く花、夏に咲く花、秋の果実、春の花。
一緒に咲いている。
そこで恋をして過ごしている。
この国の最良の精神たち
黄金と詩3~やがてユートピアへ
午後9時の地下鉄の階段。
これから街へ繰り出す学生らしき集団とすれ違う。
夜は彼らを祝福する。
この先、何度も夜に、夏に、夏休みを迎える彼らと交差する。
夜の地下鉄の階段。
疲れて重い足をひきずって階段を上がる。
静かな住宅街を歩いている。
異世界の夢を見る。
急に思い出した学校の休み時間。
そのドタバタ過ごしたような。
あらゆる夢や空想や詩が都市の上に雲のようになって集まって