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内定承諾率が上がらないのは、なぜ?

人事の皆さん、採用活動は順調ですか?

「最終面接も良い感じ」「オファー面談も好感触」だったにも関わらず、内定をお断りされた経験はないでしょうか?

なぜか?その理由は大きく3つ――市場、競合、自社の観点です。


内定承諾率が上がらないのは、環境変化が影響している


かつて以上に人材獲得競争が激化しています。それは「市場」の観点で見ると、労働人口減少で売り手市場が続いているからです。

記事執筆時点の最新データで言えば、2024年卒の大卒求人倍率は1.71倍(リクルートワークス研究所調べ)。

従って、内定を出したとしても、就活生は他にも内定を得ている可能性がある訳です。

より良い環境・条件の企業を見つければ、基本はそちらを優先するものでしょう。

さらに懸念すべきは、今後もこの傾向が続くことです。

労働人口が減り続けると、需要と供給のバランスが歪なものになってきます。


人材獲得競争は、内定を出した後も続いている!?


内定を出すまでの選考プロセスは気が抜けませんよね。当然ながら、就活生は他社も同時に受けているからです。

ただ、内定を出した後はと言うと、少しホッとするもの。ここに油断が生まれます。

「競合」の観点で言えば、競合のグリップ力の強さにも注意すべきです。

同時に受験している競合他社が、自社よりも魅力的な条件を再提示したり、内定以降もフォローを徹底していたり、人事担当者が継続的に寄り添ってくれたりすることなどが考えられます。

内定を出した後も継続的に、その内定者の周囲で何が起こっているかを把握することが大事です。


選考プロセスを通じて、自社のことをどう思ってもらいたい?


最後は「自社」の観点です。

これは選考プロセスにおいて、良い印象を与え切れていなかったことが考えられます。

例えば「会社の雰囲気が暗い」「面接官の態度が偉そう」などが典型例です。

一方で、逆に印象が良過ぎてしまい、現実的な部分を伝え切れていなかったということもありえます。

「最後までお客様扱いされて、御社で働くイメージが湧かなかった」

こんなコメントをもらったときは、こうした側面があったかもしれません。


「この人と一緒に働きたい!」そう思ってもらうために、熱意を伝え続ける努力を!


どんな企業でも、内定辞退は一定割合で起こりえます。こうした事実は、採用活動を経験した方なら誰しも分かっていることでしょう。

ただ、そう分かっていても、採用担当としてオファーを断られるのは正直辛いものです。

ただ、その気持ちになるのは、採用担当の皆さんが「この人と一緒に働きたい!」と本気で思っているからこそです。

その熱意は素晴らしいものだと思います。

無理に引き留めるのはNGだとしても、その熱意が伝わるように努力はしていきたいですよね。

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